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そもそもトイレはなぜ臭うの?
トイレが臭うのは、アンモニア臭や尿石・カビなどが関係しています。
「アンモニア臭」とは、飛び散った尿に雑菌が繁殖して起きる悪臭のことで、「尿石」は尿に含まれるカルシウムやミネラルが結晶化したものを言います。
いずれも時間が経つと強い匂いを発生させ、一度こびりつくとなかなか落ちません。トイレの臭いを消すには、アンモニア臭や尿石・カビを除去するしかないのです。
トイレが臭う意外な原因5つ
目立った汚れがないのにトイレが臭うのは、アンモニア臭や尿石が意外な場所にこびりついているからです。では、臭いの元となる意外な場所はどこにあるのでしょうか。
温水洗浄便座の裏側
温水洗浄便座の裏側は、尿はねが多く、尿石がたまりやすい場所です。
トイレ掃除のたびに便座の裏側まで掃除するのは大変ですが、できれば1週間に1度、少なくとも1ヶ月に1度は掃除をした方が良いでしょう。
掃除は以下の方法で行います。
- 温水洗浄便座を取り外す
- 便座の裏に酸性洗剤をぬりこむ
- やわらかい布やブラシでこする
- 乾いた布で拭きとる
尿石には酸性洗剤が効果的で、軽い汚れなら簡単に落とすことができます。なお、塩素系洗剤と混ざると有毒ガスが発生し非常に危険なため、取り扱いには十分注意しましょう。
ウォシュレットのノズル
ウォシュレットは尿はねや水アカ・カビによる汚れがつきやすく、臭いの原因になりやすい場所です。1週間に1度程度は掃除したほうが良いでしょう。
綿棒や歯ブラシに中性洗剤をつけて、やさしくこすり洗いするのがおすすめです。ノズル洗浄機能付きのウォシュレットも同様の方法で掃除できます。
汚れがひどいと「ノズルが反応しない」「ノズルが出てこない」といった故障にもつながるため定期的な掃除を行いましょう。
便器と床のすき間
とくに見逃しがちなのが、便器と床のすき間です。尿はねだけでなくホコリや髪の毛も入り込み、不衛生になりがちな場所です。
掃除方法は
- 薄いプラスチック板やヘラをお掃除シートで挟み込む
- 便器と床のすき間に差し込んで汚れをかき出す
- 汚れがつかなくなるまで続ける
プラスチック板やヘラがなくても、カード類でも代用できます。また、汚れが入らないように、すき間を埋める便利グッズも販売されているので、ぜひ試してみてくださいね。
トイレの水が不足している
通常、トイレには一定量の水が溜まっていますが、蒸発や排水管のつまりによって、水が不足することがあります。この現象を「封水切れ」といい、悪臭の原因になります。
- ラバーカップやワイヤーブラシでつまりを取り除く
- コップ一杯の水をトイレに入れて蒸発を防ぐ
などの対策で臭いを予防できます。トイレの水が少ないと感じたら試してみてください。
水洗タンクの中
水洗タンクの中は常に加湿状態であり、水アカやカビが発生し、臭いの元となりやすいです。
タンクにカビが発生している場合は、中性洗剤や重曹などを使ってキレイに掃除してください。カビがひどくて対処できない時は、清掃業者に依頼しても良いでしょう。
キレイになったあとは1ヶ月に1度ほど、酸素系漂白剤やトイレタンク専用の洗浄剤を使うと、カビや水アカを予防できます。
まとめ
トイレが臭う意外な原因を5つ紹介しました。こまめにトイレ掃除をしていても、思わぬところから臭いは発生します。原因不明の臭いに悩んでいた方は、明日からのトイレ掃除の参考にしてみてくださいね。