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ぶとうは種類が豊富な果物
ぶどうは世界では何と1万種類以上も存在すると言われているほど種類が豊富な果物です。皮の色で分けると大きく3つに分類できます。
- 緑系:シャインマスカットなど。ワインに使われる品種で爽やかでまろやかな甘みが特徴です。
- 黒系:ピオーネや巨峰など。実が大きく香も良く濃厚な甘みが特徴です。
- 赤系:デラウェアやレッドクローブ、甲斐路など。酸味が少ないのが特徴です。
買うべきではない『ぶどう』の特徴5選!
1.皮の色が薄い黒系や赤系ぶどう
ぶどうの実は、色の種類に関わらず育ち始めはどの種類も緑色で、育っていくなかで、色素が作られ、粒の色が濃くなっていくのが一般的です。
そのため、黒系ぶどうは赤紫よりもなるべく黒紫色のもの、赤系ぶどうは薄紅色よりも濃紅色、のほうが熟して糖度が高いぶどうと言えます。皮の色が薄くても十分甘みのあるぶどうもありますが、色が薄いぶどうは糖度が低い可能性があります。
- 黒系(巨峰やピオーネ)や赤系(デラウェア)のぶどうは、皮の色ができるだけ濃いものを選びましょう。
2.緑色が濃すぎるマスカットは甘みが少ないものが多い
マスカットなどの緑系のぶどうは、完熟するにつれ黄色く変化するため、緑の色が薄い黄色味を帯びている方が糖度は高いと言われています。緑色が濃いマスカットに甘味が無いということではありませんが、緑色が濃いシャインマスカットはさっぱりとした甘さと香りが特徴です。
- シャインマスカットは、黄色味を帯びている方が糖度が高いため緑色の薄いものを選びましょう。逆に、さっぱりした香りの高いシャインマスカットは、緑色の濃いものを選びます。
3.白い粉(ブルーム)がついていない
ぶどうについている白い粉は「ブルーム」「果粉」と呼ばれているものです。知らないと農薬や白カビのようにも見えますが、この粉はぶどうの病気を予防し、鮮度を保つ働きがあるため、付いているものの方が良品です。
ブルームがたくさん付いていても、安心して食べられますし、ぶどうが新鮮かどうかの目安にもなるものです。
- 皮にハリがあり、できるだけ白い粉(ブルーム)がついているものを選びましょう
4.ぎっしりと詰まり過ぎているぶどう
ぶどうは実の数が、多くぎっしり詰まっている方が美味しそうに見えますが、実はそうではないのです。適度に隙間が空いているぶどうのほうが、太陽の光が均一に届き、風通しも良くなるため、美味しく育つと言われています。
ただし、注意したいのが、粒が落ちてしまった箇所が多くて隙間があいているぶどうです。このぶどうは、鮮度が悪くなって粒が落ちていることがあります。
- ぎっしり詰まっているぶどうより、適度に実と実の間に隙間のあるぶどうを選びましょう。
5.軸(枝)が茶色く変色している
ぶどうの鮮度は軸(枝)でも見分けることができます。軸(枝)は太い方が実の部分の栄養が行き届きやすいです。茶色く枯れてきているものは、収穫してから日数が経って鮮度が落ちている証拠とも考えられます。
- 軸(枝)は太く、黄色から緑色で青々として、しおれていないものを選びましょう。
ぶどうの美味しさを保つ正しい保存方法
ぶどうは湿度や温度で傷みやすくなりますので、できるだけ早めに食べるか適切な方法で保存するようにします。基本は常温保存ですが、湿度や温度が高い季節は冷蔵庫の野菜室の保存か冷凍保存しましょう。
- 水が付くと傷みやすくなるため洗わないで保存する
- 常温保存する際は、乾燥を防ぐため新聞紙などでぶどうを一房ずつ包み冷暗所で保管
- 冷蔵保存する際は、キッチンペーパーなどで包むか保存袋に入れて野菜室で保存
- 房から外して冷蔵保存する際は、ひとつずつぶどうを房からはずし、密閉容器に入れ野菜室で保存
- 冷凍保存する際は、ぶどうをひと粒ずつ取り、皮ごと水洗いをしてキッチンペーパーなどでしっかりと水気を取、密閉容器に並べ冷凍庫の中で保存
最後に
ぶどうは黒系・赤系・緑系と色の違いがありますが、ご紹介したように黒系と赤系は皮の色が濃い方が甘く美味しいぶどうです。逆に緑系は、薄く黄色を帯びている方が甘さが強いので、緑の薄めの色の方がおすすめです。
また、ぶどうは一番甘いところは軸(枝)側で、先端よりも軸側のほうが糖度は高いそうです。最後まで強い甘味を楽しめるので、先端から食べ始めるのがおすすめです!