目次
たくさん作ったカレー、どう保存してますか?
カレーは、ルーをひと箱使えばかなりの量ができます。そのため、数日間カレーをが食卓に並ぶということも、決して珍しくありません。そこで注意したいのが、残ったカレーの保存方法です。
カレーは保存方法を間違えてしまうと、ウェルシュ菌が繁殖してしまい、食中毒を招く可能性が高まります。そうならないためにも、カレーにすべきではない保存方法を把握しておきましょう。
カレーを保存する時の『絶対NG行為』3選!
カレーを保存するときにすべきではないこととは、以下のものがあります。
1.口をつけたスプーンで残ったカレーを別の容器に移す
口をつけたスプーンには、口内細菌がたくさん付着しています。人間の口内には非常にたくさんの細菌がいるので、それが付着しているスプーンや箸などを使って残り物をタッパーにつめるのはNG!口内細菌が、残っている食材の中で繁殖してしまいます。
口内細菌が繁殖した食材を再度食べると、食中毒になる恐れがあるので注意しましょう。再加熱しても、細菌が死滅するとは限りません。
2.常温で冷ます
常温でゆっくりカレーを冷ましてから冷蔵庫に入れる人は、多いのではないでしょうか?つい放置してしまいがちですが、カレーなどのとろみがある食べ物にはウェルシュ菌が発生します。温度がゆっくり下がっていく過程で発生し、再加熱しても死滅しません。
ウェルシュ菌が繁殖したカレーを食べると、嘔吐や下痢といった食中毒のような症状がひどく出てしまい恐れがあります。
3.熱いいまま、冷蔵庫か冷凍庫に入れる
ウェルシュ菌の繁殖を防ぐためにと、つぎ分けて残ったカレーの温度が下がっていない状態で冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫の中の温度が上がるので、ほかの食材が劣化してしまう可能性があります。
また、カレーのふたなどにも水滴が発生して、水分の中で細菌が繁殖するので、食中毒を起こす可能性も高まります。
カレーの正しい保存方法
カレーの正しい保存方法は、以下の通りです。
- 冷蔵保存…鍋を水をためた桶などにつけて、できるだけ早くカレー本体を冷まして、キレイなタッパーに移して冷蔵保存
- 冷凍保存…ジャガイモと人参は取り除き、適度に冷ましてジップロックにカレーを入れて冷凍保存
ジャガイモと人参は根菜なので、冷凍するとスポンジのような食感になり、美味しさが半減してしまいます。そのため、冷凍保存するときは外しておくのがおすすめです。
まとめ
カレーを保存するときは、NGな保存方法を実践すると体調不良になってしまうかもしれません。体調を崩さないためにも、正しい保存方法を身につけましょう。