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赤ちゃんに『赤ちゃん言葉』は使うべき?
赤ちゃん言葉を使って幼い我が子に話しかけるかどうかは、各家庭によって差があります。全く使わず接する家庭もあれば、赤ちゃん言葉を使ったあと子どもの成長に伴い言葉を変化させる家庭もあるでしょう。
赤ちゃんは大人のようにはっきり言葉をしゃべることができないので、赤ちゃん言葉を使った方がものの名前を言いやすい面を持っています。使わなければならないわけではないので、赤ちゃん言葉を使うメリットや卒業のタイミングを把握して、使用するかを検討しましょう。
赤ちゃん言葉を使用するメリット
赤ちゃん言葉を使うメリットは、以下のものがあります。
1.赤ちゃんの耳に入りやすい
赤ちゃん言葉は、ひとつの言葉を伸ばして使う特徴があります。例えば「お兄ちゃん=にいに」や「車=ぶーぶ」といった具合に母音も子音も同じになることがが多く、ひとつの言葉が間延びするような形になるため赤ちゃんにとっては聞き取りやすくなります。
聞き取りやすいということは理解度も自然と高まりやすくなるので、ものを認識しやすくなります。
2.意思疎通に使いやすい
赤ちゃん言葉は乳幼児期の子どもが理解しやすい特徴を持っているので、覚えやすく発言しやすいのが特徴です。
子どもが発言しやすいということは、親子間などでの意思疎通にも使いやすく、子どもは自分のやりたいことや伝えたいことが伝わる喜びを感じます。それと同じように大人も我が子の成長に喜びを感じられるので、非常に良いサイクルが生まれやすいといえます。
3.もっとしゃべりたいと思えるようになりやすい
親子間の意思疎通に赤ちゃん言葉を有効に利用することによって、赤ちゃんや子どもは「もっとしゃべりたい」と気持ちが高い状態を保ちやすくなります。
そうすると子どもはどんどん言葉を覚え、自分の意志を親に伝えるようになってきます。成長を促す意味でも、赤ちゃん言葉は有効な面を持っているのです。
赤ちゃん言葉を卒業するタイミング
赤ちゃん言葉卒業のタイミングは、以下の通りです。
- 子どもが三語文で話せるようになり始めたら
- 口の形状が発達し、大人がしゃべる言葉を話せるようになってきたら
子どもの発達には個人差が大きく出るので、周囲の子が赤ちゃん言葉をしゃべっていないからと焦って言葉を強制する必要はありません。赤ちゃん言葉からの卒業は強制的にするものではなく、子どもの成長とともに自然と卒業していきます。
幼稚園や保育園に通い始めれば、子どもの周りには自分と同じ年齢の子どもがたくさんいる環境になるので、自然とほかの子が使っている言葉を使えるようになります。焦らず子どものペースに合わせて赤ちゃん言葉を卒業させてあげましょう。
まとめ
赤ちゃん言葉は、使用するメリットがたくさんあります。子どもの成長のペースに合わせて赤ちゃん言葉を使って意思疎通を図り、自然な流れに乗って赤ちゃん言葉を卒業させてあげてくださいね。