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『お正月』の過ごし方 改めて日本の風習を意識しよう
新年の過ごし方は、すでにお決まりでしょうか。今年も残すところ僅かとなり、新しい年に向けて準備を進めている方も多いでしょう。
お正月といえば、と決まった過ごし方を持つご家庭もあれば、特に決まっていないという方もいると思います。
まだお正月の過ごし方が定まっていないという方は、ぜひ2024年の年明けに改めて日本の風習を意識したお正月の過ごし方を実践してみてはいかがでしょう。
理由も解説!お正月における『5つのタブー』
日本には、昔から「お正月にこのような行動は避けるべき」と言われてきた伝統的な風習があることをご存知でしょうか。ここでは、お正月におけるタブー行為を理由と共に解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.家の中を掃除する
新年早々に家の中を掃除してしまうと、せっかく家に招き入れた歳神様を追い払ってしまうと言われています。
歳神様はその年の福を持ってお家を訪ねてくれる存在として崇められているため、水回りの掃除を含め、歳神様を追い払ってしまうような掃除は年明け早々、せめて元日〜2日までは控えるべきでしょう。
2.刃物を使う
昔からお正月に刃物を使うことも控えるべきと言われてきました。これは、正月早々に刃物を使い、手などを怪我してしまうと縁起が悪いという理由です。
そのため、年を越す前に日持ちするおせち料理を作っておき、年明け早々は包丁などの刃物を持たなくても済むように準備をしていたのです。
3.火を使って料理する
刃物を使うだけでなく、火を使って料理することも控えるべきと言われています。こちらも空気が乾燥している冬場は火の回りが早いため、正月早々に火事を起こしては大変だ、という意味が含まれているようです。
現在はIHクッキングヒーターを導入しているご家庭も多く見かけますが、年明け早々は家事の忙しさなども忘れ、のんびり過ごすことをおすすめします。
4.誰かと喧嘩する
新年早々、誰かと喧嘩する行為は風習云々を抜きにしても気持ち良いものではありません。年が明けて早々喧嘩することで、悪い気を呼び寄せてしまいそうですよね。
喧嘩は自分はもちろん、周囲をも新年から不快な気分にさせてしまいます。新年はゆったりとした気持ちで過ごし、この時期ばかりは喧嘩しないよう慎んでください。
5.初詣までに浪費する
昔から新年早々散財する行為は、1年間お金が貯まりにくくなると言われているため、タブー視されてきました。また、最初にお金を使う場所は、神様に挨拶するという意味でも初詣が望ましいと言われています。
最近では新春セールが全国的に行われているので、お正月にたくさんお金を使ってしまう…という人も多いでしょう。お正月は何かとお財布の紐が緩みがちになりますよね。
しかし、お正月だからこそ、しっかりとお財布の紐を締め、本当に必要なものだけを買うように改めて意識してみてはいかがでしょう。
お正月の理想的な過ごし方は?
上記で紹介したタブー行為を踏まえると、お正月はどのような過ごし方が理想なのでしょうか。ぜひ以下の過ごし方を参考に、新たにやってくる年に向けて過ごし方を考えてみてください。
- 初日の出を拝む
- 初詣のため神社へ参拝する
- 正月料理を家族や親族とのんびり楽しむ
- 新年の抱負を決める
- 1年の予定を決める
- 七草粥を食べる
お正月は日頃の忙しさやストレスを忘れ、のんびりゆったりとした気持ちで過ごすことが理想的です。そのため、家族とのんびり過ごしながら、新年の抱負や1年間の予定を決めると良いでしょう。
また、最近では「家にいるとどうしても家事をしてしまう」という理由から、年末年始はホテルを予約して、家族でのんびり過ごすという選択をとる方も増えています。
お正月はタブーに気をつけてのんびり過ごそう
お正月は日頃の疲れやストレスを忘れて、全員がのんびりゆったりとした気持ちで過ごすことが理想的です。なるべくタブーと言われている行動は避け、ぜひご自身に合ったお正月の過ごし方を見つけてみましょう。