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なぜいつも金欠になってしまうのか?
給料日はうれしいのに、なぜか月末にはお金が足りなくなってしまう。このように常に金欠になる人には、共通する原因があります。それは収入が少ないことだけではなく、お金の使い方や考え方に問題があるからです。
金欠になりやすい人は、目の前の欲求やストレス、将来への不安が原因となり、自分の収入と支出のバランスをうまく管理できていません。自分でも知らないうちに、お金が足りなくなる行動を繰り返してしまっていることが多いのです。
常に金欠の人に共通する7つの特徴
金欠になりやすい人には、共通の行動や考え方があります。自分が当てはまっていないか、一つひとつ確認してみましょう。
① 欲しいものを我慢できずに衝動買いする
常に金欠になる人は、欲しいものが目に入ると、その瞬間の感情に負けてしまいがちです。「今日は疲れたからご褒美」「今買わないと損」といった理由で、本当に必要ではないものまで買ってしまいます。
特にSNSで流行っている商品や友達が持っているものをすぐに買ってしまうと、予想以上の出費になり、いつの間にか財布が空っぽになります。
② 収入に対して家賃やスマホ代などが高い
給料が少ないわけではないのに常に金欠の人は、毎月の家賃や通信費など、絶対に払わなくてはいけないお金が多すぎることがよくあります。こうした固定費が高いと、自分で自由に使えるお金が少なくなります。
また、使っていないサブスクの契約をそのままにしているなど、気づかないうちに支払っているお金が多いのも問題です。
③「今を楽しもう」と将来のことを考えない
将来の不安があると、「どうせ将来も大変だから、今楽しめるうちに楽しもう」と考えやすくなります。その結果、貯金をせず、好きなことにお金を使い続けてしまいます。
短期的な楽しみばかりを優先していると、急に大きなお金が必要になった時に対応できず、さらに金欠状態がひどくなってしまいます。
④ クレジットカードや後払いサービスに頼りすぎる
現金がなくなったときに、クレジットカードや後払いサービスを頻繁に利用すると、支払いのタイミングが遅れるために自分がどれだけお金を使ったかが見えにくくなります。
特にリボ払いや分割払いを利用すると、手数料や利息がかかってしまい、結果的に金欠を悪化させます。カード払いの仕組みを理解せずに使い続けることは、危険な習慣です。
⑤ 臨時収入があると、すぐに使ってしまう
ボーナスや臨時収入があった月は、つい贅沢をしたくなるものです。「せっかくお金があるから」「普段はできないから」という理由でいつも以上に使ってしまい、結局お金が残らない状態になりがちです。
収入が増えたときこそ、生活レベルを上げずに貯金や必要なものだけに使う習慣を身につけないと、いつまでも金欠から抜け出せません。
⑥ お金の現実から目をそらしてしまう
請求書や銀行残高を見るのが怖いという心理から、お金の現実から逃げる人もいます。「自分の経済状況を把握すると落ち込む」と感じて、必要な支払いも直視しないまま過ごしてしまいます。
こうした行動は、お金の問題をさらに悪化させ、気づいたときには手遅れになることもあります。まずは現状を正しく知ることが、金欠から脱出するための第一歩です。
⑦「お金がない」が口癖になっている
日常的に「お金がない」と言い続けていると、自分自身の考え方もネガティブになりがちです。すると、節約や収入アップのための努力をする気持ちがなくなり、いつまでも金欠から抜け出せません。
言葉には力があります。「お金がない」ではなく「この範囲でやりくりしよう」と言い換えるだけで、前向きな気持ちになれます。
金欠にならないためにやるべきこと
金欠を避けるためには、日々のお金の使い方を見直すだけでなく、万が一に備える方法も身につけることが大切です。これから紹介する方法はどれもすぐに実践できるものばかりです。ぜひ試してみてください。
お金の流れを把握する習慣を身につける
毎月何にいくら使っているかを知ることで、自分がどこで無駄遣いをしているのかが分かります。特に便利なのが、家計簿アプリを使った方法です。スマホで簡単にお金の流れを管理でき、自動で支出を分類してくれます。
収入に見合った予算を立て、毎月のお金の使い方を見直しましょう。自分の消費パターンを知れば、無理なく節約できます。
毎月の固定費を見直す
収入が一定でも、毎月必ず払う固定費を削減すれば自由に使えるお金が増えます。家賃や通信費、保険料などを定期的に見直し、無駄な契約は解約することを検討してください。
例えばスマホ料金を安いプランに変えるだけで、年間数万円も節約できる場合があります。
支払いを自動化して払い忘れを防ぐ
公共料金など毎月必ず支払うお金は、口座振替やクレジットカード払いを利用して支払いを自動化しましょう。支払いの遅れで発生する余分な手数料をなくせます。
支払い用の口座を作り、毎月必要な額だけ振り込むようにすれば、お金の管理が楽になります。払い忘れを防ぐだけでなく、常に残高が把握できるので、無駄遣いも防げます。
生活防衛のお金を準備しておく
生活防衛のお金とは、万が一収入が減ったり、病気や怪我で急にお金が必要になったりしたときに使うためのお金です。収入の3ヶ月分くらいを目標に、少しずつ貯金しておきましょう。
給料が入ったその日に、貯金用の口座に一定の金額を移す方法がおすすめです。こうすると、貯金をする意識がなくても自然に貯まっていきます。
臨時収入を賢く使うルールを作る
ボーナスや臨時収入が入った時に、すぐに使ってしまうのを防ぐために、「貯金50%・将来の投資40%・ご褒美10%」というルールを決めてみましょう。
このようなルールがあると、収入が多い時でも生活レベルを上げすぎることなく、安定した貯金や将来への投資ができます。
将来のために収入を増やす努力をする
金欠から完全に脱出するためには、支出を減らすだけでなく、収入そのものを増やすことも大切です。副業や資格取得など、収入を増やすための工夫を積極的に行いましょう。
特に自分のスキルを磨いて、将来に向けて収入が増えるような行動をしていけば、自然と金欠の悩みが解決に向かいます。
お金の知識を深める
お金に関する正しい知識があれば、節約や貯金だけでなく、資産運用などでも失敗が減ります。金融に関する情報は難しく感じるかもしれませんが、初心者向けのオンライン講座や動画も増えています。
まずは少しずつ勉強して、資産運用や貯蓄の方法を身につけていきましょう。
まとめ
金欠から抜け出すには、まず「お金のことを面倒だと感じない」意識を持つことが重要です。少しずつでもいいので、自分のお金を丁寧に扱う習慣を作ってみましょう。
また、定期的に「お金を使わない日」を設けるなど、生活の中でメリハリをつけることもおすすめです。お金との向き合い方を前向きに変えることで、無理なく金欠を解消できます。