買うべきではないキャベツの特徴12選!鮮度を見分けるポイントとは?

キャベツを購入する際、どのような基準で選んでいますか?ついつい値段だけで選んでしまい、傷みが早かったという経験はありませんか。実は、見た目や状態からキャベツの鮮度は見分けられます。今回は、スーパーで避けるべきキャベツの特徴を詳しく解説します。

キャベツ選びの失敗あるある

スーパーで野菜を選ぶ際、「安いから」「近くにあったから」と何気なく手に取ってしまうことはありませんか?特にキャベツは一玉丸ごと売られていることが多く、お得だからと購入したものの、予想以上に早く傷んでしまい、半分も使わないうちに捨てることになってしまった経験を持つ人も多いでしょう。

実は、キャベツは見た目や状態から鮮度を判断することができます。新鮮なうちは甘みがあり、みずみずしい食感を楽しめる野菜なのに、鮮度が落ちると苦みが出たり、固くなったりしてしまいます。そのため、購入時にしっかりと選ぶことが、おいしく食べきるための重要なポイントとなります。

買ってはいけないキャベツの12の特徴

スーパーの店頭には、並んでから時間が経過し、鮮度が落ちたキャベツが置かれていることも珍しくありません。では、避けるべきキャベツにはどのような特徴が現れているのでしょうか。以下のような状態のキャベツには要注意です。

1.外側の葉がシナシナになっている

一玉丸ごと売られているキャベツで最も多く見かける状態が、外側の葉のしおれです。葉がシナシナになっているキャベツは、すでに日が経って鮮度が落ちている証拠です。また、外側の葉にはビタミンCが最も多く含まれているため、新鮮な外葉があることは栄養面でも重要です。キャベツは収穫時に一番外側の葉は除去されているため、店頭で見かける外葉は十分に食べられる状態のはずなのです。

2.カットされた断面が盛り上がっている

最近では手軽に使える半分や4分の1にカットされたキャベツをよく見かけます。このカットキャベツで要注意なのが、切り口の状態です。断面が盛り上がっているものは、カットしてから時間が経過している証拠。切断面の細胞が劣化して膨張することで、このような状態になります。特に夏場は、この変化が早く進行するので注意が必要です。

3.外側の葉の色が色あせている

外葉の状態で気をつけたいのが、色の鮮やかさです。色があせて黄ばんでいたり、くすんでいたりする場合は、鮮度が落ちているサインです。ただし、冬キャベツの場合は例外があります。霜に当たることで紫や赤っぽく変色することがありますが、これは甘みを増す自然な変化なので問題ありません。むしろ、寒さで糖度が上がった証拠と言えます。

4.メロンやトマトの近くに置かれている

意外と見落としがちなのが、キャベツが置かれている場所です。メロンやトマトの近くに置かれているキャベツは避けましょう。これらの果物は熟成を促すエチレンガスを放出するため、近くにあるキャベツの鮮度低下を早めてしまいます。このような場所に長時間置かれていたキャベツは、見た目以上に鮮度が落ちている可能性があります。

5.持った際に極端に軽い

軽いキャベツは要注意

キャベツを手に取った時の重さも、鮮度を判断する重要な手がかりです。ただし、この判断は季節によって大きく異なります。冬キャベツの場合、極端に軽いものは水分が抜けている可能性が高く、葉の張りも失われがちです。一方、春キャベツは品種の特性上、適度に軽やかな方が新鮮で柔らかい食感を楽しめます。まずは同じ種類のキャベツで比較してみましょう。

6.外葉が全て取り除かれている

店頭で外葉が全て取り除かれた状態で販売されているキャベツには要注意です。これは、外葉が傷んでいたため取り除いた可能性が高いからです。スーパーによっては、キャベツの外葉を剥がすための容器が設置されていることもありますが、安易に外葉を捨ててしまうのはもったいありません。外葉は炒め物に使うと、シャキシャキとした食感を楽しめます。

7.芯の切り口が黒ずんでいる

キャベツの底にある芯の部分も、重要なチェックポイントです。芯の切り口が黒ずんでいたり、ぬめりがあったりする場合は、腐敗が始まっている可能性があります。キャベツは芯から腐り始めることが多いため、この部分の状態は特に注意深く確認しましょう。新鮮なキャベツの芯は、白くてみずみずしい状態を保っているはずです。

8.カット面の芯の長さが全体の2/3以上

カットされたキャベツを選ぶ際は、断面から見える芯の長さにも注目です。芯の長さが全体の高さの2/3以上を占めているものは避けましょう。キャベツは古くなると徐々に芯が伸びていく性質があり、芯が長いものは日が経っている証拠です。このようなキャベツは、食べられる葉の部分が少なく、経済的にも損をする可能性があります。

9.断面が黄ばんでいる

カットキャベツの断面の色も、鮮度を判断する重要な目安です。新鮮なキャベツの断面は、みずみずしい淡い緑色をしています。一方、時間が経過すると酸化によって黄ばんでくるため、このような色の変化が見られるものは避けましょう。特に夏場は、この変化が急速に進むことがあります。

10.芯が極端に太い

キャベツを底から見た時、芯の太さが500円玉より大きいものは避けた方が無難です。芯が太いということは、キャベツ全体に占める芯の割合が大きく、食べられる葉の部分が少ないことを意味します。芯にも栄養はありますが、一般的な調理では葉を多く使用するため、コストパフォーマンスの面で不利になってしまいます。

11.葉の巻き方が季節と合っていない

キャベツは季節によって適切な葉の巻き方が異なります。春キャベツは葉の巻きが緩く、隙間が多いのが正常です。一方、冬キャベツは葉がしっかりと詰まっているのが特徴です。これらが逆になっているものは、不適切な環境で保管されていたり、出荷時期を逃したりした可能性があります。

12.葉の間に隙間が多すぎる

キャベツの葉と葉の間に不自然な隙間があるものは、水分が抜けて劣化が進んでいる可能性があります。特に冬キャベツの場合、葉の間に大きな隙間があるものは避けましょう。ただし、春キャベツは品種の特性として適度な隙間があるため、この判断は季節をしっかり考慮する必要があります。

新鮮なキャベツの選び方のコツ

これまで避けるべきキャベツの特徴を見てきましたが、では実際にどのようなキャベツを選べばよいのでしょうか。季節に応じた正しい選び方のポイントをご紹介します。

【春キャベツ(3〜6月)の選び方】
・コロンと丸い形で、ふんわりと軽い
・ 葉は黄緑色で、適度な緩さがある
・みずみずしい外葉がきれいについている
・芯が小さく、切り口が白い

【冬キャベツ(11〜3月)の選び方】
・横長の形で、持つとずっしり重い
・葉は白っぽい薄緑色で、しっかり詰まっている
・外葉にツヤとハリがある
・紫がかった色味があっても問題なし

このように、キャベツは季節によって特徴が大きく異なります。それぞれの時期に合った選び方をすることで、より美味しいキャベツを楽しむことができます。

新鮮なキャベツで健康的な食事を

キャベツの千切り

キャベツは日本の食卓に欠かせない野菜の一つです。一玉丸ごと使い切るには少し時間がかかりますが、適切に選んで保存すれば、サラダやお浸し、炒め物など様々な料理で楽しむことができます。今回ご紹介した特徴を参考に、ぜひ新鮮なキャベツを選んでみてください。スーパーでの買い物が、より楽しく、そして賢い選択になるはずです。

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