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いつも使っている日本語、もしかすると間違っているかも
日本人だから、普段使っている日本語を間違えるわけがないと思い込んでいると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかも!日本語は、日本人が思うよりも複雑な言語です。日本人であっても間違った日本語を使ってしまう可能性があるので、恥をかかないよう注意しましょう。
実は間違っている『日本語』5選!正しい使い方もチェック
実は間違っている日本語は、以下のものがあります。もしかすると、無意識に使っているかも…!
1.白羽の矢が立つ
「白羽の矢が立つ」という言葉を聞くと、なにかに大抜擢されたというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?テレビの再現ドラマなどでも、セリフにそれとなく組み込まれていることが多々あります。
「白羽の矢が立つ」という言葉が本来持っている意味は、多くの人の中から犠牲者として選ばれることです。選ばれる面では誉を感じるかもしれませんが、犠牲者代表であることを知っておきましょう。
2.役不足
「役不足」というと、相手の実力がなく、与えた役職などをこなせないといったマイナスの意味にとらえがちです。実際にそういった意味で部下を叱咤激励している人も、いるかもしれません。
しかし、「役不足」という言葉が本来持つ意味は、役者の実力に見合う役ではなく、役が役者に負けているというものです。桃太郎ができるはずの人が、道端の通行人Aをやったという意味になります。
3.失笑
「失笑」というと、相手を見下してこぼれた、嫌味のある笑みを想像する人も多くいると思います。相手のことを、小ばかにしているときなどにこぼれる笑みだと思っている人は要注意!
「失笑」は本来、我慢していた笑みが、こらえきれずぽろっとこぼれたという意味を持っています。
4.敷居が高い
「敷居が高い」という言葉は、格式が高くてハードルが高いイメージを持つかもしれません。高級なお店に行くとなると、敷居が高いと思うこともあるでしょう。
しかし、その思いを口に出すのはちょっと待った!「敷居が高い」という言葉の意味は、相手に失礼なことをしてしまったため近寄りがたいというものです。
5.なし崩し
「なし崩し」というと、その場の雰囲気にのまれてしまったり、そのまま雪崩のように物事がずるずると進んでしまうという意味だと思いがちです。物事を適当に済ませてしまうといった意味があると、捉えている人もいるかもしれません。
「なし崩し」が持つ本体の意味は、上記のものと正反対です。物事をコツコツ進め、計画通り順序を守って物事を済ませていっているという意味を持っています。
まとめ
日本語の中には、日本人でも意味を間違って使っている言葉が紛れ込んでいます。自分の認識が正しいと思い込まず、いろいろな言葉の意味を知って正しく使いこなしましょう。