目次
周囲が迷惑がる行為も…突然出てしまう生理現象「くしゃみ」
風邪のひき始めやアレルギー症状などによって引き起こされる「くしゃみ」は、体内に留まっている悪い菌を排出しようとする作用の1つです。
しかし、くしゃみで飛び出す唾には悪い菌が含まれていることもあり、エチケットを守らないと菌が周囲の人に飛び散ってしまいます。風邪の感染拡大につながる可能性もあるので、迷惑に感じている人も多いでしょう。
どうしても周囲に人がいる時にくしゃみが出てしまいそうな時は、相手に迷惑がかからないよう、また不快な思いをさせないように配慮するのが最低限のマナーです。
くしゃみをする時の『5つのタブー』
くしゃみをする時、周囲に配慮せずにくしゃみしてしまうと「迷惑な人」「最低限のモラルもないの?」と白い目で見られてしまいます。ここでは、そんなくしゃみをする時のタブー行為を紹介します。
1.口を覆わずに盛大にくしゃみする
くしゃみが出そうと思った時、口を覆わずに盛大にくしゃみをする行為は、周囲に対してあまりに配慮がなさすぎます。
口を覆わずにくしゃみをしてしまうと、口から飛沫が飛び散り、唾が他人にかかったり、飛沫に含まれている菌が他の人に感染したりする恐れがあります。
迷惑をかけるだけでなく、周囲の人たちを不快にさせてしまう行為なので、何かしらで口を覆ってからくしゃみしましょう。
2.くしゃみの時に手で口を覆う
意外と多くの人が勘違いしていますが、くしゃみの時の手で口を覆う行為は誤りです。くしゃみの時に手で口を覆ってしまうと、飛沫が手に付着してしまいます。
手に飛沫が付着した状態のまま行動を続けてしまうと、行く先々で触れたものに飛沫が移ってしまい、ウイルスを感染拡大させてしまう恐れがあります。
くしゃみの時は手で口を覆うのではなく、基本的にはティッシュやハンカチを取り出して口を覆いましょう。ティッシュやハンカチを取り出す余裕がない場合は、手ではなく袖で口元を覆ってください。
3.くしゃみの時に口を覆った手を洗わない
ついくしゃみの時に手で口を覆ってしまった場合は、すぐに手を洗ってください。くしゃみの時に口を覆った手を洗わないと、先ほど話に出たように、行く先々でウイルスを拡散することになります。
4.周囲に配慮せず大きな声を出してくしゃみする
人によっては、くしゃみをする時に周囲に配慮せず、大きな声を出してしまう人がいます。腹筋が弱っていてどうしても大きな声が出てしまうという人もいると思いますが、なるべく周囲に不快な思いをさせないよう、声を出さないよう気をつけてください。
くしゃみの時の声量を落とすためには、くしゃみの前に吸う空気の量を少なく調節することがポイントです。なるべく、くしゃみ前に空気を多く吸わないよう意識してみましょう。
5.周囲の人の方を向いたままくしゃみする
くしゃみが出そうな時、周囲に人がいる場合はその人たちから顔を背け、できる限り飛沫がそちらへと飛ばないように配慮するのがマナーです。
中にはこのような配慮をせず、周囲の人の方向を向いたままくしゃみする人がいますが、くしゃみされた側は「迷惑だ」「不快だ」と嫌な気分になっていることが大半です。
顔を背けたり、あらゆる方向に人がいる場合は、早めにその場を立ち去ったり、下を向いたりとできる配慮をしましょう。
くしゃみが出そう…!周囲への配慮のため取るべき対応は?
くしゃみが出そう、と感じたら、周囲の人に迷惑をかけないためにも以下のような対応を意識しましょう。
- くしゃみが出そうな時はティッシュやハンカチで口と鼻を覆う
- 他の人からなるべく1mほど距離をとってくしゃみする
- なるべく声が出ないよう配慮する
- 飛沫が他人に感染しないよう他の人から顔を背けて行う
- 飛沫が極力飛び散らないよう下を向いて行う
- 使ったティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる
- 使ったハンカチは袋などに入れてバッグに仕舞う
風邪気味の方やアレルギー反応が起こりやすい時期には、ハンカチを2枚持ち歩いたり、ティッシュと小さめのジップ式の袋を必ず持ち歩くなど、持ち物にも気を使うと良いでしょう。
くしゃみが出そうな時は最低限のマナーを守って
いかがでしたか。くしゃみが出そうな時は、周囲の人に迷惑をかけたり不快感を与えたりしないよう、最低限のマナーを守るようにしましょう。また、くしゃみが頻繁に出る時期には、あらかじめマスクを着用することをおすすめします。