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自然の美しさを肌で感じられる山登りは春秋がおすすめ!
老若男女問わず人気の高いアウトドアといえば、山登りを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。コロナ禍にも人混みを避けて楽しめるアウトドアとして人気が急上昇し、その後も山登りの人気は衰えていません。
自然の美しさや雄大さ、山の中だからこそ聞こえる自然の音や感じられる匂いなど、自然をあらゆる感覚器官で感じることのできる山登りは、魅力がたくさん!
初心者の方は、気候や天候が安定しやすい春や秋がおすすめとされています。今後、登山に挑戦してみたいという方は、4〜5月や10〜11月に向けて準備を進めてみてはいかがでしょう。
山登りをするときに守るべき正しいマナー
山登りは、その名の通り大自然の中に入り散策するアウトドアです。そのため、自然環境を守り、安全に山登りするためのマナーを厳守することが重要視されます。
- ゴミは必ず持ち帰る
- 食器などを使った場合は洗わずに持ち帰る
- 登山道ですれ違う際は原則、登りの人が優先
- 歩くときは一列になって歩く
- 登山道から外れないように歩く
- すれ違う人に挨拶する
ゴミは必ず持ち帰るといった基本的なマナーはもちろん、使った食器などを山中で洗うことは厳禁です。食器についた塩分や糖分などが自然に洗い流されてしまうと、自然環境を破壊する恐れがあります。
また、狭い登山道ですれ違う際は、登りの人が優先というのは山登りを楽しむ人たちの間でのルールとなっています。ただし、こちらは状況に応じて臨機応変に対応しましょう。
山登りで絶対にしてはいけない5つのタブー
山登りする際は、以下の行為に気をつけて楽しんでください。タブー行為を犯してしまうと、山の自然環境に悪影響を及ぼしたり、危険な事態を招く恐れがあるので絶対にやめましょう。
1.山中の自然を勝手に持ち帰る
山中の草花などを勝手に持ち帰る行為は原則、やめてください。1人1つずつ持ち帰った場合であっても、多くの人が山登りを楽しんでいるため、塵も積もれば山となるという諺がある通り、自然環境を破壊しかねません。
ただし、何らかの団体行事などで山の幸を採取することを目的とした山登りであれば、主催者や管理者の提示したルールに従い、採取が可能なケースもあります。
2.ゴミなど持ち込んだものを放置して帰る
山に持ち込んだものは、必ず自分で家まで持ち帰るようにしましょう。食べ物の袋や空になったペットボトルなど、ゴミを山にポイ捨てして帰る行為は言語道断です。
ゴミなど本来山にないものを放置して帰ってしまうと、自然が汚染されたり害獣や害虫が寄ってきて環境に悪影響を及ぼすリスクが高まります。自然を綺麗な状態で守っていくためにも、ゴミなどの持ち込んだものは必ず責任を持って持ち帰ってください。
3.ルートから外れた場所を歩く
登山道として設けられたルートから外れて歩く行為も厳禁です。ルートから外れた場所を歩いてしまうと、その場に生えている植物などを踏み荒らすことになります。
踏み荒らされた植物が多ければ多いほど、山の中の自然環境に変動を与え、踏まれた植物が再生しない可能性もあるので非常に危険です。大切な自然ならではの環境を守るためにも、必ず設置されている、あるいは人工的に開かれている登山道を歩くようにしてください。
4.複数人で横並びになって歩く
複数人で山登りする場合は、必ず一列になって歩くことを守りましょう。複数人で横並びになって歩いてしまうと、他の登山者の迷惑になります。
また、横に広がって歩いていると、山道から足を踏み外してしまったり、広がって歩いているグループを避けようとした他の登山者が怪我を負ってしまう恐れもあります。
5.沢に下りて下山しようとする
山を登って下山しようとする際、沢を下りて下山を試みる人がいますが、これは上級者であっても危険だと判断して避ける行動です。沢に下りた際に足を滑らせて怪我を負ったり、転倒してしまったりと危険がたくさんあります。
特に山登りの最中に道に迷った人が沢に下りがちですが、前述したような怪我を負ってしまえば命の危険もあります。山登りの原則として「迷ったら来た道を戻る」というルールに則って行動しましょう。
山登りする時は自然を守る大事なルールを厳守して
山登りする時は、自分や周りの人の安全に配慮し、自然を守るルールやマナーを守って行動することがとても重要です。今回紹介した正しいマナーややってはいけないNG行為を参考に、山登りのルールやマナーを理解した上で準備を進めましょう。