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パキラは剪定(せんてい)が必要な観葉植物
パキラは剪定(せんてい)が必要不可欠な植物です。
成長が早いので放っておくとすぐに葉っぱだらけになってしまいます。丸坊主にしても生えてくる程なので、気をつけておかないととても見栄えが悪くなってしまいます。
定期的な剪定(せんてい)はとても重要なのです。
また、剪定(せんてい)は見栄え以外にも効果を発揮します。剪定(せんてい)をすると葉っぱ同士に距離が生まれます。距離によって風通しがよくなるので、病害虫の繁殖を予防することに繋がります。
養分も余計な葉っぱに届くことがないので良い葉っぱが育ちやすいです。
《 ポイント 》
- 剪定(せんてい)が必要不可欠
- すぐに葉っぱだらけになる
- まめに剪定(せんてい)することで病気になりにくくなる
パキラの剪定(せんてい)のタイミング
剪定(せんてい)が必要なことはよく分かったけれど、一体いつやればよいのか分からない方も多くいると思います。ここからはパキラの剪定(せんてい)のタイミングを2パターン紹介します。
ぜひ参考にして当てはまったら剪定(せんてい)するようにしましょう。
育ちすぎたとき
以下の条件のときに剪定してあげましょう。
- ひょろひょろの枝が生えてきてしまった
- 間延びした幹になってしまった
- 新芽が出すぎてしまった
ひょろひょろの枝は日光不足が原因です。あまりにも多い場合は場所を変えるようにして下さい。
また、パキラは切っても切っても新芽が生えてきてしまいます。放っておくと風通しが悪くなる原因にもなるので根気よく剪定します。
《 ポイント 》
- ひょろひょろの枝は日光不足が原因
- 新芽が生えてくるので根気よく剪定(せんてい)する
適した時期は初夏
もうひとつのタイミングの判断基準としては季節で判断することです。パキラは初夏がもっとも枝や葉っぱが伸びやすい季節と言われています。こまめに剪定(せんてい)しましょう。
逆に、冬は剪定(せんてい)を避けて下さい。5℃以下になってしまうと負担がかかって生育に悪影響になる可能性があります。
《 ポイント 》
- 初夏がもっとも成長する
- 冬は剪定(せんてい)を避ける
パキラの剪定(せんてい)を行う前に
パキラの剪定(せんてい)に移りたいところですが、その前に準備しなければいけないことがあります。準備不足だと失敗することもあるのでしっかり準備していきましょう。
剪定(せんてい)バサミを使う
まずは剪定(せんてい)バサミを用意します。剪定(せんてい)するときのハサミは切れ味の良いのもにしましょう。切ったときに枝の断面がスパッとキレイに形を保っているものがベストです。
断面がキレイでないと枯れたり、傷んでしまったりする原因になります。ハサミはホームセンターで購入することができます。1,000円程度で購入できるでしょう。
《 ポイント 》
- 形を保ったまま切れるハサミを選ぶ
- ホームセンターで購入できる
剪定(せんてい)する場所を確認
剪定(せんてい)するときにはきちんと場所を確認しましょう。適当に切ってしまうと育たなくなる可能性もあります。
幹から10cm上から好きなところで高さを決めて剪定(せんてい)します。パキラの幹には小さな茶色い瘤(だま)が存在します。これを成長点と言い、そこから新芽が出てきます。なので、切るときには成長点のすぐ上を切るようにしましょう。
《 ポイント 》
- 幹から10cm上を切る
- 幹の小さな茶色い瘤(だま)は成長点
- 成長点のすぐ上を切る
パキラの剪定(せんてい)方法とコツ
ここからはパキラの剪定(せんてい)方法とコツを紹介します。きちんと覚えてキレイに剪定(せんてい)できるようになりましょう。まずは手順からです。
- 切る場所を決める
- 剪定(せんてい)バサミで切る
切る場所を決めるときには全体のバランスをよく見てから決めるようにしてください。切る場所は幹から10cm上、成長点のすぐ上です。
剪定(せんてい)バサミで切るときにはちゅうちょしないで切ることがポイントです。ちゅうちょしてしまうと断面が潰れてしまいかねません。力を入れて一気に切ってしまうようにしましょう。
剪定(せんてい)後の水やりはたっぷり与えてください。ちなみに、編み込みパキラを作るときはこのタイミングで編み込むのが良いです。
《 ポイント 》
- 全体のバランスをよく見ながら切る場所を決める
- ちゅうちょしないで切る
パキラに関するQ&A
ここからは剪定(せんてい)に関するよくある質問にお答えします。初心者の方がつまずきがちな質問が満載です。よく読んで困ったときの知恵として活用してみて下さい。
A.早く新芽を出すコツとしては2点あります。
- 日当たりのいい場所に置く
- 風通しのいい場所に置く
上記の条件に当てはまる場所に置くようにしてください。
A.パキラは植え替えが必要です。以下の項目に当てはまったら植え替えてください。
- バランスが悪くなっている
- 購入から2年以上経っている
- 根が張り出している
- 水やりをしても土に染み込まない
ひとつでも当てはまったら植え替えるようにしましょう。
A.植え替えに適した時期は5月中旬〜9月中旬です。手順は以下の通りに行いましょう。
- 鉢から抜いて根っこを手でほぐす
- ひとまわり大きい鉢に鉢底ネットと石を設置する
- 3cmくらい土を入れる
- パキラを入れる
- 土をかぶせる
- 水を与えて完了
水やりが終わった後に土が沈んでいるようなら追加で新しい土を入れるようにしてください。
《 ポイント 》
- 日当たりがよく風通しが良い場所に置く
- チェック項目に当てはまったら植え替える
- 植え替えに適した時期は5月中旬〜9月中旬
剪定(せんてい)後は切った枝でパキラを増やせる
剪定(せんてい)後はパキラを増やすことも可能です。友達へのプレゼントに最適です。ぜひチャレンジしてみてください。やり方を説明します。
- 剪定(せんてい)した枝を10〜20cmの長さに斜めに切る
- 2〜3枚残して他の葉っぱを落とす
- 切り口に発根促進剤を付ける
- 土に差し込む
- 水を与えて完了
土に挿し木するときはあらかじめ指1本分くらいの穴を掘っておくとスムーズに挿すことができます。また、パキラは水挿しをすることも可能です。水が腐らないように清潔に保つようにしましょう。4〜5日おきに水を換えるのがベストです。
《 ポイント 》
- あらかじめ指1本分くらいの穴を掘っておく
- 水挿しをすることも可能
最後に
今回はパキラの剪定(せんてい)の方法について紹介しました。
パキラの剪定(せんてい)は、切る場所とハサミだけしっかり準備しておけば初心者でも簡単にできます。病気にさせないためにも定期的に手入れをしましょう。
また、剪定(せんてい)後には挿し木として利用して増やすことも可能です。友人やお世話になった人へのプレゼントとして活用してみてください。
この記事を参考に上手に剪定(せんてい)できるようになりましょう。