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キッチンや風呂場、洗面所にある排水口は定期的に掃除を
キッチンのシンクや風呂場、洗面所には、水を流す排水口が必ず設置されています。排水口付近に溜まった汚れが下水道へと流れてしまい、不具合を引き起こす恐れがあるので、排水口は定期的に掃除しなければいけません。
キッチンのシンクであれば、2〜3日に一度、排水口を掃除することが望ましいとされています。洗面台は月に1回、風呂場の排水口はできるだけ毎日髪の毛などを取り除き、週に1回、徹底的に掃除することが推奨されています。
しかし、掃除するだけでなく、排水口に不要物を流さないよう注意することも大切です。流してはいけないものを流してしまうと、詰まりの原因や下水処理場での問題につながる恐れがあります。
排水口に流してはいけない『絶対NGなもの』7選
では、具体的にどのようなものを排水口に流してはいけないのでしょうか。ここでは、排水口に流してはいけない絶対NGなものを7つご紹介します。紹介するものは、詰まりや故障の原因になるので、絶対に流さないよう注意しましょう。
1.ティッシュなどの水に溶けないもの
ティッシュなどの水に溶けないものをうっかり排水口へと流してしまうと、排水管や下水道管で詰まってしまい、水が流れなくなる原因になる恐れがあります。
他にも、ガムを口から吐き出し、そのまま洗面所やキッチンのシンクへと流してしまうと、うっかりキャッチャーを通り抜けて排水溝へと流れてしまい、詰まってしまうこともあるので注意が必要です。
2.サラダ油などの廃油
料理で使ったサラダ油や天ぷら油などを排水口に流す人がいますが、これらの廃油は環境に悪い影響を与えるため、自治体でも流してはいけないとして注意喚起されているところが多くあります。
また、廃油は排水管や下水道管で石鹸と化合することで油が固まってしまうため、詰まりの原因になることも多いです。必ず自治体の指示に従い、適切な方法で処理しましょう。
3.野菜クズや生ごみ
野菜のクズや生ごみを排水口に流してしまうと、排水管や下水道管で詰まりの原因となったり、下水処理場まで運ばれたとしても、下水処理場の機能を低下させたりと、さまざまな悪影響が考えられます。
特にキッチンのシンクの排水溝には、キャッチャーが設置されていますが、あまりにも生ごみを溜め込んでいると、悪臭やコバエ発生の原因となったり、キャッチャーを通り抜けて排水口へ流れてしまうことも多いです。
野菜クズや生ごみは、「片付けが面倒だから」と排水口に流さず、必ず頻繁にキャッチャーから取り除いて片付けるようにしましょう。
4.殺虫剤などの薬品類
殺虫剤などの薬品類が余ってしまった場合、適当に排水口に流してしまう人がいます。しかし、この行為は下水処理場にいる微生物に悪い影響を与えるため、絶対にやめましょう。
こうした薬品類は、処理困難物質に該当され、微生物に悪影響を与えるだけでなく、処理場で処理しきれない物質として川や海など環境にも悪い影響を与える可能性があります。
5.コーヒーの粉
コーヒーが好きな人は、コーヒーの粉をよく利用するという方も多いでしょう。しかし、コーヒーの粉は水に溶けないため、排水口に流してしまうと詰まりの原因となる恐れがあります。
さらに、油も少量含まれているコーヒーの粉は、排水口を流れて排水管などでくっついてしまう可能性も高いです。コーヒーの粉は、排水口に流すのではなく、可燃物として適切に処理しましょう。
6.髪の毛や髭
洗面台の排水口には、髪の毛や髭剃りした後の髭などがたまりやすいです。こうしたゴミは定期的に取り除かなければ、洗面所の排水口から流れてしまい、排水管などで詰まってしまう恐れがあります。
特に髪の長い人は、その分、流された髪の毛が詰まりの原因になりやすいので、なるべく排水溝のキャッチャーにも流れていかないよう注意して髪を梳かすことで、詰まりのリスクを下げることができます。
7.60℃以上の熱湯
60℃以上の熱湯をそのまま排水口に流してしまうと、配管に使用されているパイプが溶けてしまう恐れがあるので大変危険です。配管が変形したり、破損してしまうと、生活にも支障が出ます。
料理やインスタント麺などに熱湯を使うことはよくありますが、必ず時間を置いて冷ましたり、水と合わせて冷やしてから流すようにしましょう。
排水口には不要物を流し込まないよう注意!
いかがでしたか。排水口に流してはいけないものを流し込んでしまうと、排水管や下水道管で詰まりを引き起こしたり、環境に悪影響を及ぼしたりします。今回紹介したようなものは、排水口に流さず、適切に処理するように心がけましょう。