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「2mまで近づく&弱い散弾銃を使用」に疑念の声
山形県鶴岡市で、全国初となる「緊急銃猟」が適用される場面があり、発砲条件の一部について、ネットで疑念の声があがっています。
これまでは、クマが襲ってきた際に限り、警察官の判断で発砲が可能でした。ところが今月からは、クマが襲ってくる前でも、市町村の判断で発砲できる「緊急銃猟」が制度化されました。実施にあたっては、住民避難や周辺の通行規制、防災無線による通知のほか、生活圏への侵入や緊急性、捕獲手段の有無、安全性といった4条件の確認が必須とされています。
加えて鶴岡市職員は「市街地での発砲はバックストップ(弾の受け止め壁)の確保が難しい」と指摘。そのため同市では、クマに2メートルほどまで接近したうえで、威力の弱い散弾銃を下方向に撃つという方針を打ち出しています。
しかし、この条件には懸念もあります。クマに極めて近距離で接近することはハンターに大きなリスクを伴うほか、威力が弱い弾丸で確実に仕留められるのかという疑問も残ります。実際に市の担当者も「確実に捕獲できる腕を持ったハンターでなければ現場に立てない」と述べており、人材育成の必要性を強調しています。
結局、今回のケースでは、市長の発砲許可を得るまでに時間がかかり、結果的に警察官職務執行法に基づく発砲に切り替えられました。
クマの出没が全国的に増える中、自治体による新しい対策は安全と迅速性の両立が問われています。
この話題に寄せられたネットの声
「これ考えた奴に一度実践させたほうがいいんじゃないか?」
「なぜ1発で仕留められる前提で話してるのかが理解不能」
「この条件を会議室で決めたやつ、実際にヒグマ相手にお手本を見せてほしいわ笑」
「猟友会がクマの駆除を断る理由がまた増えましたね」
「玉が当たる確率も上がるけど8割以上負傷する確率の方が高い」
「2メートルまで近付けって……言い出したやつ誰だよ頭悪いにも程があるだろ」
この話題には数多くの意見が寄せられていました。