ブロッコリースプラウトは二回目の収穫ができない!栽培のコツ

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトは二回目の収穫ができません。かいわれ大根のように辛味は強くないので食べやすく、普通のブロッコリーよりも栄養価が高いスプラウトが、最近話題になっていますよね!ご家庭で栽培すれば、取れたての新鮮なブロッコリースプラウトたくさん食べられますね。今回は栽培方法やコツなどをご紹介しますので、挑戦してみませんか!

ブロッコリースプラウトは二回目の収穫ができない!

ブロッコリースプラウト

一回摘み取ったブロッコリースプラウトは、残念ながら二回目の収穫はできません。

豆苗(とうみょう)などでしたら繰り返し収穫できるのに、なぜブロッコリースプラウトは再収穫できないのでしょうか?

それは、苗豆と違って「成長点」が土の中に残らないからです。

細胞が発達して伸びるところを「成長点」と言いますが、その部分を切り取ってしまうため、一度収穫してしまうと再び成長できないのです。

苗の一番上の食べるところが「成長点」にあたるため、再収穫は無理というわけです。

ところが、同じ野菜でも再収穫ができるプラウトもあるので不思議に思う方もいるでしょう。再収穫できるかどうかの区別は「成長点の場所」の違いだったのですね。

一方で、二回目の収穫ができる野菜は、「成長点」が根元の近くにあり、成長点を切られることがありません。要するに成長点が「根元」にあるか、「先端」にあるか、それが再収穫の鍵になるのです。

ブロッコリースプラウトって何?

では、ブロッコリースプラウトの「スプラウト」とは何でしょうか?

ブロッコリースプラウトの「スプラウト」は、野菜の種から生まれたばかりの「新芽」のことです。テレビや雑誌などで話題となり、スーパーでも様々な種類のスプラウトが売られるようになり、ブロッコリー以外にも、豆苗、かいわれ大根、青じそなどが知られています。

スプラウト栽培は、種子さえあればどなたでも気軽に自宅のキッチンでできる家庭菜園です。新芽の部分を食べるスプラウト栽培は、種が発芽して本葉が出る前の状態なので、短期間で収穫できることも魅力の一つでしょう。

また、ブロッコリースプラウトは、普通のブロッコリーよりもさらに栄養価が高く、注目のスプラウトとして話題になっているのです。

ビタミンやたんぱく質、アミノ酸が豊富で、サラダやサンドイッチ、味噌汁やスープの具など様々な料理に使えるのも嬉しいですね。

スプラウトには4つのタイプがある

スプラウトは、育て方や食べる時期で4つの種類に分けることができます。

〈もやし型〉
暗室で発芽させてから出荷するまで、終始暗室で栽培します。

〈中間タイプ〉
暗室で発芽させた後、光に当てて緑化する栽培方法です。

〈カイワレ大根タイプ〉
暗室で発芽させた後、茎が伸びてから光に当てて緑化する栽培するスプラウトで、ブロッコリースプラウトはこれにあてはまります。

〈発芽直後タイプ〉
発芽玄米などのように、発芽させた後、種ごとすぐ食用にするスプラウトです。

《 ポイント 》

  • 一回摘み取ったら二回目の収穫はできない。
  • 成長点を切り取ってしまうため、再び成長することができない。
  • スプラウトとは、野菜の種から生まれたばかりの新芽。
  • 普通のブロッコリーよりさらに栄養価が高い。

ブロッコリースプラウトを育て続けるとどうなる?

ブロッコリースプラウト

繰り返し栽培させることができないブロッコリースプラウトを、育て続けるとどうなるのでしょうか?

カイワレや豆苗など、収穫しても再び茎が伸び、再収穫を楽しめる野菜と似ていることから、収穫した後再び育ててみたくなりますよね。

ですが、水を与えながら様子を見ていると、一度収穫したものを栽培してもほんのちょっぴり生えてくるだけで、5日目くらいからは腐り始めてきます。徐々に腐っている臭いまでしてきて、食べる気にはなりません。

一回収穫した種から再び芽を出すことはありませんので、長期間にわたって収穫したいときは、時期をずらして、少しずつ種まきをしていくとよいでしょう。

《 ポイント 》

  • ちょっぴり生えてくるだけで5日目くらいからは腐り始めてくる。
  • 育て続けても一回収穫した種から再び芽を出すことはない。

ブロッコリースプラウトの育てるために準備する物

タッパー

ブロッコリースプラウト用の種子

薬剤が含まれているブロッコリーの種子は食用にできないので。薬剤処理がされていないスプラウト用の種子を使います。スプラウト専用の種子は、ホームセンターや園芸店で購入できます。

