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令和でも夫の義母との関係に悩む女性は少なくない!
近年、一昔前に比べると嫁姑問題が減少しているような印象を受けます。しかし、やはり可愛い息子のお嫁さんに対して風当たりの強い姑は多く、令和でも夫の義母との関係に悩む女性は少なくありません。
中には「お嫁さんとの距離感や接し方がわからない…」と姑側も悩んでいるケースも見受けられるため、この場合は双方の話し合いや、お互いのことを知る機会を設けることで仲が改善されることが大半です。
しかし、明らかな嫌がらせや悪口を言われているという場合は、嫁側の心労が絶えず、精神的に追い詰められてしまう女性も多いでしょう。
姑が嫌がらせをしてくる『5つの心理』
なぜ姑は嫁に悪口を言ったり、嫌がらせをしてくるのでしょうか。ここでは、姑が嫁に嫌がらせをしてくる心理や、嫁が嫌われがちな理由について紹介します。
1.無意識のうちに嫁が自分より格下の相手と認識している
現在、姑の立ち位置にいる人たちは、いわゆる昭和世代に当てはまります。昭和世代といえば、まだ上下関係が根強く、そして非常に厳しい世代です。そのため、無意識のうちに自分よりも年下の嫁が自分よりも格下の相手であるという認識を持っている可能性があります。
最初は少し態度が冷たいだけだったのに、嫁側が自分が思ったように行動しなかったことがきっかけで、「嫁を躾ける」という認識から嫌がらせがエスカレートする事例は珍しくありません。
また、同じ家族に血のつながっていない自分よりも若い女性がいるということに嫉妬心を抱き、その気持ちが「嫁の方が下位である」という認識をより強めているケースもあるでしょう。
2.可愛い息子が他所で家庭を築いているという自覚がない
自分の可愛い息子が他所で家庭を築いているということを頭ではわかっていても、心が追いついていないというケースも考えられます。
赤ちゃんの頃から一心に愛情を注いでいた息子が、別の血のつながっていない女性と家族になっているという事実を実感できず、深層心理の中で「息子があの女に取られた」と感じてしまっているのです。
他所で家庭を築いているという自覚がないと、息子の住んでいる家は自分の家でもあると思い込んでしまい、勝手に上がり込んだり、家の中を好き勝手に歩き回ったりと行きすぎた干渉につながりやすいでしょう。
3.息子が自分に意見するのは嫁のせいだと思い込んでいる
息子の家庭について干渉しすぎるあまり、息子が「そんなに口出ししなくていいから」と実母を嗜めた際、今まで自分の言うことを聞いてきた息子が口答えしたことに動揺し、「嫁のせいだ」と思い込んでしまう姑もいます。
すると、嫁は自分と息子の中を引き裂く存在だと認識してしまい、自分にとって「悪」「敵」であるとの考えに至ってしまうのです。
自分にとっての悪や敵は排除したいと思うのが人間です。したがって、嫌がらせや悪口などが増え、エスカレートしてしまう原因となります。
4.自分が嫁入りした時も嫌がらせされたから…という深層心理
現在の姑世代では、地域やご家庭によっては嫁入りの際に現代以上に厳しい嫁いびりを受けたと言う人も少なくありません。この時期の記憶が強く残っている女性は、大きく分けて2つのパターンに分かれます。
1つは「自分の息子のお嫁さんには、同じ思いを絶対にさせない」と考えるパターン、そしてもう1つは「自分が嫁入りした時の嫌がらせされたから、息子の嫁も同じ思いをして当然」と考えるパターンです。
後者の場合、自分がされた嫌がらせを同じように受けても仕方がないと考えているため、自分の嫌がらせ行為を正当化していることも行為に拍車をかけているのでしょう。なんとも迷惑な話です。
5.「嫁はこうであるべき」という固定概念が拭えない
ご家庭や地域によっては、いまだに「嫁はこうあるべき」と言う固定概念が拭えない人もいます。「嫁は外で働かず、家で家事や育児に翻弄し、夫を労わるべき」「義実家へ訪れた際は積極的に動くべき」などの考えです。
こうした固定概念が拭えない人は、嫁がその考えに沿って行動してくれないと「ダメな子ね!」と悪口から入り、次第に嫌がらせへとエスカレートする傾向があります。
また、この場合は、先ほどの自分が嫁入りした時にされた嫌がらせの記憶が影響していることも大きいでしょう。そのため「あの子は幸せそうにのんびり暮らして…」という女特有の嫉妬心も見え隠れしています。
嫌がらせをしてくる姑と関わりたくない…対処法は?
嫌がらせをしてくる姑とは、極力関わりたくないと思うのが嫁心です。現代では、別々の家に住んでいる方も多いので、接触することをやめるという強気な選択もありでしょう。
しかし、家が近い、同居している、どうにかして嫌がらせをやめさせたいという場合は、以下の対処法があります。
- 嫌がらせの証拠を集める
- 夫や他の親族に協力してもらう
- 名誉毀損やプライバシー侵害に当たることを伝える
- 「嫌がらせをやめないと会わない」と親族の前で伝える
- 弁護士に相談する
- 二世帯住宅を検討する
二世帯住宅を検討する、弁護士に相談するという方法は最終手段です。まずは嫌がらせの証拠を集めて夫に相談してみましょう。夫が頼りにならない場合は、最も親しい親族に相談したり、自分の親に相談して一緒に話し合ってもらうのも有効です。
また、集めた証拠を提示して、これらは名誉毀損(あるいはプライバシー侵害)に該当することを伝えます。法で罰せられることがわかると態度が軟化する人も少なくないので、嫌がらせをやめてほしい時はこのような強硬手段に出ることも検討しましょう。
姑からの嫌がらせには強気で適切に対処することが大切
いかがでしたか。嫌がらせしてくる姑は、可愛い息子を取られた、現代に生きる嫁が幸せそうに暮らしていることに嫉妬しているケースが多いです。まずは嫌がらせの証拠を集めて、強気に、そして適切に対処することを目標にしましょう。