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過保護すぎると子どもに悪い影響が出やすい
何歳になっても、親にとって我が子はかわいいものです。赤ちゃんだったころの記憶が強く残っているので、つい過保護になってしまうこともあるでしょう。あまりにも過保護すぎると、子どもに悪影響が出る可能性があります。どのような悪影響やデメリットがあるのかを、要チェック!
過保護すぎると起こる『子どもへの悪影響』4選 デメリットをチェック
子どもに対して過保護すぎる対応をしていると、以下のようなことが起きやすくなります。
1.子どもが自分で問題を解決する能力が身につかない
子どもには苦労してほしくないと思う親は多くいますが、だからといって子どもが自分で解決すべきことに首を突っ込んでしまうのはよくありません。
- 子ども同士で解決すべき小さなもめごとに介入し、親が解決する
- 子どもが考えるべきことにすぐ口を出し、答えを教える
- 聞かれてもいない悩みに対し、しなくていいアドバイスをするなど
子どもは年齢に応じた悩みに直面し、それを自分自身で解決したり消化することによって、徐々に大人になっていきます。その機会を潰すことで、子どもは徐々に自分で考えなくなり、親に問題解決を丸投げにしやすくなるのです。
2.わがままになり、誰の言うことも聞かなくなる
過保護な親は、たとえ子どもが悪いことをしても叱りません。「子どもだから仕方ない」「やんちゃで元気なほうがいい」など、自分の子どもがしたことは基本的になんでも肯定します。
その結果、子どもが中高生になるころには「自分はなにをやっても許される」「他人はみんな見下していい」といった、歪んだ認識を持ってしまいやすくなるのです。同級生や年齢の近い子だけでなく、親以外の大人の言うことも聞かなくなる可能性があります。
3.子どもの経験の芽を摘む
子どもが経験したがったことについて、すぐに制止して辞めさせる過保護な親もいます。このような行動は子どもの経験の芽を摘んでしまうので、子どもがなにも経験できないまま大人になり、なにもできない大人になってしまいます。
4.誰を頼っていいかわからず、適切に人に頼れない
親がすべてを決めて子どもを守った結果、子どもは親以外の人を頼らずに育つことも考えられます。中学高校と年齢が上がるにつれていろいろな人とのかかわりを持つにあたり、悩みの内容も複雑になりますよね。なにかがパッと起きたとき、親がいない空間だと誰を頼ればいいかわからないと感じる子もいます。
また、親以外の人をいきなり頼るとなったとき、普段から人間観察をしているわけではないので、性格が少しいびつな人や俗にいう不良のような人を頼ってしまうこと…!
過保護によって子どもに出てしまった悪影響を解説するための対策
過保護に育てた結果子どもに悪影響が出ていると感じたら、以下の対処方法を実践してみましょう。
- 少しずつ自分で考えるよう促す…どちらがいいか聞かれたときなど
- 自分のことは自分でさせる…洗濯物をたたんだり、食器を洗うなど
- 相談されたことだけ答える
- 自分はどうしたいか、どう思ったのか、どうすべきかを聞いて考えるきっかけを与えるなど
いきなり子どもを投げ出すと子どもが不安定になりやすいので、まずは自分の身の回りのことからさせましょう。親は永遠に生きているわけではないので、自分のことは自分でできなければ、最終的に苦労するのは子どもです。
まとめ
過保護になってしまう気持ちは分かりますが、子どもの将来のことを考慮して過保護すぎる状態になるのは避けましょう。過保護に育てたときの対処法を実践し、少しずつ子どもの自立を促してくださいね。