『両親の仲が悪い人』の特徴5選 子どもに与えている悪影響とは

幼少期、両親の仲の悪さを見せられてきた人は、成長過程に悪影響を及ぼすと言われています。この記事では、子どもの頃に両親の仲が悪かった人の特徴や、子どもに悪影響を与えないよう親が意識すべきことを紹介します。

幼少期の家庭環境や両親の仲は子どもに大きな影響を与える

幼少期の家庭環境は、子どもが成長していく過程で大きく影響を与えます。特に、両親の仲の良さは子どもにとって安心感を大きく左右する要素なので、その後の性格形成や考え方に影響を与える傾向が強く見られます。

例えば、両親の仲が良い家庭で育った子どもは、家に心から安らげる居場所を確保できます。一方、両親の仲が悪いと子どもは常に緊張やストレスにさらされている状態となり、心から安らぐことができなくなってしまうのです。

このような環境が子どもに与える影響は大きく、性格形成だけでなく、恋愛や人間関係の構築、精神面の安定にもつながってきます。

どのような影響が?『両親の仲が悪い人』の特徴5選

では、両親の仲が悪かった人は、どのような共通した特徴を持っているのでしょうか。

1.周囲の目や意見を必要以上に気にする

両親が目の前で喧嘩していたり、険悪な雰囲気が漂っていた家庭で育った子どもは、常に両親の顔色を窺っていた傾向が見られます。

そのため、成長しても周囲の目や意見を必要以上に気にしてしまい、決断や精神面を左右されてしまう人が多いです。

些細なことでも「もしかして怒らせてしまったかもしれない」「ガッカリさせたかもしれない」と気にし過ぎてしまうため、ストレスを感じやすい特徴が見られます。

2.自分の感情や気持ちを周りに上手く伝えられない

両親の仲が悪い環境では、自分の気持ちや意見、悩み事を気軽に両親に相談できなかった、話をなかなか聞いてもらえなかったという人も少なくありません。

そのため、成長してからも自分の感情や気持ちを周囲に上手く伝えることができず、自分の中に感情を押し込めてしまう傾向があります。

周りに目を気にするため、いつもニコニコと笑顔は浮かべているものの、実は心の中で不満や悲しみを抱えていたりする人が多いのです。

3.素直に周りを頼ったり甘えることができない

前述したように、両親の仲の悪さにより、悩み事や話をなかなか聞いてもらえないといった環境で育った子どもは、周囲に頼ったり甘えたりする術を身につけていません。

したがって、成長した後も素直に周りを頼ったり甘えることができず、何事も自分だけで解決しようと試みたり、悩み事やストレスをひとりで抱え込んでしまったりする傾向が見られます。

4.自己肯定感が低く情緒不安定になりやすい

両親の仲が悪かったことで、悩み事やストレスをひとりで抱え込みやすい性質が強く育ってしまった人は、物事を周囲に頼り解決する術がありません。そのため、情緒が不安定になりやすく、鬱になりやすい傾向も見られます。

また、両親が喧嘩ばかりの家庭で育った人は、「自分は愛されていないのでは」「本当は自分のことを邪魔だと思っているのでは」と思い込みやすい傾向も見られます。

そのため、自己肯定感が他人よりも低く、些細な出来事で「自分はダメな人間だ」「必要とされていないのでは」と落ち込んでしまうことも。

5.恋愛や結婚に対して消極的な傾向

両親の仲の悪さを目の当たりにしてきたため、「結婚しても幸せにはなれない」と考えてしまったり、恋愛においても「どうせ愛されない」「この人は本当に私のことが好きなのだろうか」と疑心暗鬼になりがちです。

それにより、恋愛や結婚に対して消極的な人が多い傾向も見られます。

しかし、反対に両親の仲が悪かった影響で、恋愛相手や結婚相手に対して高い理想を持ってしまう人も多いです。どちらにせよ恋愛面で上手く関係構築ができずに悩む人が多く見受けられます。

両親の仲が原因で子どもに悪影響を与えないよう意識すべきこと

一緒に暮らしていると、どうしても喧嘩に発展してしまったり、夫婦仲が悪くなる期間もあるでしょう。しかし、そのような状況でも子どもに悪影響を与えないためには、以下の点を意識してください。

  • パートナーの悪口を子どもに吹き込まない
  • なるべく両親の喧嘩を子どもに見せないようにする
  • 子どもの話には耳を傾けるようにする
  • 常に子どもが気軽に相談できるような雰囲気を作る
  • 「どっちの味方?」など親を選ばせるような言い方をしない
  • 定期的に必ず家族で一緒に出かける機会を設ける

両親が喧嘩していても「自分は愛されている」という絶対的な自信が持てると、子どもは自己肯定感が下がることはありません。

また、喧嘩をしていても仲の悪い期間が続いていても、必ず家族で一緒に出かけたり、何かに取り組んだりと一緒に過ごす機会は設けましょう。もちろん、その時は子どもの前で悪い雰囲気を見せず、温かい居場所を作ってあげてください。

子どもには雰囲気の良い家庭環境を整えてあげよう

いかがでしたか。幼少期の家庭環境は、成長するに従い性格形成や考え方、自己肯定感などに大きく影響を与えます。なるべく子どもの前で夫婦喧嘩することは控え、雰囲気の良い温かい家庭環境を整えてあげてください。

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