車は何日乗らないとダメになる?放置で起きるトラブルと対策法を解説

車は乗らないと傷まず長持ちすると思っていませんか?実はそれ、逆効果なんです。あまり車に乗らない方が最低限知っておきたい、放置が招くトラブルの原因と、週1回エンジンをかけるなど、簡単にできる対策を紹介します。

車は乗らないとダメになるって本当?

「大事な車だからこそ、傷つけたり汚したりしたくない」そんなふうに考えて、車をなるべく動かさないようにしていませんか?

特に買ったばかりの車やお気に入りの愛車だと、なるべく走らせないほうが車に優しいような気がしますよね。でも実は、車はあまり乗らないほうが逆にダメージを受けることもあるのです。車を動かさずに放置することが、本当に車に優しい行為なのかどうか、一度しっかりと確認しておきましょう。

ここからは、なぜ車に乗らないことが問題なのか、その理由と最低限の対策について、詳しく紹介していきます。車を長く使いたい方や、普段あまり車に乗らない方にとって役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

車に乗らないと起こるトラブル

故障した車

実際に車に乗らずに長期間放置すると、どんなトラブルが発生するのでしょうか?

意外と知られていませんが、車を動かさないことによってさまざまな不具合が起こります。ここでは、代表的な3つのトラブルとその原因を分かりやすく解説します。

① バッテリー上がり

車に乗らない状態が続くと起こる最も代表的なトラブルが、「バッテリー上がり」です。

車のバッテリーはエンジンをかけなくても、自然と少しずつ電気が放電しています。スマホを何日も放置していると自然にバッテリーが減るのと同じようなもので、使わなくても徐々に電力は消耗されてしまいます。

そのため、車にまったく乗らず放置していると、いつの間にかバッテリーの電力がなくなり、エンジンがかからない状態になるのです。

② エンジン内部の劣化

車のエンジンは、定期的に動かさないと内部が劣化してしまいます。

エンジン内部にはオイルが循環しており、エンジンを動かすことでオイルが行き渡り、パーツ同士の摩耗や錆を防いでいます。逆にエンジンを長く動かさないと、オイルが循環せず、エンジン内部の部品が乾燥したり、錆びたりしてしまいます。

人間の関節と同じで、長く動かさないと油切れで動きが悪くなり、故障の原因にもなるのです。

③ タイヤの変形

タイヤもまた、車を動かさず長く同じ場所に駐車し続けると、変形してしまう恐れがあります。

同じ箇所にずっと車重がかかり続けると、タイヤが平らにつぶれてしまい、本来の丸い形状が保てなくなります。ゴムボールを長時間床に置きっぱなしにすると、接地面が平らになるように、タイヤも同じような状態になります。

変形したタイヤで走行すると、ハンドル操作が不安定になったり、異常な振動が発生する原因となります。

何日くらい車に乗らないとトラブルになる?

ここまで車に乗らないことで起きるトラブルについて解説してきましたが、実際のところ、どのくらいの期間、車を放置すると問題が発生するのでしょうか?

ここからは、具体的な日数や週数を目安にしながら、最低限の運転頻度について詳しく見ていきます。

① 毎日乗る必要はない

まず結論から言うと、車を毎日動かさなければならないわけではありません。車は本来、数日間動かさなくても、すぐに深刻なトラブルに見舞われることは少ないです。むしろ短期間の休みであれば、車にとって良い休息期間になる場合もあります。

② 1週間に1回乗るのがベスト

では、どのくらいの頻度で車を動かすのが望ましいのでしょうか?

最低でも1週間に1度は車を動かすことをおすすめします。その理由は、車のバッテリーが自然放電によって電力を失い始めるのが、だいたい1週間程度だからです。

また、週に1回程度の運転はエンジン内部にも新しいオイルを循環させ、エンジンが劣化するリスクを低く保つためにも必要な頻度です。

③ 放置が2週間を超えると起こる問題

車を動かさない期間が2週間以上続くと、さまざまなリスクが一気に高まります。

まずバッテリーは放電が進み、エンジンをかけようとしてもエンジンがかからない「バッテリー上がり」の状態になる可能性が高くなります。さらにエンジン内部ではオイルの循環が完全に止まり、部品が乾燥して錆びや摩耗が進行します。

2週間を超えるとタイヤも変形が進み、元の形状に戻りにくくなります。特に季節や気温によっては、これらのトラブルがさらに加速する場合もあるため、注意が必要です。

車にあまり乗らない人が最低限すべきメンテナンス方法

洗車

ここまで車に乗らない期間が長くなると、様々なトラブルが起こることをお伝えしました。

でも実際は、あまり乗る機会がないという方もいますよね。そんな方でも、最低限のメンテナンスを行うことで、大切な車を問題なく維持することができます。

ここからは、車に乗る機会が少ない方が簡単に実践できる最低限のメンテナンス方法を具体的にご紹介します。

① 週に1度、10~15分エンジンをかける

最低でも週に1回は車のエンジンを始動し、10〜15分程度かけっぱなしにしましょう。

エンジンをかけておくことで、バッテリーが充電され、エンジン内部にオイルがしっかり行き渡ります。これは特別な運転をしなくても、自宅の駐車場で停めたままで構いません。休日のちょっとした時間に簡単に行えるので、ぜひ習慣にしてください。

② 月に1回、簡単なバッテリー点検を行う方法

車をあまり動かさない方は、月に1回程度はバッテリーの状態を簡単に目視でチェックするのがおすすめです。

ボンネットを開けて、バッテリー本体が膨張していないか、端子部分に白い粉状のサビが発生していないかなど、見た目だけでも十分なチェックができます。バッテリーの端子が白くなっている場合は、電気の流れが悪くなっている証拠なので、早めの対応を考えましょう。

③ 月に1回、軽く洗車する

「ほとんど乗っていないから洗車しなくても大丈夫」と思いがちですが、月に1回程度は簡単に洗車をするのが効果的です。

実は車の表面には目に見えないホコリや汚れが付着しており、これらを放置すると錆びの原因になります。丁寧な洗車ではなく、サッと水で流して軽く拭くだけでも、十分に錆びを防ぐ効果があります。

④ 長期間(1ヶ月以上)乗らない時の保管法

もし車を1ヶ月以上動かさない場合には、少し特別な対策をしておく必要があります。

まず、バッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。これによりバッテリーの自然放電を防ぐことができます。さらに、タイヤの空気圧を通常より少し高めにしておくと、長期間同じ場所で駐車していてもタイヤが変形しにくくなります。

これらの方法は専門知識がなくても簡単に行えるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

車にあまり乗らない人が押さえるべきポイント

最後に、車にあまり乗らない方がすぐにでも実践できるポイントをまとめました。これらを習慣化するだけで、長期間放置によるトラブルを大幅に防ぐことができます。難しい知識や手間のかかるメンテナンスは一切必要ありません。

以下の3つを意識して、ぜひ実践してみてください。

  • 最低でも週1回、10~15分エンジンを動かす
  • 月1回、バッテリーの簡易チェックと軽い洗車をする
  • 1ヶ月以上放置するときは、バッテリー端子を外し、タイヤの空気圧を高めに設定する

これらを日常のちょっとした習慣にするだけで、大切な愛車をトラブルから守り、安心して使い続けることができます。

車を「動かさないこと」ではなく「最低限の管理」をすることこそが、結果的に愛車の寿命を伸ばす一番の近道です。

車を大切にするということは、決して動かさないことではなく、適度に動かしてあげることだということを忘れないでくださいね。

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