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ふざけて花火をするのは危険!
夏が近づいてくると、店頭に手持ち花火が並び始めます。小さな子どもから大人までみんなで楽しめるものですが、火を扱うため扱い方を間違えると取り返しがつかない事態になってしまうかもしれません。花火に関するNG行動を確認し、花火を開始する前に知識を身に着けておきましょう。
花火をする時の『絶対NG行為』6選!
花火のときに注意すべきNG行動を、具体的にご紹介します。知らなかったでは済まない事態を招く可能性があるので、事前に情報を収集しておきましょう。
1.火花を人に向ける
花火の火は小さく見えますが、火薬に火が着いている状態なので非常に危険!威力に欠けているように見えても、皮膚に触れたら大やけどを負ってしまう可能性があります。
2.燃えやすいものに火花を近づける
花火をする前に、周囲を見渡してみましょう。以下のようなものは燃えやすいので注意してください。
- 路上のごみ
- 花壇などの草花
- 抜いて乾燥した雑草
- 花火が入っていた袋…紙とビニール双方ともに注意
- タオルや服などの布製品
水を用意していたとしても、燃えやすいものに花火の火の粉が飛んだら、手を付ける間もなく燃え上がってしまう可能性があります。火事につながりかねないので、燃えやすいものは昼間のうちに撤去しておくのが無難です。
3.サンダル履きで花火をする
夏場は足場も涼しくしたいものです。しかし、花火の火の粉は地面に常に落ちている状態なので、サンダル履きだと足を火傷してしまいます。
比較的皮膚が厚い大人でもやけどする可能性があるので、皮膚が薄い子供であればやけどのリスクが高まります。
4.水を用意せずに花火を始める
花火は火を扱うので、万が一のときに備えて水を用意しておくべきです。バケツ一杯の水を用意しておきましょう。花火によるボヤの早期鎮火、使用後の花火を完全鎮火させるための水として使用できます。
5.花火を解体する
花火を解体するのは、火薬類取締法で禁止されています。花火を解体してしまうと法律違反になるため、3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、または両方を課せられる可能性があります。
過去に花火を解体した犯罪や事故が起こっているため、厳しい罰則が設けられているのです。
6.深夜に花火をして騒ぐ
深夜に花火をして路上や公園などで大騒ぎするのは、自治体によっては違反行為になります。深夜とは、夜10時から朝6時までの時間帯です。
騒いでいる本人たちは楽しいかもしれませんが、巻き込まれている住民には大変な迷惑行為。警察沙汰になることも考えられるので、花火を始める時間と声量には配慮しましょう。
花火の正しい楽しみ方
花火を楽しむときは、正しい使い方やマナーを守りましょう。
- 火傷をしない格好をする
- ケガや物を破損する危険行動は控える
- 導火線に着火する…火薬に直接着火するのは危険!
- 隣の人との間隔を取る
- バケツに水を張っておく
- 燃えやすいものがないかチェックする
- 風向きに配慮し、近所迷惑にならないよう気を付ける
- 騒ぎすぎないよう気を付ける
花火をするとテンションが上がりやすいため、つい大きな声を出してはしゃぎやすくなります。花火を楽しむときは声量に注意し、火の消し忘れなどがないよう気を付けてください。
まとめ
花火をするときは、正しい使い方を厳守しましょう。周囲への配慮を欠かさずに行い、仲間や家族との楽しい夏の思い出を作ってくださいね。