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日々の使用で徐々に汚れるメガネレンズ
普段からメガネを使っている方は多いでしょうか。視力補正が必要な方は毎日のように使いますし、コンタクトレンズと合わせて使う方や、夜のみ、またはブルーライトカットレンズでパソコン作業やゲームの際にだけメガネを掛ける人もいます。
しかし、日々使用すると、レンズに曇りや指紋、皮脂の汚れが気になるようになりますよね。使用後に毎日拭いているという方も少なくないでしょうが、正しいお手入れ方法で行っていますか?
間違った拭き方は、レンズのコーティングを剥がしたり、傷を付けてしまい、寿命を短縮させてしまいますので、注意が必要です。
絶対にしてはいけない『メガネの拭き方』5選
それでは、メガネを傷つけてしまうような拭き方にはどのようなものがあるのか、5つの方法を挙げて説明します。
1. メガネ拭き以外のもので拭く
多くの方がやってしまいがちなのが、専用のメガネ拭き以外のものでレンズを拭く行為です。これに該当する方は少なくないでしょう。
専用以外のものでレンズを拭くと、レンズに細かい傷をつけたり、かえって汚れを広げてしまうことになります。メガネ拭きの代わりとして使われることが多いティッシュやハンカチ、服の裾などは、実はすべて適していません。これらの使用は控えましょう。
2. 洗っていないメガネ拭きで拭く
「メガネ拭きでしっかり拭いている」と自信を持っている方でも、そのメガネ拭きを定期的に洗っていなければ、汚れをレンズに塗り広げることになります。
メガネ拭きは週に1回程度の洗濯が推奨されており、洗濯機で洗う際は洗濯ネットの使用を、手洗いする場合は洗剤を数滴たらして優しくもみ洗いした後、すすいで、風通しの良いところで陰干ししましょう。
3. 鼻パッドを最初に拭く
メガネのお手入れ時に、レンズの前に鼻パッド(メガネが鼻に触れる部分)を拭き始めてしまうことはありませんか?
鼻パッドは、メガネの中で一番汚れが集中する箇所の一つです。そのため、最初に鼻パッドを拭くと、そこの汚れがレンズに移り、メガネの寿命を短くしてしまう可能性があります。
鼻パッドには皮脂や化粧品の汚れなど、多種多様な汚れがついていることが多いのです。この汚れがレンズに付くと、メガネの品質を損ねるため、お手入れの際には正しい順番で行いましょう。
4. レンズを強く擦りすぎる
レンズを拭くときに、強い力を加えて擦ってしまうことはないでしょうか。特にレンズの汚れがひどい場合、強く擦ってしまいがちですが、これは避けるべき行為です。
清潔なメガネ拭きを使用していたとしても、レンズは非常に繊細なため、強い力で擦ると傷がつく可能性があります。さらに、目に見えない汚れによってもレンズが傷つく恐れがあるため、レンズは優しく、慎重に拭くことが重要です。
5. ハンドソープや石鹸を使っての洗浄
メガネのケアをする際、石鹸やハンドソープを使って水洗いする方もいるかもしれませんが、これは推奨されない方法です。
石鹸類を使用すると、メガネレンズの表面に施されたコーティングが損なわれる恐れがあります。メガネ拭きのみでは心配な場合、専用のスプレータイプのレンズクリーナーの利用を検討してください。
メガネを長持ちさせる正しい拭き方
メガネの寿命を延ばすためには、正確なお手入れ方法と拭き方を心掛ける必要があります。メガネをケアする際は、以下の指示に従いましょう。
- 洗濯した清潔なメガネ拭きを利用する
- メガネ拭き以外のものでレンズを拭かない
- レンズを優しく、慎重に拭く
- ハンドソープや他の石鹸類を使用しない
加えて、メガネを拭く時の順序も重要です。不適切な順番で拭くと、レンズに汚れを移す可能性がありますので注意しましょう。
メガネを拭く正しい順序
- 清潔なメガネ拭きでレンズを優しく、丁寧に拭く
- 次に、テンプル(メガネのかける部分)を拭く
- 最後に、汚れが多い鼻パッドを拭く
最初に、汚れが最も少ないレンズから拭き始め、次に比較的汚れの少ないテンプル、そして最も汚れが集まりやすい鼻パッドを最後に拭きます。
メガネは正しい方法で毎日お手入れしよう
いかがでしたか。意外と「やっちゃっていた!」というNGなお手入れ方法もあったと思います。メガネのレンズはデリケートなので、正しい方法でお手入れし、1週間に1度を目安にメガネ拭きを洗濯するようにしましょう。メガネの寿命を最大限に延ばし、常に最良の状態で使用することが可能になります。