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エアコンからパキパキ音がする原因
エアコンから聞こえてくる、気になるパキパキ音。蒸し暑い夏の夜、エアコンをつけて就寝する方はかなり多いのではないでしょうか。
このパキパキ音、特に就寝時にふと気になると、眠気が吹き飛んでしまったりして、とにかく生活の中でのエアコンなどが発するノイズは気になるものです。
ここではエアコンから出るノイズ、パキパキという音の原因と考えられることについてご紹介していきます。
ドレンホースの詰まり
エアコンの排水を行う、ドレンホースに原因があるケースがあります。ドレンホースは室 外機を作動させることで、室内からでる水分を屋外に排出します。
そのため、このドレインホースは室内から屋外に繋がっていますが、そのドレンホースにゴミや埃、落ち葉、虫などがたまってしまっていると、このドレンホースが詰まってしまい、水がうまく排出できないことが原因で、このパキパキという音が発生するケースがあります。
エアコンの各パーツのどこかの部品が歪んでいる
エアコンは多くのパーツが組み合わせられて作られています。これらのパーツは温度変化や経年劣化などが原因で、変形することがあります。それぞれのパーツやエアコンの設置環境にもより、変形の状態は異なります。
エアコン運転開始直後や、使用環境の温度変化が大きい場合にパーツの歪みが起こりやすく、そういった時に、ゆがみやきしみが発生して、パキパキという音が発生するケースがあります。
気圧の影響を受けたせい
エアコンからパキパキという音が出た場合、室内の気圧の変化の可能性もあります。
エアコンを使う際は、基本的に窓をすべて閉めきります。窓を全て締め切っていると、屋外の気圧と、室内では気圧に変化が生じます。
それが原因で、エアコンからドレンホースを伝って、屋外に排出されなければならないはずの水が、スムーズに排出されないため、水がエアコン内に滞留してしまい、それが原因でエアコンがパキパキ音を発生させるケースがあります。
エアコン内部に〇〇〇〇がいる…!!
ある意味、一番最悪なケースかもしれません…。特に梅雨から夏場、冷房や除湿機能を使用する時期のエアコン内部は、非常に多湿な環境になります。エアコン内部には日光が射しませんし、暗くじめじめした環境になりがちです。
このような環境は、害虫にとって、大変居心地の良い環境となります。エアコンの内部に虫が隠れていて、それが原因で、パキパキ音や他、ガサガサと何かが移動するような音がすることもあります。
パキパキ音を止める方法
エアコンからのパキパキというノイズが起こる主な原因についてご紹介しました。ここでは、エアコンのパキパキ音の原因につていの対処法についてご紹介したいと思います。
ドレンホースを掃除する
室内から屋外に出ている、ドレンホースにゴミや落ち葉などによる詰まりのせいで排水されない場合は、このドレンホースに詰まった物を取り除けば解消できます。
割りばしなど、自宅にあるもので掻き出せる範囲内の掃除で解決するような場合は、このような方法があります。
エアコンのクリーニング業者に掃除を依頼する
ドレインホースの詰まりが奥までに及んでいたり、エアコンの内部奥の汚れについては、エアコンのクリーニング業者に依頼をした方が確実でしょう。確実に汚れの一切を綺麗にするのであれば、専門の業者に依頼した方が間違いがありません。
エアコンの修理業者に依頼する
エアコンのパーツの歪みやきしみが原因の場合は、エアコンの修理業者に一度相談する事をお勧めします。
エアコンを購入したお店や、製造メーカーでたいてい修理を受け付けていますし、もし、保証期間内であれば、無料または比較的安価での修理が可能かもしれません。
異音や異臭が気になった場合、エアコンが故障している可能性がありますので、お早めに修理の相談をすることをお勧めします。
一度、窓を開ける
エアコンが稼働した際、しめきった室内と屋外で気圧差が生じたことが原因でのパキパキ音であれば、ドレンホースから水が排出されれば解消しますので、一度しばらくの間、窓を少し開けて様子を見ましょう。たいていはこれで室内と屋外の気圧差は解消されて、排水がスムーズになります。
エアコン内に潜む〇〇〇〇…。害虫駆除を!
もしも、エアコンの内部に害虫がいる場合、エアコン付近でも見かけた場合は、殺虫剤を使用して害虫駆除を行いましょう。殺虫剤は、スプレータイプや煙を焚くタイプなどがあります。
もし害虫がエアコン内部に入り込んだ場合、ドレインホースから逆上…の可能性はゼロではないですが、それよりも、エアコンダクトの穴に周辺に、余分なすき間がある可能性があります。
ご自身で確認できる場合もありますが、賃貸物件などで、工事業者が手抜きをしているケースも0ではありません。その場合は、家主や不動産会社に相談し、早急に処置してもらうよう依頼をしましょう。
エアコンにゴキブリが住み着く…なんて我慢できませんよね!
エアコンからポコポコ音がする原因と対策
エアコンからするパキパキ音以外、パキパキというよりポコポコという音がする場合も あります。これも気になるところです。ポコポコ音の原因と対応策についても調べてみました。
原因は「室内と屋外の気圧の差によるもの」
パキパキというおとの原因と考えられる1つでもご紹介いたしましたが、この音も、気圧の差によるもののようです。ドレンホースを通して空気が逆流し、ホース内にたまっている結露水に触れることで起こる音だそうです。
特に悪天の日や台風の日など、外気の気 圧が極端にに低くなり乱れるている時や、風の強い日、換気扇を付けた際に反応してポコ ポコという音がするようです。このポコポコ音はだいたい自宅での対処で解決できるケースが多そうです。
ポコポコ音の対応策
ご自宅でできる対応策についてご紹介したいと思います。
窓を少し開けて、室内と屋外の気圧差を解消したり、換気扇を止める
一番簡単な対処法ですが、ほとんどはこのやり方で異音が止まることが多いです。10分前後を目安に試してみましょう。
ドレンホースを水の入ったペットボトルに差し込む
ペットボトルの水の中にドレンホースを差し込むことで、空気の逆流を防止することができ、ポコポコ音が解消されますが、この方法はあくまでも応急処置となります。
ドレンホースの詰まりを解消する
結露がドレンホース内に溜まらず、スムーズに流れていればポコポコ音は発生しません。エアコンのクリーニング業者への依頼よりも安価ですぐに対応できる方法が、サクションポンプでのドレンホースの掃除になります。
ドレンホース内の詰まりを吸い出す、ドレンホース用のサクションポンプは、ホームセンターや、ネット通販サイトでも購入が可能です。
「逆流防止弁」を取り付ける
市販の逆流防止弁を取り付けて、ドレンホースに外気が入らないようにします。室内から屋外への水の排出は促しますが、室外から室内への向き(ドレンホースの下から上へ)へは逆流防止弁の働きにより、空気が逆流しないようになるため、この防止弁を取り付けることで、害虫の侵入も防ぐことが出来ます。
最後に
筆者もエアコンから出てくるパキパキ、ポコポコ音は折々気になってはいました…。
気圧の差が原因によるドレンホース内で起こる空気の逆流や、それに便乗した害虫の侵入、ゴミ詰まりなど、知れば知るほど、エアコンの定期的なお掃除やメンテナンスは大事なことだと、気づくことができました。
酷い汚れや経年劣化など業者の方にお任せした方が良いケースもありますが、こまめなお掃除で解消できるケースもありそうですので、これを機会にぜひ、ドレンホースのお掃除を検討してみてください。