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キウイは腐るとどうなるの?
キウイを購入しても賞味期限などが表記されていませんので、いつ頃腐るのかはわかりませんが、キウイが腐るとどうなるのかは分かります。
ここでは、腐ってしまったキウイの状態や腐ったキウイの見分け方を紹介します。
腐ったキウイの状態
キウイは熟してくるとガスが発生してキウイの果肉が発酵してくる果物です。
キウイは日にちがたつと果肉が柔らかくなり、発酵してきて苦味が出てきます。キウイに苦味を感じた場合は、キウイが腐る前ぶれです。
その場合に、キウイを食べても美味しくなく、栄養成分も減っていますので、キウイがじゅくじゅくになる前に食べきるようにしましょう。
腐ったキウイの見分け方
キウイが腐ってくると、下記のような状態になります。
- キウイにカビが生えてくる
- キウイの水分が抜けてシワが増えてきて小さくなる
- キウイから異臭がしてくる
- キウイを触ると崩れてしまう
- キウイから異臭がして味が苦くなる
- キウイが膨らみ泡が出ている
キウイは皮の色を見ただけでは腐ってしまっているのか判断がしづらいフルーツですが、このような状態になっている場合は腐っている可能性が高いので、食べるのは控え思い切って処分しましょう。
《 ポイント 》
- キウイは熟してくるとガスが発生してキウイの果肉が発酵してくる。
- キウイに苦味を感じ場合は、キウイが腐りかけている状態です。
- キウイがじゅくじゅくになる前に食べきるようにする。
- キウイが腐っている可能性がある場合は食べるのは控え思い切って処分する。
キウイが赤いのは腐っているの?
キウイが赤いのは腐っているわけではないが味が落ちる
キウイの果肉は通常緑色をしていて、ゴールデンキウイの果肉は黄色となりますが、キウイが腐り始めると果肉が赤茶色に変色してきます。
このような状態になっている場合は、明らかに味が落ちてしまっています。
果肉が変色したキウイは触ってみると柔らかくなっていて表面がブヨブヨの状態になり水分がでてくることがあります。また、果肉が変色してしまったキウイは更に時間が経つとキウイは型崩れしてきて苦くなっていきます。
キウイが腐る特徴は柔らかくなって水分が出てきます。その場合は食べるのはやめて諦めて廃棄しましょう。
キウイの中心が赤いレインボーレッド
キウイの品種の中には果肉の中心が赤いレインボーレッドという品種があります。
これは他の品種のキウイと比べて比較的小降りで、産毛がほとんど無く、くぼんだ形をしています。レインボーレッドの果肉の断面の見た目は外側は緑色で、種の周辺部分は赤色で、中央部分は白色なのが特徴です。
レインボーレッドの場合は赤くなっているからと言っても傷んでいるわけではありません。
レインボーレッドは糖度も高く、酸味が少なく甘味がとてもあります。栄養成分も他の品種のキウイと比べてたんぱく質分解酵素のアクチニジンが少ないのが特徴です。
このことから食べても舌がピリピリしないという特徴があります。
品種がわからないままキウイをカットして食べようと思ったときに、レインボーレッドの場合は種の周辺部分が赤いため、傷んでしまっていると思ってしまうことがあるかも知れません。
品種が不明で種の部分が赤い場合は念のため匂いを嗅いで判断しましょう。
《 ポイント 》
- レインボーレッドの果肉の断面の見た目は外側は緑色で、種の部分は赤色で、中央部分は白色なのが特徴。
- 元々種の周辺が赤いため傷んでいるのでは?と思ってしまうかも知れませんが問題ありません。他の品種の場合は傷むと赤っぽく変色することがあるので匂いで判断してください。
- レインボーレッドは糖度も高く、酸味が少なく甘味がとてもある。
