マウンティングをするママ友の特徴10選!隠れた心理と上手な付き合い方

ママ友からのマウンティングに悩んでいませんか?この記事ではマウンティングするママ友の特徴や隠された心理を解説し、ストレスを軽くする対処法も紹介します。人間関係で疲れないためのヒントをお伝えします。

ママ友のマウンティングってどんな行動?

子育てをしていると、ママ友との関係は心強いサポートになります。でも時には、その関係がストレスの原因になることも。その代表例が「マウンティング」です。

マウンティングとは、言葉や行動で自分が相手よりも上だと示したい気持ちから、相手をさりげなく見下したり、自慢したりすることです。たとえば「うちの子、もう英語ペラペラよ」「夫がまた昇進して、忙しくて困るわ」など、子どもや家庭を自慢する言葉がよく使われます。

一見、普通の会話に見えますが、その背後には相手に対する競争心や不安、自信のなさが隠れています。つまり、マウンティングをするママ友は、自分と他人を比較して自分の価値を確認し、安心感を得ようとしているのです。

マウンティングは受ける側に大きなストレスを与え、悩みの種になりがちです。上手に付き合っていくためには、まずマウンティングをするママ友の特徴やその心理を理解することが大切です。

マウンティングをするママ友によくある特徴

ここからは、マウンティングをするママ友のよくある特徴を具体的に紹介します。それぞれの特徴と、その背景にある心理も一緒に解説します。

① 子どもの自慢話が多い

マウンティングをするママ友は、頻繁に子どもの自慢話をします。例えば、習い事やテストの結果を積極的に話題にして「うちの子、ピアノでコンクール優勝したの。練習が大変だけど、結果が出て安心したわ」と話します。

こうした自慢話の背景には、実は自分自身の不安や劣等感が隠れています。自分の価値を子どもの成功に結びつけ、安心感や承認を求めているのです。

また、「あなたのお子さんは何を習っているの?」と尋ねることもありますが、これは相手の状況を知り、比較して自分の優位性を確認するためです。

② 家庭の経済状況をさりげなくアピール

マウンティングをするママ友は、家庭の経済的な話題を好んで取り上げます。「連休は家族でハワイに行くの。子どもにも早く海外を経験させたいわ」と話し、自分たちの経済的余裕を強調します。

こうした言動の裏側には、経済的に恵まれていることが自分の価値を示す重要な要素だと感じている心理があります。つまり、経済的余裕を示すことで、自分の地位や優越感を確かめているのです。

さらに、他のママ友が国内旅行や近場の話をしているときに、わざわざ豪華な話題を持ち出すのも、自分の優位性を感じたい気持ちの表れと言えます。

③ 夫の仕事や地位を強調する

夫の職業や年収を積極的に話すママ友もマウンティング傾向があります。例えば、「うちの夫、最近昇進して、教育費の心配がなくなったわ。あなたのところはどうしてる?」と話し、他人との比較を促します。

夫の地位を自慢する行動は、自分自身の自信のなさや不安を夫の社会的成功でカバーしようとしている心理から生まれています。他人と比較して、自分が上だと確認することで精神的な安定を求めているのです。

また、こういったママ友は、自分自身のアイデンティティが夫の成功に依存していることも多いため、夫の地位が下がった場合、非常に大きな不安を感じることがあります。

④ 他人の子育てを否定する

自分の子育て方法を正しいと思い込み、他のママのやり方を批判する人もいます。例えば、「無添加やオーガニック食品以外を使うなんて、子どもがかわいそう」と言って、自分のやり方を押し付けます。

こうした批判的な言動の背景には、他人を否定することで自分の選択が正しいと再確認し、自信を保とうとする心理があります。彼女たちにとって、自分と違う子育て方法は自分の選択への脅威に感じられるため、無意識に攻撃的な態度を取ってしまうのです。

⑤ SNSで自慢の投稿を繰り返す

SNSを頻繁に使って子どもや家族の自慢をするママ友もいます。「今日も息子はサッカーでMVP!毎日の練習が報われました!」などの投稿をして、注目や「いいね」を集めようとします。