容器

タッパーやビンなど、やや深めで口が広いものが使いやすいでしょう。

キッチンペーパー

キッチンペーパー以外にも、スポンジや清潔なバーミキュライト、パーライトなどの土でもOKです。キッチンペーパーは3枚以上の厚みがある方が上手に水分調節できます。

アルミホイル

種子を発芽させて日光を遮るために使用します。

霧吹き

種子に水を与える時に霧吹きを使います。

《 ポイント 》

  • 薬剤処理がされていないスプラウト用の種子を選ぶ。

ブロッコリースプラウトの育て方

ブロッコリースプラウト栽培

種子の選び方

一番確実な選び方は、スプラウト専用の種子を購入することです。

「野菜の種子」といっても、薬剤処理がされているものとされていないものがあります。種子を購入する時は、入っている袋の裏面をチェックしましょう。

それには薬剤処理の有無が記載されていますので、新芽を食用とするスプラウトは薬剤処理がされていない種子を選ぶようにします。

一般的なブロッコリーの種子は、薬剤が含まれていて食用には向きませんので。スプラウト用の種子を使うようにしてください。

ブロッコリースプラウトの育て方

  1. 種子に水を吸わせる。
    種子を発芽させるために必要な水を一晩かけてじっくり吸収させます。
  2. 容器に種子を敷き詰める。
    キッチンペーパー3枚を容器の底に敷き、その上に種子が重ならないように均一に広げます。
  3. アルミホイルで遮光する。
    ブロッコリースプラウトはスプラウト栽培の中でも「かいわれ大根タイプ」の育て方に当てはまります。アルミホイルで遮光して光を当てないことで、茎をヒョロヒョロと徒長させます。日中の強い日差し日を当てると発芽しにくいので、暗い場所に置くようにしましょう。2~5日で発芽しますので、その後は明るい場所で育てます。
  4. 朝晩2回、水やりをする。
    発芽しても根が張るまでは、種が水に浸かっている状態にしておきます。根が生えたら上に向かって芽が伸び始めるので、ここからは霧吹きを使って毎日、1日2回朝晩の水やりを行います。
  5. 日光に当てる。
    ブロッコリースプラウトの茎が伸びてある程度双葉が開いてきたら、上に被せていたアルミホイルをはずします。日当たりの良い窓辺において緑化させると、みるみるうちに緑色になっていきます。
  6. 収穫する。
    双葉がキレイな緑色になったら待ちに待った収穫です。食べる分だけブロッコリースプラウトの根元をハサミで切り取り、流水で軽く洗い流してから調理に使用しましょう。

ブロッコリースプラウト収穫のタイミング

ブロッコリースプラウトの収穫は、種まきをしてから約一週間です。「茎がおよそ10cm」「葉がキレイな緑になっている」のが収穫するタイミングです。

ちなみに、季節によって日照時間に違いがありますので、夏で5日、冬は10日ほどかかりますので、季節も考えた上で収穫するタイミングを図ってください。

カビに似た白い毛の正体は?

ふわふわとした白い毛がぎっしりと生えてきますが、これを白カビと勘違いして捨ててしまう人がいるようです。これ、実はカビではありません。白い毛の正体はブロッコリースプラウトの「根」です。

とても細かいふわふわとした「根」がグングンと成長し、あっという間に増えるので白カビが生えているように見えてしまうのでしょう。もし、白カビかどうか見た目だけで判断できない場合は指で触れてみてください。

「根」は、ポロっと落ちたり水で洗い流されたりしませんので、この方法で見分けることができるでしょう。

栽培の際の注意点

ブロッコリースプラウトの栽培は手軽さが魅力ですので、誰でもすぐに始めることができます。しかし、いくつか注意をしないとダメにしてしまうこともあります。

常に清潔にしておく

ブロッコリースプラウトは雑菌が繁殖しやすいため、常に清潔に保つ必要があります。

栽培に使う容器はアルコールで除菌したものを使い、毎日溜まった水を交換して細菌の繁殖を防ぐようにしましょう。また、栽培中も手で直接ブロッコリースプラウトに触れないように気を配りましょう。

種子が重なるとカビの原因になる

種子を容器に敷き詰める際、重なるくらいたくさん敷き詰めて密植状態にしてしまうと、過剰に熱が発生してカビを発生させてしまいます。種子は間隔をあけて敷き詰め、重ならないようにしましょう。

水の交換は1日2回忘れずに

水分不足にならないように、1日2回、最低でも1回は水を交換してください。水がたっぷり入っているからといってそのまま放置していると、水が腐ってブロッコリースプラウトもダメになってしまいます。

乾燥させないようにする

ブロッコリースプラウトは乾燥に弱いです。乾燥した場所で栽培するとあっという間に傷み、カビが生える原因になってしまいます。「乾燥」と「カビの発生」を防ぐためには、スポンジにたっぷりと水を含ませた状態で容器にラップをして、冷蔵庫または野菜室で保存することが好ましいでしょう。

発芽適温は20℃〜25℃

ブロッコリースプラウトの栽培は一年をとおして可能ですが、気温が高いと早く成長し、低ければ成長が遅くなります。発芽の適温は20℃〜25℃ですので、冬場は収穫まで1週間以上かかることもあるでしょう。反対に成長が早くなる夏場は、雑菌が繁殖しやすくなるので注意してください。

黒カビに注意

高温多湿になる6月~9月は、栽培中に黒カビが生えて失敗することがありますので、慣れるまではこの時期を避けるようにします。

正しい方法で適切な時期に栽培したにも関わらず、黒カビが発生してしまうようでしたら、購入した種子自体が黒カビに汚染されている可能性があるかもしれません。

何度試してもうまくいかない場合は、新しい種子を買い直して再チャレンジしてみてくださいね。

《 ポイント 》

  • 新芽を食用とするスプラウトは薬剤処理がされていない種子を選ぶ。
  • 種子が重ならないように均一に広げ、アルミホイルで遮光する。
  • 種まきをしてから約一週間後、茎が約10cm程度になったら収穫する。
  • 種子は間隔をあけて敷き詰め、重ならないようにしてカビを防止する。
  • 1日2回水を交換して、冷蔵庫または野菜室で保存することが好ましい。

最後に

ブロッコリースプラウト栽培

ブロッコリースプラウトの収穫についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ブロッコリースプラウトの二回目の収穫はできませんが、種を蒔いてから収穫まで1週間前後と短いので、どなたでも気軽に栽培することができるでしょう。

常に清潔な状態を保つことや、種が重ならないようにするなど、ちょっとしたコツを守っていれば難しくはありません。

かいわれ大根のような辛さやクセがないので、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか。

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