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マーガレットの花言葉
純潔なイメージを与える純白のマーガレットの花言葉は愛に関する言葉や表現、意味が多いようです。
- 恋を占う
- 心に秘めた愛
- 信頼
- 誠実
- 真実の愛
- 貞節
- 優しい思い出
- 私を忘れないで
など、素敵な花言葉です。
花言葉は、17世紀頃、現在のトルコであるイスタンブールで発祥したと伝えられています。やがてヨーロッパ全土、そして世界へとその地域のイメージで広まったため、花言葉は一つではなく、また国によっても違う意味を持つものもあるようです。
色に関係なく、共通している花言葉は「恋占い」です。マーガレットは古くからヨーロッパで、恋を占う時に使われてきた花です。
女性ならマーガレットの花びらを一枚一枚手でちぎりながら「好き」「きらい」「好き」「きらい」…と好きな人を思い浮かべながら、恋占いをした経験がありますよね。
ではここで、面白いことをお教えしましょう。
マーガレットの花びらの枚数は奇数です。なので、「好き」から始めたら「好き」で終わるようになっているんですよ。
海外での花言葉
西洋における英語のマーガレットの花言葉は、主に秘密の恋「secret love」と信頼「faith」のふたつです。
西洋でも、簡単に人に打ち明けることのできない「秘密の恋」という花言葉があり、それは愛する人との「信頼」を象徴しています。
フランスでも、マーガレットは恋の花占いに用いられる代表的な花です。
一枚ずつ花びらをちぎりながら、「愛している」→「少し愛している」→「とっても愛している」→「全然愛していない」というように、日本とはちょっと違った占い方をしているようです。
《 ポイント 》
- マーガレットの花言葉は、恋を占う・心に秘めた愛・信頼・誠実・真実の愛・貞節・優しい思い出・私を忘れないでなど
- 色に関係なく、共通している花言葉は「恋占い」
- 西洋での花言葉は、秘密の恋(secret love)と信頼(faith)
- 花言葉は17世紀頃のイスタンブールが花言葉の発祥の地
【カラー別】マーガレットの花言葉
白色の花言葉は「秘めた愛」「恋占い」「信頼」
純粋で清楚なイメージを与える白色のマーガレットには、「秘めた愛」という意味深な花言葉があります。
誰にも話すことのできない「心に秘めた愛」を抱えているのでしたら、白色のマーガレットの花びらを一枚ずつちぎりながら、秘めた愛の未来を占ってみるのもいいでしょう。
他にも、大切な家族、恋人、友だちとの関係を繋げてくれる「信頼」。信頼できない人とは深い付き合いをするのは難しく、誠実でない人と一長く一緒にいることはできませんよね。
自分の心に耳を傾けて、相手が信頼できる人かどうかをじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
ピンク色の花言葉は「真実の愛」
可愛らしいピンク色のマーガレットは、一点の曇りもない「真実の愛」を象徴しています。こちらは女神アルテミスの従者に対する「真実の愛」に由来しています。
深呼吸するように、太陽に向かって大きく花を広げるマーガレットの、嘘や偽りのない姿に心が洗われるような気持になります。
大切な家族や、心に決めた恋人がいるのであれば、真実の愛を伝えるために、ピンク色のマーガレットを贈ってみましょう。そして、常に自分自身が信頼される誠実な人間でいられるように心がけましょう。
黄色・オレンジの花言葉は「美しい容姿」
黄色またはオレンジのマーガレットを押し花にした花姿や、花かんむりをつける女性の外見的な容姿の美しさからきている花言葉です。
美しい女性の容姿は、黄色やオレンジのマーガレットを見ている時のように、それだけで心が満たされる、そんな思いをさせてくれる花なのです。
《 ポイント 》
- 白色の花言葉「秘めた愛」「恋占い」「信頼」
- ピンク色の花言葉「真実の愛」
- 黄色・オレンジの花言葉「美しい容姿」
マーガレットの花名と花言葉の由来
マーガレットの花名の由来
マーガレットという花名は、ギリシア語の「マルガリーテス」が語源であり、マーガレットの白い花が「白く輝く真珠」に喩えられたのが、名前の由来です。品種改良により黄色やピンク色のマーガレットが登場する前は、真珠のような白一色の花でした。
「木春菊:モクシュンギク」という和名は、葉の形状が同じキク科のシュンギクに似ていることから、また、「木立ちカミツレ」は、年月が経つと茎が木のようになることに由来しています。
アフリカ西海岸のカナリア諸島が原産のマーガレットですが、園芸用に品種改良されたフランスでは、「Marguerite:マルグリット」、英語名では「Paris daisy:パリス・デイジー」と呼ばれています。
18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットからも愛されていたマーガレットは、彼女が好きだったプチ・トリアノン宮殿の庭園にも植えられていました。