こういった行動の裏には、承認欲求の強さや自己肯定感の低さがあります。他人からの称賛や共感をSNS上で集めることで、自分の存在価値を確認しているのです。また、投稿内容は表面上ポジティブでも、コメント欄で「みんなも頑張ればできるよ!」など、微妙に他人への優位性を示す表現を加えることもあります。

⑥ 過去の成功体験を繰り返し話す

「大学時代、私は海外留学してたから子どもの英語教育にはこだわってるの」といった具合に、自分の過去の経歴や成功体験を繰り返し話すママ友もいます。

このタイプのマウンティングの心理には、現在の生活や自分自身に満足できていないことから、過去の栄光を引き合いに出して自分の価値を確かめようとする欲求があります。つまり、現在の不安を過去の成功で補おうとしているのです。

⑦ 「さりげない」比較をしてくる

一見、親切そうに見えるけれど実は比較してくるタイプもいます。例えば、「あなたのお子さん、自転車まだ乗れないんだ?うちは去年から乗れるようになったけど、子どもによって違うものね」といった、表面的には気遣いながら実は自分の子の方が優れていることをさりげなく示す発言をします。

これは自分が直接的に攻撃的だと見られたくないけれど、内心では優位に立ちたいという心理の現れです。相手を傷つけるつもりはなくても、無意識に比較をして安心感を得ています。

⑧ 他人のプライベートな情報を細かく知りたがる

家庭環境や収入、夫婦関係など、プライベートな情報を細かく聞き出そうとするママ友もいます。「家、どのあたりに買ったの?」「旦那さんの仕事は何?」などの質問を繰り返し、自分との比較材料を探しているのです。

この背景には、自分と他人を比べることでしか安心感や満足感を得られない心理があります。他人の状況を詳細に把握することで、自分が相対的にどの位置にいるかを確認しようとしているのです。

⑨ ファッションや持ち物で優位性を示そうとする

ブランド品や流行の服、高価な子どもの持ち物を持つことにこだわるママ友は、それを通じて自分の社会的地位や優越感をアピールしています。「ランドセルはやっぱり高級ブランドじゃないと。安いのはすぐダメになるしね」といった言い方で、相手の持ち物をさりげなく否定することもあります。

これも自己価値を外面的なもので補完しようとしている心理の現れです。ブランド品を持つことで他者に認められたい気持ちや、自信のなさを隠したい欲求が働いています。

⑩ グループ内でリーダーになりたがる

ママ友グループで常に自分がリーダー的な立場に立ちたがり、自分の意見を通そうとする人もいます。「運動会の出し物は私の案で決まりね。去年も評判良かったし」といった言動で、他の人の意見を封じ込めてしまいます。

このような行動には、グループ内での支配欲や自己顕示欲の強さが隠れています。常に周囲の中心でいることで、自分の存在価値を確認しているのです。

マウンティングされた時の上手な対処法

少し引き気味のママ

マウンティングをしてくるママ友に出会ったとき、ストレスを感じずにうまく対応するにはどうすればよいでしょうか。ここでは、相手の心理を踏まえつつ、自分の気持ちを守るための方法を紹介します。

落ち着いて、冷静に受け流す

マウンティングをされた時、まず大切なのは冷静さを失わないことです。相手の言葉にムッとして反応すると、相手はますますマウンティングを続ける可能性があります。「そうなんだ、すごいね。うちの子も頑張ってるよ」などと淡々と受け流すことで、相手にマウンティングが効果的ではないと感じさせることができます。

この時、感情を抑えて軽く流すような態度を心がけることがポイントです。

話題を自然に変える

相手がマウンティング発言を続ける場合は、会話をさりげなく別の話題に切り替えるのが効果的です。例えば、子どもの成績や習い事の話から、「そういえば次の遠足、準備はみんなどうしてる?」など、共通して関心があり、争いに発展しにくい話題に移行することで、相手のマウンティングを中断させることができます。

自分のスタイルを明確にする

相手に振り回されないために重要なのは、自分の育児や生活の価値観をはっきり持つことです。たとえ「習い事、そんなに少ないの?」と言われても、「うちは子どもが好きなことだけ選んで、家族での時間も大切にしてるんだ」と、自信を持って伝えましょう。他人の基準に流されない姿勢を示すことで、相手もそれ以上踏み込みにくくなります。

