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お弁当は時間が経ってから食べるもの…食中毒に要注意!
お子様がいるご家庭では、毎朝お弁当を作る方も多いでしょう。弁当は食べるまで時間が経つものなので、細菌が増殖しないよう、選ぶ食品には特に注意が必要です。お弁当で食中毒を防ぐために、次の点を守りましょう。
- 素手でおかずを詰めることは避ける
- おかずはしっかり加熱する
- ごはんやおかずは、冷ましてから入れる
- 夏場は、お弁当に保冷剤を添える
おかずを詰める際には、手をきれいに洗って、箸などを使用してください。わずかでも食品に細菌が付着すると、時間がたつにつれて細菌が増殖する可能性があります。
また、食中毒を避けるために、おかずは十分に加熱してから、冷ましてからお弁当に入れるようにしてください。熱い状態で入れてしまうと、水分が出て細菌が繁殖しやすくなります。
食中毒のリスクも…お弁当に入れてはいけない「おかず」5選
一体どんなおかずが食中毒の危険性を高めるのでしょうか。以下では、お弁当に入れるべきではないおかずをご紹介します。特に暑い時期にはより注意が必要です。
1.生野菜
生野菜は加熱していないため、特に夏場の暑い時期にお弁当に入れると、食中毒のリスクが高まります。火を通せば大丈夫なので、野菜をお弁当に加える場合は加熱することが重要です。果物も同様の理由で注意が必要で、お弁当に加える場合は別の小さな容器に入れることで、細菌の繁殖リスクや味移りの予防になります。
2ポテトサラダ
ポテトサラダはお弁当に入れる方が多いかもしれませんし、前夜に作った残りをお弁当にすることもあるでしょう。しかし、ポテトサラダは主にじゃがいもを使用しており、傷みやすいおかずの一つです。加えて、ポテトサラダには生野菜が含まれていることもあり、お弁当には不向きとされています。
3.半熟卵
半熟卵は「半熟」の状態であり、長時間放置されるお弁当には適さないおかずです。一方、卵焼きは中までしっかり加熱され、冷めた後にお弁当に入れれば大丈夫です。半熟卵は細菌の増殖リスクが高く、特に夏場はすぐに傷み始める恐れがあるため、お弁当に入れるべきではありません。
4.煮物
お弁当に煮物を入れる方は少なくありません。特に男性向けのお弁当に好まれることが多いです。しかし、煮物はその汁気の多さからお弁当に入れる際には注意が必要です。
デンプンを多く含むじゃがいもなどの材料を使った煮物は、他のおかずよりも傷みやすい傾向があります。煮物をお弁当に入れたい場合は、水分をよく切る、鰹節を上に散らして汁を吸わせるなどの工夫をすると良いでしょう。
5.刺身
刺身をお弁当に入れる選択をする方は少ないかもしれませんが、生の食品、特に刺身はお弁当には不適切です。火を通していないため、食中毒のリスクが非常に高くなります。
傷むスピードも早く、食べる時間にはもう傷んでいるかもしれないし、場合によっては腐り始めていることも。細菌の繁殖もしやすいので、避けた方が無難です。
お弁当に最適!時間が経っても傷みにくい食品は?
夏場のお弁当作りでは、食中毒を避けるために注意が必要です。どの食品を選べば良いか迷ったら、以下のようなおかずを試してみてください。
- 唐揚げやその他の揚げ物
- きんぴらのように水分が少ないおかず
- 梅干しや酢を使用した食品
- 濃い味のおかず
- お弁当向けの冷凍食品
水分が少ないおかずや唐揚げは細菌の繁殖を抑えやすく、お弁当の定番です。梅干しや酢を使ったおかずは抗菌作用があり、夏場には特におすすめです。
また、最近は様々な種類のお弁当用冷凍食品が市販されており、これらは加熱後に冷凍されているため、利用するのも一つの安全な選択肢です。
菌の増殖を抑えた食品選びで、安全なお弁当作りを心がけよう!
いかがでしたか。暑い季節のお弁当作りは、食中毒に要注意です。おかずは菌が増えにくい水分の少ない濃い味付けのものを選び、生ものは避けましょう。保冷剤の利用や、加熱された冷凍食品の活用も有効な対策になります。適切な食材選びと調理方法で、安全で楽しいお弁当作りを心がけましょう。