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夏に活発化する嫌〜なゴキブリたち
夏になると、途端に家の中で見かける頻度が増えるあの黒い厄介な存在…そう、ゴキブリです。ゴキブリは、春に卵だったものが夏にかけて孵化し成虫となり、夏になると一気に活発化します。
湿気や暑さを好むゴキブリにとって、夏は活動しやすい環境になるため、家の中でも見かけることが増えてしまうのです。
「ゴキブリが1匹いたら100匹いると思え」という言葉がありますが、これはゴキブリは一度に多くの卵を産むため、1匹孵化しているということは、多くのゴキブリが孵化していることを意味しています。
したがって、見つけたゴキブリを徹底的に対峙するだけでなく、他のゴキブリもしっかりと駆除しなければ、また新たな卵を産み付けられてしまう恐れがあります。
逆効果になることも…間違ったゴキブリ対策3選
皆さんはゴキブリを見つけた時、どのように退治していますか。間違ったゴキブリの対策を続けていると、家の中が不衛生な環境になってしまったり、ゴキブリが知らぬ間に繁殖してしまう恐れがあります。
1.叩いて潰す
ゴキブリを見つけたらスリッパなどで叩いているという人もいると思いますが、ゴキブリは叩いただけで気絶することはありません。また、叩いて潰してしまう人がいますが、ゴキブリを叩いて潰してしまうと、様々な被害が広がってしまいます。
ゴキブリは様々な菌を持つ非常に不衛生な存在です。ゴキブリを叩いて潰すことで、ゴキブリの中に含まれる菌を辺りに巻き散らかしてしまいます。最悪の場合、人体に痒みや体調不良といった被害を及ぼすこともあります。
したがって、ゴキブリを叩いて潰す行為は絶対にやめてください。
2.逃げ隠れたゴキブリをそのまま放置する
ゴキブリを見つけたけれど、隙間に入ってしまったからそのまま放置するという人も多いでしょう。たしかに、隠れてしまったゴキブリを探すのは困難です。
しかし、逃げ隠れたゴキブリをそのまま放置してしまうと、逃したゴキブリが家の中に卵を産み、さらに増殖してしまう危険性があります。
また、1匹見つけたということは、他にも何匹もすみ着いている恐れがあるため、逃げたゴキブリはそのまま放置せず、置き型式の毒餌剤などを使い完全に駆除しましょう。
あまりにも頻繁に見かけるようであれば、一度業者に依頼をして、徹底的に駆除、そして予防をしてもらいましょう。
3.掃除機でゴキブリを吸って放置する
ゴキブリの撃退法として、ゴキブリを掃除機で吸う人がいます。ゴキブリを掃除機で吸った後、しっかりゴミ袋などに入れて殺虫剤をかけ、確実に仕留めることができれば問題ありません。
しかし、掃除機でゴキブリを吸い取った後、そのまま掃除機の中で放置する行為は危険です。サイクロン式の掃除機であっても、確実にゴキブリが吸い込まれた際に死んでいるとは限りません。
もしも掃除機の中でゴキブリが生存していた場合、掃除機の中にはゴキブリの栄養分となる汚れや埃が多く残っているため、それらを栄養分として繁殖してしまう恐れがあります。
「気づいたら掃除機の中からゴキブリがうじゃうじゃ繁殖していた…」という事態にならないよう、確実に始末するようにしましょう。
ゴキブリを撃退するには?駆除方法と対策
夏になると頻繁に見かけるゴキブリですが、もちろん夏以外にも比較的見られることは多いです。そんなゴキブリを撃退するには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
ゴキブリが増えないように徹底したい対策法
ゴキブリが家の中で繁殖しないように日頃からできる対策として、以下のような習慣が効果的です。
- キッチン周りに水気や段ボールを残しておかない
- 生ゴミなどは残さずゴミ箱には蓋をする
- 市販の毒餌剤を置く
- なるべく室内を空気を乾燥させる
一見、ゴキブリ対策には関係ないように見えることですが、水回りに水気を残したままにしておくと、ゴキブリの栄養分となってしまう恐れがあるので、これを少しでも減らすことでゴキブリの繁殖を防ぐことができます。
また、段ボールや生ゴミもゴキブリにとって快適な環境となるため、家の中に残さず出来るだけ早めに廃棄するようにしてください。
さらに、最近では市販で殺虫剤だけでなく、様々なゴキブリ退治アイテムが販売されています。中でも毒餌を使った対策グッズは、ゴキブリを1匹だけでなく、大量に始末することができるため、常に全ての部屋(特に水回り)に設置しておくようにしましょう。
ゴキブリが現れたら?効果的な撃退法
もしもゴキブリが現れたら、スリッパで叩き潰したり掃除機で吸い込み終わりにしたりせず、以下の方法で確実に仕留めるようにしましょう。
- 隅に追いやって一気に殺虫剤を撒く
- 浴室では浴室用洗剤をかける
- 隙間に殺虫剤を噴射し薬剤を置く
やはりゴキブリを見つけた時に最も効果があるアイテムは殺虫剤です。しかし、殺虫剤をかけてもすぐに仕留めることは難しいため、隙間に入り込んでしまったゴキブリには、近くに薬剤を置いたり巻いたりすることで確実に仕留めてください。
また、浴室で見かけたときはお湯で殺すことができません。浴室のゴキブリには、殺虫剤はもちろん、浴室用洗剤が有効です。浴室洗剤に含まれる界面活性剤がゴキブリを窒素させることができるので、一時的に動きを弱める役割も担います。
どの方法を試すにせよ、見かけたゴキブリは必ず仕留めるようにしてください。仕留めたゴキブリは、袋などに入れ、確実に仕留めるためにも袋の中に殺虫剤を噴射してから口をしっかり閉じましょう。
ゴキブリは見つけたら逃さないで!放置が一番危険!
いかがでしたでしょうか。ゴキブリは放置してしまうと驚くほどの早さで繁殖してしまいます。1匹見つけたら必ず仕留め、さらに毒餌で一網打尽にするなど対策を行う必要があります。また、頻繁に見かける場合は個人では対応しきれないので、専門の業者に依頼しましょう。