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ファスナーの滑りをよくする方法5選!
さっそく、ファスナーの滑りをよくする方法を紹介します。家にあるものでも簡単に修理することができるので、ぜひ参考にしてみてください。
ろうそく
ろうそくを使ってファスナーの滑りを良くすることができます。仏壇があるお宅だと、置いてあることも多いと思うので、滑りが悪くなったときに探してみてください。
- 歯ブラシでろうそくをこすり、ブラシの毛にろうをつける
- ファスナーを開く
- ろうのついたブラシでファスナーのエレメントをこする
- ファスナーを開け閉めして、直ったら完了
歯ブラシを使うときには使い古しではなく、新しいものを使うようにしましょう。新しいものは毛先が均等になっているので、ろうそくを塗りやすいです。
ファスナーのエレメントとは、ファスナーの中央にある歯のような構造のもの。そこにブラシでろうをこするように延ばしましょう。ろうそくは油分を含んでいます。エレメントに塗り延ばすことで油分が潤滑油になってスムーズにファスナーが動く仕組みです。
《 ポイント 》
- 油分が潤滑油になってスムーズにファスナーが動く
- エレメントとは、ファスナーの中央にある歯のような構造のもの
シリコンスプレー
シリコンスプレーを使って、ファスナーの滑りを良くすることが可能です。
シリコンスプレーは家具や車をコーティングするときなどに使われています。DIYや車の整備が好きな方は持っていることが多いでしょう。
- エレメント部分に吹きかける
- 上下に何度か動かしてみて、直ったら完了
シリコンスプレーには、防水・撥水・潤滑効果があるので、ファスナーを直すのに適しています。ただし、作業するときは床や壁には付着しないようにしましょう。付着した部分が滑りやすくなってしまうためです。新聞紙などを敷いて、汚れないようにしてください。
《 ポイント 》
- シリコンスプレーには、防水・撥水・潤滑効果がある
- 床や壁にはつかないようにする
鉛筆
小学生・中学生のお子さんがいる家庭ならば1本は置いてある鉛筆。ファスナーを動かすのに鉛筆が十分に役立ちます。
- ファスナーを閉じたまま、鉛筆でエレメントをこする
- とくに凸凹部分を鉛筆の芯でしっかりこする
- ファスナーを上下に動かす
- 直ったら完了
鉛筆が潤滑油になる理由は、黒鉛が入っているから。黒鉛の効果でファスナーの滑りが良くなります。こするときは鉛筆の芯が折れないように力加減を調節するようにしてください。尖った芯よりも、少し使ってある芯の方がこすりやすいです。
《 ポイント 》
- 鉛筆が潤滑油になる理由は、黒鉛が入っているから
- 力加減を調節することが必要
固形石けん
お家のキッチンや洗面所、お風呂に必ずあるのが固形石けんを使えば、簡単にファスナーの滑りを良くできます。
- 綿棒で固形石鹸を少しこすり取る
- 石鹸がついた綿棒でエレメントをこする
- 上下に動かしてみて、直ったら完了
固形石鹸は、滑りを良くする成分が入っているので、潤滑油として活用できます。ただし、これは乾いた石けんのみ。ヌルヌルの石けんだと、水分を含んでいます。水分がファスナーをサビさせる原因になってしまうので、必ず乾いた石けんを使いましょう。
《 ポイント 》
- 固形石鹸は、滑りを良くする成分が入っている
- 乾いた石けんを使う
ワセリン
ワセリンもファスナーの動きを改善させるのには、うってつけの存在。美容に気を使っている方や、肌が弱い方が持っていることが多いアイテムです。
- 綿棒にワセリンを付けてなじませる
- ワセリンをつけた綿棒でエレメントをこする
- 上下に動かしてみて、直ったら完了
ワセリンには油分が入っており、その油分が滑りを良くするのに効果を発揮します。たくさん塗ってしまうと、ベタベタになるので、綿棒が湿るくらいでOKです。1回で治らない場合には、何度か試してみてください。
《 ポイント 》
- ワセリンには滑りを良くする油分が入っている
- 付けすぎないようにする
ファスナーの滑りをよくする作業の注意点
ファスナーの滑りを良くするための作業では、いくつか注意して置かなければいけないことも。守らないと人体に悪影響が出たり、大切なバッグや洋服に傷が付いたりします。しっかり読んで覚えておきましょう。
シリコンスプレーを使うときには換気する
シリコンスプレーを使うときには必ず換気するようにしてください。
シリコンスプレーは密閉された部屋で使うと、部屋中にシリコンスプレー充満。意図せず吸い込んでしまいます。シリコンスプレーの成分は人体には悪影響なので、注意してください。
床や壁に付着してしまうと危険なシリコンスプレー。実際に使用する場合は、屋外がおすすめです。ただし、公道などではなく自分の家の敷地内でおこなうようにしてください。
《 ポイント 》
- シリコンスプレーの成分は人体には悪影響
- 実際に使用する場合は、屋外がおすすめ
ファスナー以外に潤滑油がつかないようにする
潤滑油を使用するときは、ファスナーやエレメント以外には潤滑油がつかないようにしましょう。色付きのろうそくを使う場合、生地部分についてしまうとシミになってしまいます。
他にも使う潤滑油の量が多すぎても油分によりシミができてしまうことも。適切な量を適切な部分に塗るようにしましょう。
《 ポイント 》
- 生地につくとシミになってしまうことがある
ファスナーの滑りが悪くなる原因と予防策
では、なぜファスナーは滑りが悪くなってしまうのでしょうか?
ファスナーが動かなくなってしまうのは原因があります。その原因を知っていると、正しく予防することが可能。以下では、原因と予防策について解説します。
ファスナーの滑りが悪くなってしまう原因
ファスナーの滑りが悪くなってしまう原因はエレメントの油分が無くなってしまうこと。もともとファスナーには油分が付いています。使用していくうちにファスナーの油分が無くなり滑りが悪くなってしまうのです。
《 ポイント 》
- 原因はエレメントの油分が無くなってしまうこと
ファスナーの滑りが悪くなるのを予防する方法
ファスナーの滑りが悪くなってしまう前に予防策をとっておきましょう。予防をしておくことで、ファスナーを長持ちさせることができます。
洗濯の頻度はできるだけ少なく
洗濯の頻度はできるだけ少なくするようにしましょう。洗濯はエレメントの油分が減ってしまう原因になります。
消臭剤をふりかけて、天日干しするなどして洗濯の回数を少なくするようにしてください。もしも洗濯する場合には、ネットに入れましょう。
保管するときは湿気対策をする
湿気はファスナーの油分が無くなってしまう原因になります。湿気が多いと感じるところには、湿気取りなどを設置して対策するようにしてください。
《 ポイント 》
- 洗濯の回数を減らし、洗濯するときにはネットに入れる
- 湿気が多い場所はNG
さいごに
今回は、ファスナーの滑りを良くする方法について紹介しました。
ファスナーの潤滑油になるものは5つ。ファスナーが動かなくなったときには、自分の家にある身近なものを潤滑油として使ってみてください。使うときには必ず注意事項は守りましょう。
もしも、エレメントの凹凸部分が欠けてしまっている場合には、修理に出して直してもらうようにしてください。原因と対策を知っていれば、ファスナーを直す頻度も減ります。
ファスナーの滑りが悪くなる前に対策をして、ファスナーを長持ちさせるようにしましょう。