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クリーニングに出すべき衣類とは
洋服を買ったときに洗濯表示を確認する方は多いと思います。自宅でお手入れが難しい衣類は、定期的にクリーニングに出すことが推奨されます。クリーニングに出すべき衣類の種類には、特に注意が必要です。以下のポイントを参考に、クリーニングに適した衣類を見極めましょう。
- 水洗い不可のデリケートな素材
- 家庭用洗濯機では扱いにくい高級衣類
- 型崩れや色落ちが心配な衣類(目安として1万円以上)
クリーニングを利用することで、こうした衣類の品質や形状を長持ちさせることができます。
クリーニング後の服にやりがちな5つのNG行為
クリーニング直後の美しい衣類を、できるだけ良い状態で保ちたいと思うのは当然です。しかし、無意識のうちにやってしまいがちな保管方法が、かえって衣類を傷めることもあります。以下では、クリーニング後の衣類を保管する際に気を付けるべきNG行為を紹介します。
1. 袋をかぶせたまま保管する
クリーニング店から戻ってきた衣類にはビニール袋がかけられていますが、そのままかけておくと湿気がこもり、衣類がカビたり虫が寄ってくる原因となる可能性があります。
また、ビニールが経年劣化して衣類に密着し、シミの原因にもなるため、クリーニング後はすぐに袋を取り外しましょう。特に湿度の高い季節には、袋を外して風通しの良い場所に一度置くことで、残った湿気を飛ばすことができます。
2. クリーニング後にすぐ収納する
クリーニングで使用される薬品のにおいが、衣類に残る場合があります。そのまま収納するとクローゼット内にこもり、他の衣類に移ることも。戻ってきた衣類は一度陰干しし、薬品やにおいを十分に飛ばしてから収納するのがベストです。少しの時間、風通しの良い場所でかけておくだけで、洋服がより快適に着用できる状態に整います。
3. クリーニング店のハンガーをそのまま使う
クリーニング店で提供されるハンガーは一時的な使用を想定したもので、長期保管には適していません。特に重たいコートやジャケットなどをそのまま吊るしてしまうと、肩部分が型崩れを起こしやすくなります。
また、セーターなど伸びやすい素材も、ハンガーにかけっぱなしにすると伸びる恐れがあります。衣類に合わせた厚みのあるハンガーや、肩幅がしっかりとフィットするハンガーに変えることが、洋服を美しい形で保つためのポイントです。
4. ビニール袋を外した直後の湿気対策をしない
ビニール袋を外した後は一見、衣類が乾いているように見えますが、クリーニング工程で吸収した微量の湿気が残っていることがあります。この湿気がこもると、特にウールやシルクのようなデリケートな素材はカビや変色のリスクが高まります。袋を外した直後は陰干しを行い、しっかりと湿気を飛ばしてから収納すると、衣類を長持ちさせることができます。
5. 防虫対策をしないまま保管する
クリーニング後の衣類は、一時的に香りが残っている場合もありますが、その香りが虫を引き寄せやすいことをご存じでしょうか?特にウールなどの天然素材は虫食いの被害を受けやすいです。防虫剤を使用する際は、衣類に直接触れないよう袋やケースに入れて使いましょう。また、専用の防虫カバーをかけるのも効果的です。さらに、クローゼット内を定期的に換気することで、湿気やにおいを逃し、虫が好む環境を作らないように工夫できます。
クリーニング後にすべき正しい保管方法
NG行為を避け、クリーニング後の衣類を長く美しく保つためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下の対策を取り入れて、大切な衣類をより良い状態で保管しましょう。
- クリーニング店のビニール袋は必ず外す
- 陰干しして薬品のにおいを取り除く
- 適切なハンガーに掛け替える(木製や厚みのあるものがおすすめ)
- 防虫剤を使用し、衣類専用の防虫カバーで保護する
- 湿気対策として除湿剤を使用し、定期的に換気する
これらのポイントを実践することで、お気に入りの衣類をより長く愛用できます。少しの手間を惜しまずに、正しい保管方法を取り入れることで、クリーニング後の衣類をいつまでも美しい状態で楽しむことができるでしょう。