花言葉の由来は「花占い」
先にもお伝えしましたが、「恋占い」の花言葉は、マーガレットが「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」と花びらを一枚ずつちぎりながら、片思いの恋愛の行方を占ったことが由来のようです。
マーガレットはギリシア神話の女神に捧げられた花
ギリシア神話に登場する女性の守護神アルテミスに捧げる花がマーガレットだったことから、マーガレットの花言葉と関連するエピソードが多く残されています。
アルテミスは異母姉妹の処女神アテナに憧れて自分も処女神になったことから、「貞節」の花言葉が生まれました。
夫を作らないと決意したアルテミスは、従者たちとの間で「信頼」と「誠実」を心がけながら、真実の友情を深めていました。そんなアルテミスでしたが、オリオンと恋に落ちてしまい、処女神から「秘めた愛」を抱えた女神になってしいます。
オリオンとの恋愛に猛反対している弟のアポロンの陰謀で、アルテミスはオリオンを弓で射殺してしまいます。
《 ポイント 》
- ギリシア語で白く輝く真珠、「マルガリーテス」が語源
- 片思いの恋愛の行方を占ったことが由来
- ギリシア神話、アルテミスに関連するエピソードが多い
マーガレットの特徴
温暖な気候のスペイン領カナリア諸島に自生していたマーガレットを、多湿な日本で育てるために、品種改良したものが多くあります。
マーガレットの草丈は約60〜100㎝で、開花期である、3月〜7月には、白色・黄色・ピンク色・赤色・オレンジ色の可愛い花を咲かせ、花壇を彩ってくれます。
花持ち期間はおよそ7日間
花の咲き方は、シンプルで清楚なリーフ咲き(一重咲き)、豪華なオペラ咲き(八重咲き)、立体的な花型のウルル咲き(アネモネ咲き)に分類できます。
《 ポイント 》
- 開花期は3月〜7月
- 花持ち期間はおよそ7日間
マーガレットに関するQ&A
A.1月17日、2月1日、4月1日、9月3日、11月22日です。
A.マーガレットは上に伸びているので空いている株元に、横に茂るタイプや地面をカバーするように育つタイプの植物を合わせると良いでしょう。
- マーガレットと高低差がでてバランスよく見えるもの
ローダンセマム、パンジー、ムスカリ、ペチュニア、アネモネなど。 - ナチュラルな雰囲気には葉もの
ヘデラ、コリウス、クローバー、ロータス、シロタエギクなど。
A.マーガレットは、大きい花と合わせると負けてしまうので、主役として使うときは、マーガレットより小さな小花や草花、例えばカリフォルニアライラック、スモークグラス、ラグラスなどを合わせるといいでしょう。
簡単に美しく見せるには、茎や花の向きにこだわらずにマーガレットだけを無造作に器に入れて、格好良く飾ってみましょう。
《 ポイント 》
- 株元に、横に茂るタイプや地面をカバーするタイプの植物を合わせる
- マーガレットより小さな小花や草花と合わせる
マーガレットの花を長く楽しむお手入れ方法
置き場所
鉢植えのマーガレットは屋外で冬越しできない場合もあるため、12月〜4月頃までは「日当たりの良い室内」に置きます。
5月〜11月頃は、日当たりの良い屋外で管理しますが、高温多湿な環境では弱ってしまうので、梅雨の時期は雨が当たらない風通しの良い場所に移動して育てるようにします。夏場は直射日光が当たらない「半日陰の場所」が適しています。
庭植えのマーガレットの場合、冬場は寒風が直接当たらない、南向きの日当たりのよい場所がよいでしょう。マーガレットは多年草なので一度根付いたら耐寒性がアップしますので、2年目以降は地植えでも育てやすくなります。
水やり
夏は乾燥気味に育てますが、秋から春にかけては土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。マーガレットの花が開花した後は、花に水がかからないように注意して水をあげましょう。
肥料
植え付けする時に、リン酸分の多い緩効性肥料を元肥として施します。春・秋には更に緩効性肥料を追肥しますが、真夏は肥料を与える必要はありません。11月~4月の冬場は、吸収効率の良い液体肥料を与えることをおすすめします。
最後に
いかがでしたか?花言葉を知ることで、ますますマーガレットを身近に感じてきたのではないでしょうか。
マーガレットの花言葉とは、花の形状や色、そして伝説や神話などから、象徴的な意味あいをもたせた言葉です。想いを込めた花を使って、大切な人にメッセージを伝えるヨーロッパの古い風習が伝えられてきているのですね。
この記事を参考に、親しい方へフラワーギフトを贈る際に、誕生花や花言葉にこだわってみてはいかがでしょうか。
マーガレットは3月~7月にかけて白、黄色・ピンク・オレンジなどの可愛い花を咲かせます。花言葉を覚えるだけでなく、自分好みの花言葉がついた色を選んで、育ててみてはいかがでしょうか。