軽いジョークやユーモアでかわす

マウンティングを軽く笑い飛ばしてしまう方法も効果的です。例えば、「夫が仕事で忙しくて困る」という話に対し、「羨ましいな。うちは逆で家にいすぎて邪魔になっちゃうくらいよ(笑)」など、ユーモアで切り返すと、場の雰囲気が和らぎ、相手の優位性を薄めることができます。軽く笑いに変えることで、相手も攻撃的になりづらくなります。

「それは好きじゃない」とはっきり伝える

どうしても耐えられない場合は、毅然とした態度で相手に伝えることも大切です。「そういう比べ方はちょっと苦手」「私、そういう話題はあまり好きじゃないんだ」と丁寧かつ明確に伝えることで、相手にマウンティングが不快であることを理解させることができます。相手が自覚していない場合、この方法でマウンティングが止まる可能性もあります。

適度に距離をとる

頻繁なマウンティングにストレスを感じる場合は、無理をせず、必要以上に関わらないことも大切です。毎回の集まりに参加しない、グループで会うようにして1対1の状況を避けるなど、自分が疲れないような環境を作りましょう。距離を取ることで、相手の影響を減らすことができます。

疲れないママ友関係をつくるコツ

室内で楽しそうにしているママ友と子供たち

マウンティングを防ぎ、ママ友関係を疲れないものにするためには、どのようなポイントに気をつければよいでしょうか。お互いが心地よく支え合える関係を築くためのヒントをお伝えします。

お互いの違いを受け入れる

育児や家庭環境は、それぞれ違って当然です。自分とは違う育児方針やライフスタイルを持つママ友がいても、「なるほど、そんなやり方もあるんだね」と柔軟に受け入れる姿勢を持つことで、相手も安心して関わることができます。他人と違うことを肯定的に捉える姿勢が、トラブルを減らす第一歩です。

話をよく聞いて、共感を示す

ママ友同士の関係は、話を聞き合うことから深まります。「夜泣きがつらくて…」という相手には、「それは大変だよね。うちも同じ経験をしたよ」と共感を伝えましょう。相手の話にきちんと耳を傾けることで、お互いの信頼感が深まり、マウンティングが生じる隙も少なくなります。

前向きな話題を意識する

不満や悪口ばかりを話していると、関係がギスギスしてしまいます。明るい話題や共通して楽しめる話題を積極的に選び、雰囲気を和らげましょう。「近所の公園が新しくなったみたい。今度行ってみない?」など、子育てや地域に関するポジティブな情報を共有することが効果的です。

プライバシーを守り、干渉しない

他人の家庭の事情や収入、夫婦関係などのプライバシーに踏み込むのは避けましょう。また、自分自身もプライベートな情報を必要以上に話さないことが大切です。適度な距離感を保つことで、お互いにストレスの少ない関係を作れます。

ママ友以外の交流も大切にする

ママ友だけに依存すると、関係がうまくいかなくなった場合に精神的に追い詰められることがあります。職場の同僚、趣味の友人、家族など、ママ友以外の交流も積極的に持ち、自分の居場所や支えを増やすことが心の安定につながります。

適度な距離感を心がける

すべてのママ友と仲良くなる必要はありません。自分が心地よく感じる範囲で付き合い方を決め、頻繁すぎる連絡や付き合いを避けましょう。ストレスを感じる場合には、自分が楽になる距離を見つける勇気も必要です。

まとめ

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マウンティングをするママ友の多くは、不安や劣等感から周囲と比較して自分を保とうとしています。しかし、相手を変えることは簡単ではありません。大切なのは、自分自身が他人と比較する競争から抜け出し、価値観や生き方をしっかり持つことです。

また、自分の時間を持ち、趣味や息抜きを楽しむことで心の余裕を生み出しましょう。周囲に振り回されず、自分らしい子育てや人間関係を楽しむ姿勢こそが、マウンティングを寄せ付けない強さとなります。

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