高級レストランで恥をかく『NGテーブルマナー』5選

フレンチ料理

大人になると、テーブルマナーを実践する機会が増えます。しかし、テーブルマナーは明確に学べる場所が少なく、意外と苦戦している人も多いでしょう。今回は、高級レストランなどでNGとされているテーブルマナーやテーブルマナーで押さえておきたいポイントを紹介します。気になる方はぜひ読んでみてください。

学ぶ機会がなかなかない『テーブルマナー』に苦戦

テーブルマナー

大人になると、きちんとしたテーブルマナーが必要となる高級レストランへ訪れる機会も増えることでしょう。

大人として、テーブルマナーの基本くらいは知っておきたいところですが、実際にテーブルマナーを学ぶ機会というのは、なかなかありません。テーブルマナーを学ぶ場所へと自ら行かなければ、実践を積み重ねて習得していくのが一般的です。

しかし、高級レストランで基本的なテーブルマナーを押さえておかなければ、知らないうちにタブーを犯してしまう恐れがあり、恥をかいてしまいます。時間のある時に、基本的なテーブルマナーだけでも学んでおきましょう。

高級レストランで恥をかく『NGテーブルマナー』5選

高級レストランと言っても、提供される食事のカテゴリーによってもマナーが異なります。ここでは、一般的にイタリアンやフレンチレストランでNGとされるテーブルマナーを紹介します。カトラリーの扱いやナプキンの扱い方も知っておきましょう。

1.落としたカトラリーを拾う

イタリアンやフレンチなどを扱う高級レストランでは、一般的に大半のことをウェイターさんが客の代わりに行います。

例えば、フォークやスプーン、ナイフなどのカトラリーを落としてしまった場合、つい普段の習慣で自ら拾ってしまいそうになりますが、実はこの行為は好ましくありません。

高級レストランでは、落としたカトラリーを拾う役目をウェイターさんが担っています。カトラリーを落としてしまった際は、アイコンタクトや軽く手を上げてウェイターさんを呼び、カトラリーを拾ってもらいましょう。

2.カトラリーを持ったまま他の物を手に持つ

つい普段の食事の癖が高級レストランで出てしまうことも控えたいところです。フォークやスプーンなどのカトラリーを片手に持った状態で、グラスやナプキンをもう片方の手に取ってしまう行為は、マナー違反とされています。

同時にカトラリーを他の物を手に持ってしまうと、所作が汚く見えてしまいがちです。こうしたタブーを犯さないためにも、カトラリーは一度置いてから、別の物を手に取るようにしましょう。

3.ウェイターを呼ぶときに「すみません」と声を掛ける

行き慣れている通常のレストランであれば、ウェイターさんを呼ぶときに「すみません」と声をかける人が多いでしょう。しかし、高級レストランで、あまり目立つ声量で会話をすることはタブーとされています。

そのため、ウェイターさんを呼ぶときに「すみません」と大きな声量で声をかけることは、マナーがなっていないとして恥をかいてしまう恐れがあります。

ウェイターさんを呼ぶときは、アイコンタクトを取りつつ、軽く片手を上げるなどして、大きな声を出さないよう気をつけましょう。

4.食事が始まってから席を立つ

高級レストランと言われる店舗では、トイレに立つタイミングなども重要です。食事が始まってから席を立つことは、基本的にタブーとされているので気をつけましょう。

トイレに行くタイミングは、

  • 席に着く前
  • 乾杯前
  • メイン料理(食事)とデザートの間

の3つです。このタイミングで、トイレなどの席を立たなければいけない用事を済ませるようにしましょう。

5.帰る際にナプキンをきれいに畳む

食事がすべて終わり、席を立って店を出る際、使っていたナプキンをきれいに畳む人を多く見かけます。日本人の習慣として、使った物を綺麗に片付けるという習慣が根付いているからでしょう。

しかし、この良かれと思ってやっている行為は、実は高級レストランにおいて、タブーとされることが多くあります。ナプキンを綺麗に畳む行為は、その店のシェフに対して「美味しくなかった」という意思表示に取られてしまうからです。

帰る際のナプキンの扱いは、ぐちゃぐちゃにするのではなく、少し端をずらして軽く畳んでおく、くらいを目安に、ナプキンをテーブルの上へ置いておきましょう。

これは押さえておこう!テーブルマナーのポイント

洋食のテーブルマナー

テーブルマナーは料理のジャンルによっても異なります。しかし、一般的にフレンチやイタリアンなどの高級レストランでは、以下のようなテーブルマナーのポイントを押さえておけば、基本的なマナーは問題ありません。

  • 料理が運ばれてくるタイミングでナプキンを膝にのせる
  • 口の汚れはナプキンの内側、端で拭く
  • 基本的にトイレは食事とデザートの間に行く
  • やむをえず席を立つ際はナプキンを椅子の背もたれにかける
  • カトラリーは外側から順番に使う
  • 料理を食べ終えたらカトラリーを食器の端に斜めになるよう置く
  • カトラリーを落とした時はアイコンタクトでウェイターを呼ぶ
  • 帰る際は、ナプキンの端と端が重ならないよう畳まず置く

また、SNSに上げたいという理由で写真を撮影する人がいますが、個室でない場合は周囲の人に迷惑をかけてしまう恐れがあります。なるべく写真撮影は控え、どうしても撮りたい場合は、運んできてくれたウェイターさんに一言声を掛けるなどの配慮を忘れないようにしましょう。

テーブルマナーを身につけて高級レストランでの食事を楽しもう

いかがでしたか。テーブルマナーは、習得しようとすると多くのことを学ばなければいけません。大人として恥をかかないためには、テーブルマナーの基本的なポイントを押さえて、高級レストランでの食事を楽しみましょう。

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