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エアコンの「ドライ」と「冷房」、使い分けていますか?
ドライと冷房は、使用すると部屋がひんやりして暑い時期やジメジメする時期に重宝しますよね。でも、ドライと冷房の具体的な違いは、よくわかっていないという人もたくさんいます。
今回は、ドライと冷房の具体的な違いについてご紹介します。ドライと冷房の違いを把握すると、それぞれを適切に使用できるので電気代の節約にもつながりますよ。ドライと冷房を賢く使い分けて、室内を快適な状態に保ちましょう。
エアコンの「ドライ」と「冷房」の違い3つ!
ドライと冷房の具体的な違いを、具体的に見ていきましょう。使いどころの違いなどにも注目して紹介しています。
1.機能の違い
まずチェックしておきたいのが、ドライの種類です。ドライには、2つの種類があります。
- 弱冷房除湿…室内の湿気を含んだ空気を吸収し、湿度を取り除いて空気を室内に戻す
- 再熱除湿…室内の湿度を含む空気を吸収して湿度を取り除き、空気を温めて室内に戻す
除湿の種類によって室温や電気代が大きく変わってくるので、まず自宅のエアコンのドライがどのような設定になっているかをチェックしましょう。冷房は、ドライよりも短時間で室内の温度を下げるパワーを持っています。
2.使用する場面が違う
ドライと冷房の使用を見極めるポイントは、以下の通りです。
- 弱冷房除湿…部屋の温度を適度に下げて、除湿を行いつつ長時間使用するとき
- 再熱除湿…室温を下げずに雨期などのジメジメを取り除きたいとき
- 冷房…室温と湿度、双方を一気に下げたいとき
真夏であれば、長時間の使用であっても冷房がおすすめです。室温を適切な温度に保つためには、弱冷房除湿では真夏の温度に対抗できない可能性があります。
梅雨時期などで肌寒い日は、再熱除湿を適度に使用して湿度を取り除き寒さを感じないような工夫をしてみてください。
3.外気温と湿度で使い分ける
外気温が高い真夏は、冷房を使用しましょう。少し外が暑い場合は、弱冷房除湿がおすすめです。外が肌寒い日は、再熱除湿を使って室内の湿度だけを取り除くようにしましょう。
再熱除湿は弱冷房除湿よりも多く湿度を除去できるので、夏になる前や気温が下がってきた秋などに使用してみてください。
「ドライ」と「冷房」電気代が高いのはどっち?
ドライと冷房の電気代は、再熱除湿が一番高くなります。これは、部屋に戻す空気を一度温める工程を挟んでいるためです。その次に電気代が高いのが冷房で、一番電気代が安いのは弱冷房除湿となります。
弱冷房除湿は、除湿後の冷めた空気をそのまま室内に戻しているので、再熱除湿や冷房と比べても非常に電気代が安いのが特徴です。エアコンのリモコンに「除湿」や「ドライ」しか記載がない場合は、取扱説明書をチェックしてみましょう。
まとめ
ドライには2種類あるので、まずは自宅のドライがどうなっているかをチェックしてみましょう。気候などに応じてドライと冷房を使い分け、節約上手を目指してくださいね。