お宮参りにおける『5つのタブー』…やりがちなバッドマナーやダメな服装とは?

赤ちゃんが誕生して約1ヶ月目を目安に『お宮参り』という行事がやってきます。赤ちゃんの健やかな成長を祈願する行事ですが、初めての親御さんは服装やマナーに不安を抱く方もいるでしょう。そこで今回は、お宮参りにおけるタブーや適切な服装を解説します。

生後1ヶ月頃を目安に健やかな成長を祈る『お宮参り』

『お宮参り』とは、赤ちゃんが誕生してから1ヶ月が経過した頃に、健やかな成長を祈願するために行われる行事です。

自宅から近い氏神様のいらっしゃる神社に参拝するのが一般的ですが、両親のご実家が遠い場合は、遠方から来る祖父母のことを考慮し、赤ちゃんに負担がかからない程度の距離にある神社に参拝する例もあります。

初めてのお子様の場合、ご両親もお宮参りの礼儀作法や服装に不安を抱く方も多いでしょう。基本的にお参りの作法は通常参拝と変わりはありません。服装のみ特別注意を払ってください。

これは避けて!お宮参りにおける『5つのタブー』

「お宮参りは初めて」「以前に経験はあるけれど、何年も前のことで忘れてしまった」という方は、ここでお宮参りにおけるタブーを確認しておきましょう。

1.カジュアルすぎる服装

お宮参りはフォーマルな行事です。そのため、以下のようなカジュアルすぎる格好は、ご両親はもちろん参加者全員が避けてください。

  • ハーフパンツやジーンズなどのラフな格好
  • 露出の多い服装
  • 原色などの派手な格好

基本的に和装やセレモニースーツ、フォーマルなワンピースが一般的です。授乳中のお母さんが多いので、授乳しやすいセレモニースーツを購入すると安心です。

2.毛皮やアニマル柄を身につける

毛皮(ファー)やアニマル柄は、殺生を連想させてしまうため、神社に参拝する際は身に付けてはいけないと言われています。

お宮参りはもちろん、通常参拝や新年参拝、七五三などでもタブー行為とされているので、毛皮やアニマル柄の服、あるいはバッグやファッション雑貨を身につけることは避けてください。

3.帽子やサングラスを身につけたまま参加

帽子やサングラスを身につけたままお宮参りに赴くことは避けてください。神様の御前である神社内で帽子やサングラスを身につけている行為は、非常に失礼です。

鳥居をくぐったら聖域に入るので、鳥居をくぐる前に帽子やサングラスなどの身を隠すファッションアイテムは取り外してください。

4.お喋りに夢中になり騒々しく振る舞う

お宮参りという喜ばしい行事に参加することで、つい家族とお喋りに夢中になってしまったり、可愛い我が子の写真撮影に夢中になってしまう方もいるでしょう。

しかし、会話や写真撮影に夢中になりすぎるあまり、大きな声で会話したり他の人の迷惑になるような騒々しい振る舞いはマナー違反です。

必ず親族一同、一緒に固まって行動するようにし、周囲の人に迷惑をかけないよう気をつけましょう。また、必要以上に長居してしまうと、他の参拝客や神社側に迷惑がかかってしまうので、用事が済んだら早めに神社を後にしてください。

5.お宮参り中に些細なことで揉める

神社という聖域、そしてお宮参りという赤ちゃんの晴れ舞台で、大人たちが揉める行為は絶対にしてはいけません。

お宮参りにおいてよくある揉め事に、赤ちゃんを誰が抱っこして写真撮影するか、という問題があります。伝統に則るならば、父方の祖母が抱っこするのが習わしです。

しかし、やはり両家全員が抱っこしたいという思いが強いため、事前に納得いくまで話し合いをしたり、祈祷終了後に全員に抱っこしてもらう機会を設け、それぞれが写真を撮るなど、予め決めておくと良いでしょう。

お宮参りに最適な服装は?主役は『赤ちゃん』を重視して

お宮参りで両親が最も悩むポイントが「服装」です。一般的に、以下の服装で参加するご両親が多いので、参考にしてください。

  • 赤ちゃんの服装を基準に服の種類や格を統一する
  • 動きやすいフラットなパンプス
  • 授乳しやすくフォーマルな場にも合うワンピース
  • 色無地や訪問着などの和装
  • 膝下のスカート丈
  • ファーやアニマル柄の羽織りものは避ける

ご両親も赤ちゃんに合わせて和装で参加するというケースも多いですが、最近では授乳しやすいよう前開きできるワンピースやフォーマルなトップスで参加するケースも増えています。

また、今後の行事(幼稚園の入園式、保育参観、卒園式)などを考慮して、後々も使えるようなフォーマルスーツやワンピースを選ぶ親御さんも多いです。

お宮参りにはマナー違反とならない服装で参加して

初めてのお宮参りは戸惑うことも多いでしょう。もしも「どうすればいいのかわからない」という場合は、今回ご紹介した服装やマナーを参考にしてもらったり、参拝する神社に祈祷予約する際に尋ねたりすると安心です。

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