挨拶できない人の特徴と心理!上手な接し方まで解説

挨拶できない人イメージ

人との付き合いの中で欠かすことのできない「挨拶」ですが、なぜか挨拶できない人っていますよね。こちらから挨拶すれば反応してくれるものの自ら挨拶をしようとしない人は案外多いようです。なぜ挨拶できないのか、その人達それぞれの特徴と心理、そして上手な接し方まで解説します。たとえ挨拶が返ってこなくても気にせずに笑顔で挨拶することが、大人としてのマナーだと思いませんか?

挨拶できない人の特徴

挨拶できない人イメージ

社会生活の中で基本中の基本である「挨拶」ですが、近ごろ挨拶できない人が増えつつあるようです。どうせなら気持ちよく挨拶をし合って良い関係を築きたいものですよね。

その「挨拶」に関して、3つのパターンが考えられます。

  • 人付き合いを大切にして自主的に挨拶ができる人。
  • 自分からは挨拶しないが、相手からされたらする消極的な人。
  • 挨拶をしても無視する協調性のない人。

では、挨拶できない人の特徴とはなんでしょうか?

人とのコミュニケーションを自ら断ってしまうため挨拶できないタイプは、基本的に人見知りが強い恥ずかしがり屋、協調性がない、自分に自信がない、プライドが高く自己中心的な性格の持ち主ではないかと考えられます。

そのような性格の人たちがなぜ挨拶できないのか、その心理を次の章で詳しく解説してみましょう。

《 ポイント 》

  • 挨拶できない人の特徴は、人見知り、恥ずかしがりや、協調性がない、自信がない、自己中な人。

挨拶できない人の心理

気まずい

人見知りが強くて緊張してしまう

人一倍人見知りが強くて消極的な人は、気軽な挨拶でさえ緊張してしまい、瞬時に反応して言葉を出すことが苦手です。「今度こそちゃんと挨拶しないといけない」と、心の中でいつも思っていたとしてもそれが簡単にできないという人もいます。

自分の性格を変えたいという気持ちがあったとしても、極度の緊張感からなかなか思うように行動に移すことができないのです。

極端な恥ずかしがりやで声を大きく出せない

少し離れたところに相手がいる場合、挨拶をするにはある程度大きな声を出す必要があります。ですが、挨拶して他の人に注目されたらどうしようという不安から、大きな声を出すのが恥ずかしいと挨拶できない人がいます。

また、自分の声にコンプレックスを感じている人にとっては、挨拶のために声を出すこと自体が不安だったりします。

協調性がなく挨拶が鬱陶しい

挨拶できない人の中には、人嫌いの度が過ぎるのか、協調性がないために挨拶をしない人もいます。対人関係が面倒だからと、人と関わることをできるだけ避けて孤独を選んでいるのかもしれません。

自分に自信がないわけでもプライドが高いわけでもないのですが、極力他人と関わることを自ら遠ざけようする心理からくるものです。親しい相手にさえ自分から挨拶をしないこともあるので、それを注意しても聞き入れることはないでしょう。

自分に自信がなく、周囲から嫌われていると思い込んでいる

自ら挨拶できない人は、自分に自信がない人かもしれません。相手に無視されたなど、過去に嫌な経験をしたことがある人は、挨拶に対してトラウマを抱えてしまって挨拶ができなくなったという人がいます。

このような人は、自分が心を許している家族や親しい友人には気軽に挨拶ができますが、初対面の人や、あまり親しくない相手には心を閉ざしてしまうのです。

挨拶をしても返してもらえないかもしれない、自分は相手に嫌われているかもしれない、後で悪口を言われるかもしれないなどと、被害妄想する特徴があります。

ちなみに、挨拶しないで不安そうにしている人は、挨拶をしていいのかどうか不安で迷っているのかもしれませんね。

プライドが高く他人を見下している

自分に自信がありプライドが異常に高い人は、その性格が邪魔をしてか挨拶ができなくなっていることも考えられます。できないというよりは、自分より下だと感じた相手に対しては挨拶しなくていいとすら思っています。

自分よりも劣っている人へ、なぜ自ら挨拶しなければいけないのかという心理から、その相手へ挨拶することを恥ずべきことだと思い込んでいるのでしょう。厄介なことに、挨拶しない自分を棚に上げて、見下している相手から挨拶をされないことに気分を害したりします。

合理主義で挨拶の必要性を感じていない

挨拶すること自体に必要性を感じていなければ、当然ですが進んで挨拶しようとはしません。物事を論理的にばかり考えて行動する合理主義の人は、常に最短で結果を得ようとするあまり、無駄だと判断したことはとことん省きたがります。

