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洗濯機が回っている途中で洗濯物を追加してもいい?
洗濯機が回り始めた後に洗濯物が出てくることはよくあります。でも、途中で追加していいのか迷うことも多いです。まずは途中で洗濯物を追加できるかどうか確認しましょう。
途中追加は基本的に可能
洗濯機が動いている最中でも、「一時停止」ボタンを押して追加することは基本的に可能です。ただし、注意すべきポイントがあります。
- 「一時停止」ボタンで止める
- ドアが開くのを確認して洗濯物を入れる
- 再び「スタート」ボタンで運転再開
注意が必要なのは、「停止」や「電源」を押さないことです。これを押してしまうと最初から洗濯がやり直しになり、時間と電気・水のムダになります。
途中追加ができない洗濯機もある
洗濯機には「縦型」と「ドラム式」の2種類がありますが、ドラム式の中には洗濯が始まると途中追加ができないタイプもあります。無理に開けようとするとドアが壊れたり、故障につながることもあるので、必ず一時停止して開くか確認しましょう。
途中追加するときに気をつけること
洗濯物を途中で追加するときには、次のポイントをしっかり押さえておきましょう。
追加するタイミングは「洗い」までがベスト
洗濯は「洗い」「すすぎ」「脱水」の順番で進みますが、追加するなら「洗い」の段階までにしましょう。「すすぎ」以降に追加すると、洗剤が十分に衣類に行き渡らず、汚れが落ちにくくなります。
大きな洗濯物は避ける
バスタオルやシーツなど大きな洗濯物を途中で入れると、水や洗剤の量が足りなくなり、汚れが残る原因になります。また、洗濯槽のバランスが崩れ、異常な音や故障の原因になる可能性があります。
防水加工された衣類は追加しない
防水加工された衣類を途中で追加すると、洗濯機の中で水を吸わずに偏ってしまい、異常な振動や故障の原因になります。防水加工品は、洗濯機が停止している状態で洗いましょう。
洗濯機に洗濯物を入れっぱなしにしても大丈夫?
洗濯機に洗濯物を入れたまま、後でまとめて洗おうと考える人も多いでしょう。しかし、洗濯物を洗濯機の中に入れっぱなしにすることには衛生的なリスクがあります。ここでは、入れっぱなしによる影響や、その対処法について解説します。
入れっぱなしにするとカビや菌が発生
洗濯物を長時間洗濯機に入れっぱなしにすると、湿気がこもってしまいます。特に夏場など湿度が高い時期は、雑菌やカビが繁殖しやすくなり、衣類に嫌な臭いがついたり、衛生面での問題が発生します。雑菌が繁殖した状態で洗濯すると、他の洗濯物にも菌や臭いが移ってしまうことがあります。
洗濯物を入れっぱなしにできる目安時間
衛生面を考えると、洗濯機の中に洗濯物を入れっぱなしにできる時間は4時間以内が理想です。特に湿った衣類や汗をかいた衣類は、雑菌の繁殖スピードが速いため、可能ならすぐに洗濯するのがベストです。長くても半日(12時間)以上の放置は避けましょう。
放置した後の洗濯物の対処法
洗濯機に長時間放置した洗濯物がある場合、いきなり洗濯機でそのまま洗うのではなく、まずは以下の方法を試しましょう。
- 一度軽く手洗いして、雑菌や臭いを流す
- 40度程度のお湯で15分ほどつけ置きしてから洗濯する
- 臭いが強い場合は酸素系漂白剤でつけ置きしてから洗濯機で洗う
こうすることで、衛生面が改善され、他の衣類への影響を防ぐことができます。
洗濯物を途中で追加できない場合の対処法
洗濯機が途中追加できないタイプの場合や、すでにすすぎや脱水の段階まで進んでしまった場合は、追加できない洗濯物を別に洗う必要があります。そのような場合の対処法を詳しく解説します。
軽く手洗いして次回の洗濯まで保管
汚れが少ないものであれば、次回の洗濯までの間、一旦手洗いしておくだけでも十分衛生的に保管できます。特に下着や靴下などは、軽く洗ってしっかり乾かしておくと、次回の洗濯で十分きれいに仕上がります。
急ぎの汚れ物は個別に洗う
泥汚れや汗が多くついた衣類など、汚れがひどいものや緊急性のある衣類については、個別で洗った方が確実にきれいになります。以下の手順で行いましょう。
- 40度程度のぬるま湯と洗剤で軽く手洗いし、大きな汚れを落とす
- 洗濯ネットに入れて単独で洗濯機に入れ、「お急ぎコース」や「少量コース」で洗濯する
- すすぎ後はすぐに干して、雑菌や臭いが発生しないようにする
これで、他の衣類への汚れ移りや臭いの影響を防ぐことができます。
まとめ
毎日の洗濯で大切なのは「タイミング」です。途中での洗濯物追加は簡単に見えますが、実際は注意すべきポイントがたくさんあります。また、洗濯機は「雑菌が繁殖しやすい場所」だということを意識すると、衛生面の問題も防げます。
家事は毎日の小さな判断の積み重ねです。洗濯物の扱い方一つで、衣類の寿命も洗濯機の寿命も伸び、毎日の暮らしが少しだけ快適になります。