- 栄養成分も他の品種のキウイと比べてたんぱく質分解酵素のアクチニジンがすくないのが特徴です。
キウイを腐らせないための正しい保存方法
キウイの正しい保存方法
キウイはとても追熟しやすい果物で、常温保存には向いていません。
キウイは熟しやすく腐るのも早いので、野菜室で保存する必要があります。冷蔵庫の冷気で酵素の働きが弱まるので、キウイの追熟が遅れキウイを日持ちさせることができます。
また、キウイは冷凍保存も可能です。冷凍保存をする場合は、腐る前にキウイの皮を剥いてカットし、タッパーや冷凍用の保存袋に入れて密封してから冷凍庫で冷凍保存しましょう。
キウイの保存期間
完熟のキウイは常温で保存しておくと追熟が止まらず熟しすぎて傷んでしまいます。
完熟のキウイはなるべく他の野菜や果物と離して冷蔵庫に入れておくことで、1~2週間は保存することができます。冷凍保存をした場合は、1~2ヶ月保存可能です。
キウイの食べごろの見分け方
キウイの食べごろの見分け方は、キウイの上下を指で軽く押してみて、軽く弾力がある状態が食べごろとなります。
側面を押してみても水分を含んでいるため早い段階で弾力を感じることができますが、中心部の白い部分がまだ固く酸っぱいということになるので、キウイの上下の部分を押して弾力を確かめましょう。
キウイを握ったときにキウイを指で軽く押してみても、固くへこまなかった場合は、まだ食べごろではないので熟すのを待ちましょう。
キウイを追熟させる方法
室温のほうが追熟が進む
新鮮で熟していない未熟なキウイは、冷蔵庫に入れずに室温の常温で追熟をさせましょう。まだ熟していないキウイの追熟方法は以下の通りです。
- ペーパーに包む
新聞紙やキッチンペーパーなどで、キウイを一つずつ包む。 - 保存袋に入れる
キウイ5個位をめどにビニール袋などの保存袋に入れる。 - 穴を開ける
保存袋の口を軽く縛ってから、保存袋にいくつか穴を開る。 - 放置する
そのまま常温で保存袋に入れたキウイを放置する。
常温が15度~20度位の場所なら、約一ヶ月前後で追熟が可能です。追熟が長いとキウイが腐る原因になりますので注意しましょう。
りんごやバナナなどと一緒に入れる
新鮮で熟していない未熟なキウイはりんごやバナナなどの果物を使い追熟をさせましょう。室温の常温で追熟するよりも、早く追熟させることができます。
キウイをりんごやバナナなどの果物と一緒に保存袋等に入れておくと早く追熟します。
りんごは果物の中でも特にエチレンガスを発生しやすいフルーツなので、エチレンガスの影響によってキウイの熟成の速度を早めることができます。リンゴと一緒に袋に入れると追熟が進みやすくなるので室温で保存して2~3日置いてください。
リンゴがない場合は、バナナや梨やみかんなどのフルーツでも代用できますが、リンゴと比較した場合エチレンガスの放出量が少なくなってしまうので追熟で完熟になるまで時間がかかってしまいます。
《 ポイント 》
- 新鮮で熟していない未熟なキウイは、冷蔵庫ではなく室温の常温で追熟させる。
- 新鮮で熟していない未熟なキウイはリンゴと一緒に袋に入れて追熟させる。
- リンゴがない場合は、バナナや梨やみかんなどで代用して追熟させる。
最後に
キウイが腐るサインは匂いと苦味です。
キウイは日にちが経つと果肉が柔らかくなり、発酵してきてアルコールのような匂いと苦味がします。キウイに苦味を感じたときはキウイが腐る直前、または腐りかけている状態です。
キウイを日持ちさせるためには、冷蔵保存をして追熟を早める場合は常温保存し、追熟をさらに早めるためには、リンゴなどの果物と一緒に袋に入れて保存しておくことがおすすめです。
キウイは冷凍することも可能です。夏場は冷たくてシャーベットのように食べることができるのでおいしいですよ。
正しいキウイの見分け方と追熟をして、美味しいタイミングでキウイを味わってくださいね。