忙しくて挨拶する時間がもったいない、リスクを負うことを嫌うため人を選んで挨拶をするなど、「挨拶に何の意味があるの?」という心理が常に働きます。また、若い世代では、よほど親しい人にしか挨拶しないと考えている人もいるようです。

咄嗟の場合でも挨拶をするのが常識だと考えている人にとっては不愉快に感じるでしょうが、挨拶に対する考え方はそれぞれだと思うしかありません。

挨拶できない人への上手な接し方

笑顔で挨拶をする

挨拶できない人の心理について解説してきましたが、信頼関係やコミュニケーションは人間社会にとって必ず必要になるものです。それゆえに、挨拶できない人に対して、これからどう接していけばいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな挨拶できない人に出会った時の対処法を紹介しましょう。

名前を呼んで挨拶する

挨拶するときに、誰に対してしているのかがわかるように「〇〇さん、おはようございます」と声をかけてみましょう。相手の名前を入れて挨拶するという行為が、相手に安心感を与えます。

お互いの名前を呼ぶ回数を増やすと、身近に接することのできる人という印象を持ちやすいので、コミュニケーションがとりやすくなります。

気にせず笑顔で挨拶をする

挨拶できない人が職場の上司や同僚などでしたら、たとえ挨拶が返ってこなくても、気にせずに笑顔で挨拶を続けましょう。一般的な常識では、「知り合いと会ったら挨拶する」ということがマナーです。

挨拶できない人は周りから非常識だと思われますが、いつも通り笑顔で挨拶できる人は常識的できちんとした大人と評価されます。挨拶が返ってきた、返ってこなかったことを意識せずに、「おはようございます」「お疲れ様でした」と事務的でもいいのできちんと挨拶するようにしましょう。

相手が緊張しないように優しく接する

人一倍人見知りが強くて消極的な人は、単純な挨拶でさえ緊張してしまいます。瞬時に言葉を出すことが苦手で、挨拶したくてもできない人だと理解できた場合には、相手が緊張しないように優しくにこやかに接するようにしましょう。

相手は悪気があって挨拶しないわけではありませんので、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが気にせずこちらから挨拶をします。そのうち向こうの方から挨拶をしてくれるようになるかもしれませんよ。

挨拶できない人だと割り切って付き合う

いつも挨拶をしているのにも関わらず、返事が返ってこない場合でも、職場や取引先でお付き合いを続けていかなくてはいけない立場でしたら、完全に割り切って付き合うしかありません。

気分を害してコミュニケーションを断ってしまうと、自分の印象を悪くするだけなので、心が折れない程度に声かけを続けたほうが無難です。相手からの返事を期待して挨拶しているわけでなく、「自分は社会のマナーを守っているだけ」と割り切ってしまいましょう。

また、同じマンションの住人やご近所の方など、それほど親しい関係でない場合は、相手に何か事情があるのだと思うようにして、お互いに適切な距離を保つことも大切です。

挨拶の重要性を伝える

職場の部下や同僚、親しい親せきや友人であれば、挨拶はとても大切なことなんだと、その重要性を教えて理解してもらうことも必要でしょう。

信頼関係が築かれて気軽に話せる間柄でしたら、相手のためにも「挨拶すること自体に価値がある」と直接注意してあげても良いのではないでしょうか。

というのも、社内外の人と話す時、挨拶ができないとうまく進むはずの仕事にも支障が出てしまいます。挨拶の大切さ、挨拶も仕事のうちだと伝えて、少しずつ努力して欲しいと言ってみましょう。

一方で、直接注意してしまうと相手によってはトラブルに発展するケースもありますので、迷ったときは他の人に相談し対処法を検討してみることも大切です。

最後に

挨拶する人

挨拶できない人、挨拶しない人は3つのタイプに分けられます。その中でも、こちらから挨拶をしてもなんの反応もない人は、協調性のない変わった人と受け取られてしまいます。ですが、挨拶できない人にもそれぞれの考え方、事情があります。

そのような相手と今後もお付き合いをしていくためには、紹介した対処法を活用しつつ、適度な距離感を保ちながら、あなたはあなたの考えで挨拶をしていきましょう。

相手はなぜ挨拶ができないのか、その特徴と心理、そして挨拶できない人のタイプに合わせた上手な接し方を把握しておくことで、ストレスを感じない人間関係を続けられることでしょう。

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