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名古屋市民が一般ゴミに水銀体温計を混ぜ処理場1ヶ月半停止 話題に
名古屋市で一般ごみに水銀体温計が混入したことにより、ごみ処理施設が約1か月半にわたり稼働停止となる事態が発生し話題になっています。
問題が起きたのは、名古屋市中川区にある「富田工場」。ここでは家庭ごみを焼却し、その熱を隣接する「富田北プール」の温水に利用しています。しかし、2024年3月下旬から4月中旬にかけて、焼却炉3基すべてが順次停止。原因は、可燃ごみに混入された水銀体温計や血圧計によるものでした。
市によると、水銀を含む製品が焼却されると、排ガス中の水銀濃度が上昇します。名古屋市では独自に厳しい管理基準(30μg/㎥N)を設けており、それを超えたため全焼却炉の稼働を停止。安全のため、炉の中に人が入り、手作業で灰の除去を行う必要があるとのことです。
水銀血圧計1本に含まれる水銀はわずか50グラム。しかし、それだけで工場全体が1か月半も停止する深刻な影響を及ぼします。これにより、年間6万2,000人が利用する富田北プールも温水供給ができず、現在も臨時休場が続いています。
市は「水銀を含む製品は、区の環境事業所に持ち込めば安全に処理できます。絶対に可燃ごみに出さないでください」と呼びかけています。
なお、今回の件で大気環境への影響はなかったとされていますが、こうしたトラブルは今後も起こりうるため、市民の正しいごみ分別意識があらためて問われています。
この話題に寄せられたネットの声
「1人1人がこれくらい…と思えばとんでもないことになります」
「ゴミ処理場で勤務してるけど、陶磁器類や廃ガラスに意図的に紛れ込ませて捨てられる水銀体温計、めちゃめちゃ多いよ。笑うしかない」
「うちのゴミ置き場にも分別してなくて回収されなかったゴミ袋があるわ。そういうやつって放置してるんだよね。」
「分別するって義務教育で習ってないっけ?」
「指定のゴミ袋すら使えないやついる。普通のビニール袋に捨てて回収されず放置」
「こういう輩がいるから処分代上乗せで販売されて値段が高くなるんだよな。」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。