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お盆のお供え物、故人の好きな物だったらなんでもいいわけではない
お盆は、大切な人があの世からこちらに帰ってくる時期とされています。そのため、特に故人が好きだったものをお仏壇に供えたいと思う人もいるかもしれません。少しの時間であれば揉んだないかもしれませんが、お盆は気温が高いのでお供えすべきではないものも多くあります。
また、実家や義実家にあるお仏壇にお供えするお菓子を購入していくという人もいるでしょう。お仏壇のお供え物に選ぶべきお菓子とは、どのようなものがあるのかをまとめました。
お盆のお供え物に選ぶべきお菓子4選
お盆のお供えにおすすめのお菓子は、以下の通りです。
1.常温保存可能なもの
お仏壇にお供えするお菓子は、常温に出たままの状態になります。お仏壇に供えることもあれば、個数が多い場合が脇に置いておくこともあるでしょう。いずれにせよ常温で保存することになるため、その点は十分注意しなければなりません。
2.個包装のもの
お仏壇にお供えするお菓子を個包装にすることで、以下のようなメリットが得られやすいです。
- 仏壇からお菓子をおろし、「お下がり」を集まった人で分けるとき、手際よく分けられる
- 包丁やまな板を汚さず分けられる
- 一気に消費せずに済む
お盆は夏場なので、一気に大量のお菓子を消費するのが難しい可能性が高いです。お仏壇からおろしたお菓子は「お下がり」として集まった人に配布しやすい点も、非常に重要なポイントとなります。
3.賞味期限が長く、傷みにくいもの
賞味期限が長いお供え用のお菓子として、以下のようなものが人気です。
- 落雁
- 饅頭
- 最中
- 羊羹
- せんべい
- マドレーヌ
- クッキー
- ラングドシャ
- カステラ
- フィナンシェ
- ゼリー
- プリンなど
ゼリーやプリンは、要冷蔵でないものを選んでください。お店に行けばお盆用のお菓子の箱が販売されているので、その中から選ぶと間違いないでしょう。
4.食べる人に合わせた内容のもの
お供え用のお菓子は、個数と内容に注意すべきです。
- 個数…多すぎず少なすぎないもの
- 食べる人に合わせた内容…和菓子・洋菓子のチョイス
例えば年齢を重ねた祖父母の家のお仏壇にお供えをする場合、20個入りのマドレーヌなどを選んでしまうと、どんなに甘いものが好きだったとしても消費が困難です。お下がりのことを考慮しておらず、少なすぎる個数のものを選んでしまうのも、同様に注意しましょう。
また、食べる人のアレルギーに考慮することも重要です。フルーツのアレルギーがある人がいるのに、フルーツゼリーを選ぶなどは失礼な行動になります。
お盆のお供え物にすべきではないマナー
お盆のお供え物にすべきではないNGマナーは、以下の通りです。
- 殺生を思わせるもの…生の肉や魚類
- 開封済みのもの
- 刺激が強いもの…香りや味
- 時間経過とともに劣化し、形状が著しく変化するもの…ケーキ・アイス・調理したものなど
お盆のお供え物は、劣化しにくいものを選ぶのが吉。基本的なことですが、開封していないものを持参してください。自宅で消費できないものをお供え物として持っていく行為は、言わずもがな失礼な行動といえます。
まとめ
お盆のお供え物としてお菓子を選ぶときは、さまざまなことを考慮して選ぶべきです。マナー違反にならないためにも、間違いのないものを選びましょう。