シナモンスティックは再利用できる?効果的な使い方とは

シナモンスティックは再利用できます。シナモンスティックは樹皮なので、飲み物に溶けてしまうことはありません。香りが持続しているうちなら、シナモンスティックは何度でも再利用が可能です。今回は、シナモンスティックとその再利用方法やその際の注意点などについてご紹介します。

シナモンスティックは再利用できる!

シナモンスティック再利用イメージ

シナモンスティックは再利用することができますし、使用回数に制限はありません。シナモンスティックの香りが残っているうちは何度でも再利用できます。

ただし、香りづけのために主材料と一緒に長時間煮込んだようなシナモンスティックの再利用は、厳しいでしょう。ほんの少し、コーヒーや紅茶に入れて掻き回した程度であれば、シナモンスティックを洗って乾かせば再利用することが出来ます。

<再利用のやり方>

シナモンスティックをさっと軽く水洗いします。洗う際はあまりしっかりごしごし念入りに洗うと、シナモンスティックの香りが飛んでしまいますのでさっと流す程度にしましょう。

シナモンスティックを再利用するための乾かし方は、シナモンスティックの両端が行き渡るサイズの、少し深みがあるお皿やグラスの上にシナモンスティックを置きます。

その際、スティックの両端を下の器が支え、なるべくシナモンスティックが器に触れる部分が少なくなるようにして置きましょう。乾かす時間は、まる一日程度じっくりと乾かす必要があります。

シナモンスティックを再利用する時の注意点

シナモンスティック
シナモンスティックを再利用する際、どのようなことを気を付けたらよいでしょうか。先に、再利用の際の洗い方、乾かし方をご紹介しましたが、こちらでは、特に注意する点についてご説明いたします。

肉や魚の臭み消し、風味付けに使ったものは再利用しない

肉や魚の油や水分がしみわたり、長時間煮込んだことでシナモンスティックそのものの香りが消えていますし、肉や魚と煮込んだりしたものをコーヒーや紅茶で再利用…なんていうわけには行かないでしょう。

カビに要注意!シナモンスティックはしっかり乾かす

まだ香りのしっかり残っているシナモンスティックであれば再利用が出来ますが、その際、洗ったシナモンスティックはしっかりと乾燥させましょう。適当に放置してしまうと、中心の方からカビが生えたりしてしまいますので、ご注意ください。

シナモンスティックの過剰摂取に気をつける

主にシナモンスティックの原料となっている、セイロンニッケイでは、そこまで過剰に心配する必要はなさそうですが、妊婦の方はあまり接種はおすすめできないスパイスのようです。

<1日に摂取していいシナモンの量>

  • シナモンパウダー小さじ1(1.8g)
  • スパイスの小瓶をひと振り程度(0.1g)

シナモンだけを大量に食することはないかと思いますが、上記程度載であれば問題ないようです。

シナモンスティックの使い方

シナモンスティックとコーヒー

シナモンスティックの使用方法は、飲み物以外、お料理やお菓子作り、肉や魚の臭み消しまでと多岐にわたりますが、ちょっとした時に簡単に手軽に楽しめる使用方法をご紹介します。

<利用方法>

  • 紅茶やコーヒーをかき回すことでの香りづけ
  • ホットワイン作るとき、輪切りにしたレモンやリンゴと一緒にシナモンスティックを入れて煮詰めることでの香りづけ
  • りんごと一緒に煮込んでアップルジャムの香りづけ

シナモンスティック自体は食べません。香りづけをしたら取り出すのが共通した使い方になります。

シナモンスティックの効果

コレステロール改善

シナモンには健康に役立つ数多くの効果があるといわれています。薬としての効能も幅広く期待でき、さまざまな生薬と組み合わせて漢方薬にもなっています。

抗酸化効果

フラボノイドが多く含まれているシナモンには、強力な抗酸化効果があると言われています。クローブやオレガノなど26種類のスパイスを比較した研究によると、最高の抗酸化作用を示したのがシナモンでした。

コレステロール改善効果

シナモンには、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールのレベルを下げる効果があるそうです。血圧を下げる効果も認められ、心疾患予防としても効果が期待できるでしょう。

血糖値を抑える効果

シナモンには血糖値を下げる効果があることが知られています。ある研究では糖尿病への効果が証明され、実際にⅡ型糖尿病の患者への投与で、血糖コントロールの改善作用、糖代謝改善作用が確認されています。

血行改善効果

シナモンには毛細血液の循環を改善させる効果があります。様々な栄養素を体の隅々に運ぶ役割を果たしている毛細血管の健康維持が、全身の健康の維持につながると言われています。

シナモンには、毛細血管を作る働きをする物質を活性化し、修復する「シンナムアルデヒド」が含まれていますので、ボロボロになった毛細血管を蘇らせ、強化されることで冷え性の改善にもつながるでしょう。

アンチエイジング効果

先に述べたように毛細血管を修復する効果があるので、血液がスムーズに肌に栄養を運びやすくなります。それによって年齢と共に生じるシミやしわ、たるみの予防や改善効果が期待できます。血行の促進によって新陳代謝が高まり、肌のみずみずしさを保つことができるのです。

むくみの改善効果

体内の水分代謝を調節する作用があるとされていますので、体内の余分な水分を排出する効果期待できます。それにより、むくみ予防に効果を発揮します。

リラックス効果

シナモンの独特な香りには、心をリラックスさせる作用があります。アロマテラピーでは、抑うつ状態や気分の落ち込みの解消に役立つとされている他、脳の機能を高め、記憶力をアップさせる効果も期待できるようです。

《 ポイント 》

  • 26種類のスパイスの中で最高の抗酸化作用がある。
  • 血圧や血糖値を下げる。
  • 毛細血液の循環を改善させ、冷え性やアンチエイジング効果がある。
  • 余分な水分を排出しむくみを予防する。
  • 独特な香りは心をリラックスさせる。

シナモンスティックとシナモンパウダーの違いは?

シナモンスティックとシナモンパウダー

初めて購入するときに、スティック状のシナモンか、シナモンパウダーにするか迷ってしまいますよね。

  • 「シナモンスティック」も「シナモンパウダー」も原材料は同じ。
  • 「シナモンスティック」は、シナモンの原木の皮を巻いて乾燥させたもの。
  • 「シナモンパウダー」は、シナモンスティックを粉砕したもの。

上記のように覚えておくとよいでしょう。紅茶やホットワイン、チョコレートの香り付けに使うなら、シナモンスティックが便利です。

一方で、エスニックスパイスとしてお肉や煮込み料理に加えるのでしたら、粉状のシナモンパウダーが使いやすいでしょう。どちらも香りや効能は同じなので、用途に合わせてスティックとパウダーの2種類を使い分けてくださいね。

今回はシナモンスティックの再利用についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?香りが残っている限り再利用してみましょう。

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