『これぐらい大丈夫』は危険!トイレに流すと詰まる意外なもの6選

「これぐらいなら大丈夫だろう」と思って、トイレットペーパー以外のものをトイレに流してしまうことはありませんか?その何気ない判断がトイレ詰まりの原因となり、大きなトラブルを招く可能性もあります。今回は、詰まりやすいものを取り上げ、その予防策についても触れていきます。意外なものもあるので、ぜひ参考にしてください。

トイレに何でも流すのは危険!

トイレを使った後、ゴミ箱まで行くのが面倒で「これぐらいなら大丈夫だろう」とトイレットペーパー以外のものを流してしまった経験、ありませんか?ですが、トイレには基本的にトイレットペーパー以外のものは流してはいけないのです。気づかないうちにトイレの詰まりを引き起こしてしまう原因になりかねません。普段からちょっとした意識が大切です。

トイレに流すと詰まる6つのもの

便器とトイレットペーパー

「これなら流しても平気だろう」と思いがちですが、実はトイレに流すべきではない物がいくつもあります。今回は、そんな詰まりの原因になりやすいものを紹介します。意外なものが含まれているかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ティッシュペーパー

トイレットペーパーと見た目が似ているため、「ティッシュペーパーも流せるだろう」と思ってしまう方も多いかもしれません。しかし、ティッシュペーパーはトイレットペーパーと異なり、水に溶けにくい性質を持っています。トイレ内部に蓄積されやすく、詰まりの原因となるリスクが高いため、使用後はゴミ箱に捨てるようにしましょう。

2. 生理用品

公共のトイレでもよく見かける「生理用品は流さないでください」という注意書きには理由があります。生理用品は吸水性が高く、水に溶けずに膨張します。これにより、配管内部で詰まりの原因となり、場合によっては他の設備にも影響を与えることがあるため、必ずゴミ箱に捨てるようにしましょう。

3. ウェットティッシュ

ウェットティッシュもトイレに流すべきではないもののひとつです。普通のティッシュよりも頑丈に作られており、ほとんどが水に溶けません。最近では「流せるウェットティッシュ」もありますが、誤って大量に流してしまうと配管に蓄積され、詰まりの原因となり得ます。少量ずつ流すようにし、詰まりの予防を心がけましょう。

4. キッチンペーパーやペーパータオル

料理の後の拭き取りなどに使用したキッチンペーパーやペーパータオルも、「トイレットペーパーのように流せる」と誤解されがちですが、実は非常に詰まりやすいものです。これらは吸水性が高く、油分や汚れがついていることもあり、配管内で詰まりを引き起こしやすいのです。使った後はゴミ箱に捨てるようにしましょう。

5. 綿棒やコットン

意外に思われるかもしれませんが、綿棒やコットンもトイレには流さないほうが良いアイテムです。小さくて軽いため、「これぐらいなら流しても大丈夫だろう」と考えがちですが、これらは水を含むと膨らみ、配管に引っかかりやすくなります。特にコットンは繊維が絡みやすいため、詰まりの原因としては高リスクです。必ずゴミ箱に捨ててください。

6. 髪の毛

髪の毛は流してしまうことが多いですが、トイレの詰まりの原因になることがあります。髪の毛は水に溶けない上、配管内で他の汚れや繊維と絡まることで固まりやすく、詰まりのもとになることがあります。意外な落とし穴ですが、日常的に溜まるものだからこそ、注意が必要です。掃除後などに溜まった髪の毛は、必ずゴミ箱に捨てるよう心がけましょう。

トイレに流す際の注意点と対処法

ラバーカップでトイレつまりを解消

日々の小さな心がけが、トイレのトラブルを防ぐ一助になります。次に、詰まりを予防するためのポイントや、万が一詰まってしまったときの対処法について見ていきましょう。

詰まりの前兆に気づくことが重要:
トイレ詰まりの前兆には、「水流が弱くなる」「水位の変化」「流す際の異音」などが見られることがあります。例えば、流した後に水位が下がりにくい場合や、「コポコポ」とした異音がする場合、配管に何かが詰まっている可能性があります。こうした兆候を見逃さずに早めに対処することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

ラバーカップやお湯での応急処置:
軽い詰まりであれば、ラバーカップ(通称:スッポン)を使って解消することが可能です。また、トイレットペーパーによる詰まりの場合は、50度程度のお湯をゆっくりと注ぎ、自然に溶かす方法も効果的です。ただし、異物や頑丈な素材が詰まっている場合は無理に解消しようとせず、専門の業者に相談することをおすすめします。

トイレが詰まってしまったときに絶対にやってはいけないこと

トイレが詰まった際、焦ってさまざまな対処を試したくなるかもしれませんが、やり方を誤るとトラブルが悪化する恐れがあります。特に以下の点には注意が必要です。

無理に何度も水を流すこと:
詰まっているときに水を流し続けると、さらに水位が上がり、あふれてしまう危険があります。配管内にたまっている水が流れるどころか、便器の外にまで流れ出す事態にもなりかねません。水位が異常に上がっている場合は、給水を一時停止し、まずは原因を見極めることが大切です。

異物を無理やり引き抜こうとすること:
詰まった原因が異物である場合、手や器具で無理に取り除こうとすると、かえって異物が奥に入り込んでしまうことがあります。特に細い配管では、無理に引き抜くことで排水管が傷ついたり破損したりするリスクもあるため、専門業者に任せたほうが安全です。

強力な化学薬品を使うこと:
トイレの詰まりを解消するために、強力な化学薬品を使用することも避けましょう。これらの薬品は詰まりの原因によっては有効ではなく、また、素材によっては便器や配管を傷める可能性があります。特に家庭用のトイレには耐久性に限りがあるため、適切な使用方法でない場合にトイレ全体がダメージを受ける危険性があります。

応急処置で解消できた場合も、再発を防ぐためには日頃からトイレの使い方に注意することが大切です。万が一詰まりが続く場合は、早めに専門業者に相談するのが安心です。

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