目次
お墓参りに必要なもの
お墓参りに行くときは、手ぶらで出向いてよいものではありません。まずは、お墓参りに行くときに、必要なものをそろえることから始めましょう。
- お線香
- ろうそく
- 柄杓やバケツ
- 雑巾
- お花やお供え物
- マッチ(チャッカマンでも可)
- お数珠
- ゴミ袋
上記のものをそろえて、マナーを守ってお墓参りをすべきです。
お墓における『5つのタブー』
お墓におけるタブーは、複数あります。しかし、理解しにくいものは含まれていないので、しっかりとチェックしておきましょう。
1.墓石にダメージを与える
墓石に負荷をかけるような行為は、以下のものがあげられます。
- 水をかけっぱなしにする…花粉などの付着により、水垢が出やすくなる
- たわしでこする…鏡面磨き加工なので、表面に傷を作る
- 墓石を無理やり移動させる、暴行するなど
昔の墓石と今の墓石では、石の質が全く異なります。墓石に傷をつけるような行為は、すべきではありません。
2.周囲の墓石に迷惑をかける行為をする
自分たち家族が管理しているお墓だけでなく、周囲のお墓に迷惑をかける行為はNG。
- お供え物を放置する…野良犬や野良ネコ、ヒグマを呼ぶ原因につながる
- ジュースを置きっぱなしにする・香水を墓石にかける…アリやハチを呼ぶ
昔であればなんとなく許されていたことかもしれませんが、昨今ではマナー違反となる行為です。
3.雑草の駆除や掃除をしないまま帰る
お墓参りは、頻繁にする機会がないという人が多いものです。だからこそ、久しぶりにお墓参りをしたときは、整備を怠ってはいけません。
- 雑草の生えっぱなしは見栄えが悪く、虫が発生する原因につながる
- 掃除をしないまま帰宅するのは、ご先祖様に失礼
お墓はできるだけ美しい状態で管理し、次来る人の負担が少ない状態にするのがマナーです。
4.火を放置
お墓にお線香やろうそくの火をつけたまま放置すると、思わぬトラブルを招くかもしれません。
- ろうそくの火
- お線香の火
- タバコの火など
火をつけっぱなしにすると、火事につながってしまいます。また、火を吹き消すのもタブーとされているので、火をつけたら手で扇いで火を消しましょう。
5.お墓参りにそぐわない行為
お墓参りにそぐわない行為とは、以下の通りです。
- お墓で騒ぐ、走る
- 他人のお墓に侵入していたずらする
- 派手で露出度の高い服装でお墓参りをする…虫に刺される原因につながる
最低限度のマナーを守らなければ、周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
お墓参りをするときのマナー
お墓参りをするときのマナーは、以下のものがあげられます。
- 騒がずお参りをする
- ゴミは持ち帰る…お花の包み紙や引き抜いた雑草など
- 使用後の水は、正しく処理する
- 火の気をなくしてお墓を後にする
- 劣化するもの、しているものをお墓に放置しない…枯れたお花やお供えしたものなど
- 派手すぎない、動きやすい服装でお墓参りをする…原色で露出度の高い服装は控える
生前故人がにぎやかなことが好きだったからといって、大人数でわいわい騒ぎながらお墓参りをするのはよくありません。周囲の人への配慮を欠かさず、騒がずにお墓参りをしましょう。周囲に人がいなかったとしても、騒いでよいわけではありません。
服装や火の気などにも十分注意し、ご先祖様に失礼がないお墓参りの方法を知っておきましょう。
まとめ
お墓にまつわるタブーは、地域によって差があることも多々あります。それらに配慮しつつ、正しいマナーを身に着けてお墓参りをしましょう。