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性格の不一致多数!30代〜40代前半で離婚する夫婦が多い
近年、1年間の婚姻件数に対し、離婚する夫婦の件数が3割に上っているという事実から、「3組に1組が離婚している」と言われることも増えました。
実際には、男女共に離婚原因のトップに挙がった理由は性格の不一致です。次いでモラハラや金銭的な価値観の違いなどが挙がっています。
また、結婚から5年未満で離婚する夫婦が非常に多く、なおかつ30代〜40代前半で離婚する夫婦が多いという調査結果もあります。近年は晩婚化も進んでいるため、20代後半〜30代で結婚し、5年以内に離婚を決めてしまう夫婦が多いということでしょう。
『離婚が近い夫婦』の特徴5つ
離婚が近い多くの夫婦には、ある共通点が見られます。ここでは、『離婚が近い夫婦』によく見られる特徴を紹介するので、自分達に当てはまっている特徴はないかチェックしてみましょう。
1.夫婦間のコミュニケーションが少ない
離婚が近い夫婦の多くに共通する特徴が夫婦間のコミュニケーションが少ないという共通点です。一緒に同じ家で暮らしていても全く相手に興味を持たず、会話をせずにその日を終えてしまうことも少なくありません。
また、片方がコミュニケーションを取ろうとしても、パートナーが話を聞いてくれないなどの不満や寂しさから、やがてコミュニケーションをとることを諦めてしまい、離婚に至る夫婦も少なくありません。
2.お互いが相手を尊重せず見下している
結婚することで恋人関係から家族関係に変化します。家族となり、一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、悪い部分がより大きく見えてしまうものです。
小さな不満がお互いに積み重なり、相手に対する愛情や尊敬よりもイライラすることが増えてしまうことで、無意識のうちに相手を見下すような態度や言動を見せるようになってしまうことも…。
一緒に暮らしていれば、相手のこのような心理に気付く人も多く、より関係性を悪化させてしまいます。無意識に見下すことで、言動にも遠慮がなくなり、喧嘩が絶えなくなった結果、離婚に至る夫婦も多いです。
3.感謝や謝罪の言葉を伝えない
コミュニケーションが少ないという特徴につながりますが、結婚する前は当たり前のようにできていた感謝や謝罪も、家族になった途端、おざなりになってしまっていませんか。
たとえば、仕事で生活費を入れてくれていること、家事をしてくれていること、育児を頑張ってくれていることなど、日常にはあらゆることに対して感謝できる出来事があります。しかし、これらを「当たり前のこと」と受け入れてしまうと、感謝することを忘れてしまうのです。
こうした感謝や謝罪の言葉は、お互いに伝え合わずにいると相手を思いやる気持ちが薄れていきます。このような些細な変化がいざという時に離婚のきっかけとなる恐れもあります。
4.生活習慣や考え方に違う部分が多々見える
夫婦で生活していると、生活習慣や考え方に違う部分が見えてくることは珍しくありません。そこをお互いにどのように妥協し擦り合わせるか、これが夫婦関係を良好に保つ上で重要です。
しかし、お互いに自分の生活習慣や考え方を変えようとしなければ、徐々にその違いは広がっていき、不満が大きくなっていきます。以前ならば許せたことでも許せなくなるなど喧嘩が絶えなくなり、離婚につながる原因となることもあるでしょう。
実際、性格の不一致、価値観の違いなどは離婚原因の上位にランクインしています。共働き世帯が増えて経済的に余裕ができた近年では、一緒にいることに重要性を見出せず離婚してしまう夫婦も多いのです。
5.どちらかの帰宅時刻が遅くなる
夫婦どちらかの帰宅時刻が以前よりも遅くなっていませんか。最近は、家に居場所がないと思う人が増えており、終業後に家に直行するのではなく、別の場所で時間を潰してなるべく家にいる時間を減らしている人も増えています。
特に「家に帰ると妻に小言を言われることが増えて居づらい」という理由で、帰宅を先延ばしにする男性が増えているようです。
このように片方が帰宅を意図的に遅らせていることで、家事や育児の負担が家にいる側に重くのしかかってしまい、余計に夫婦間の関係を悪化させる原因になるという悪循環も発生しやすくなります。
離婚を回避するために夫婦ですべきことは?
上記で紹介したような『離婚が近い夫婦』の特徴に複数当てはまった場合は、要注意です。離婚を回避するためにも、夫婦間で以下のような習慣を心がけることが大切です。
- 簡単な挨拶や感謝から伝え合う
- 毎日5分でもいいので会話する
- 相手に完璧を求めず相手の価値観に寄り添い合う
- お金に対する考え方は擦り合わせる
- お互いに共通する趣味を見つける
コミュニケーションが圧倒的に少ないと感じる夫婦は、まず朝の挨拶や帰宅時の「おかえり」「ただいま」などの簡単な挨拶から始めてみましょう。そこから「気をつけてね」「お疲れ様」などの労いの言葉を増やすなど、徐々に言葉数を増やしていきます。
また、無理して毎日たくさん会話する必要はありません。喧嘩にならない程度に、毎日たったの5分でもいいので会話する習慣をつけましょう。短時間会話するだけでも、相手の価値観を理解するきっかけが増え、少しずつ無理なく歩み寄れるようになります。
コミュニケーションが少しずつ増えてきた段階で、お互いに共通する趣味を見つけるのも良いでしょう。お互いに共通点があると、それだけで会話が弾んだり、一緒に作業したりする機会が増えます。
何より大切なことは、もともと別の環境で育った赤の他人同士が同じ家で暮らしていることを再度認識することです。価値観や考え方が違うのは当たり前です。相手に完璧を求めず、ハードルを下げて妥協したり歩み寄ったりする心を持ちましょう。
パートナーとの離婚を回避するため相手を思いやることが大切
いかがでしたか。現在、パートナーと夫婦関係が悪化している方でも、一度は結婚したいと思うほど愛した相手です。簡単に離婚を決めてしまうのではなく、まずは離婚を回避するために相手に寄り添いながら、コミュニケーションを少しずつ取り合う努力をしましょう。