目次
好きなものがない人の特徴
好きなものがない人には共通した特徴がいくつかあります。自分がどれに当てはまるのかを知って、好きなものがない人は、好きなものを見つける手がかりにしてみましょう。
人の気質は幼少期に構築されることが多く、例えば、周囲の大人からネガティブなことを言われ続けたことで自分の欲求を抑えるようになってしまった人もいます。
下記を参考に、自分がどんな影響を受けているかを考えてみましょう。
禁止令が多い家庭で育った
親のしつけが厳しいと、「やめなさい」「いけません」など、些細なことまで毎日のように注意されているお子さんがいます。そのような家庭環境で発生する子供に対する「禁止令」の影響は計り知れません。
そんな親に対して従順な子どもでいようと努力してきた結果、自分の欲求を抑えるようになり、大人になっても積極性に欠け、人の意見に従ってばかりいる傾向が強く表れます。
自分でどう行動すればいいかを考える習慣がないため、他人に判断をゆだねることが当たり前になってしまうのです。
受け身で積極的に行動しない
好きなものがない人の中には、常に受け身で自分から積極的に行動しない人が多いです。
自分で出来ることでも先回りして全部やってくれる過保護な家庭で育てられたり、末っ子で甘やかされて育ったというような特徴が見受けられます。
こうしたタイプの人は、親から自立する必要がないので、自ら興味を持って行うことがありません。自分の欲求を素直に伝えないだけでなく、熱中してひとつのことに時間を費やす経験が少なかったとも言えるでしょう。
人と共有したい話題がない
女性は一般的に、共感性が高いために会話の中で好きなものや趣味などの情報を共有したがります。自分の好きなものについての情報発信は、自分の世界にあるものを広めたいという気持ちから湧きあがるものだからです。
一方で、人に話して共有したいと思う情報がない人は、夢中になっているものが無いということなのでしょう。
何かに挑戦する習慣がない
新しいことに挑戦しようとしない人の心理は「失敗したくない」という気持ちがあると思われます。これは、完璧主義タイプの人に多くみられる特徴で「選択が間違っていたらどうしよう」という消極的な思いから、ついつい慣れ親しんだことしか選択しようとしません。
趣味を持つ大きなきっかけになるかもしれないのに、やる前から諦めてしまうのは非常にもったいないことですよね。
交友関係が希薄である
好きなものがない人は、そもそも交友関係が薄くいろんな人と関わろうとしません。ということは、友人から誘われる回数も少なく、新しい出来事に出会うきっかけがないのです。
たわいもない会話の中でも、人や物事に興味を持つようになると人生が大きく展開していくきっかけになります。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、行動を起こす前に色々と考えてしまい、何かを始めるときに「どうせ自分には無理だろう」と思い込んでしまいます。特に上手くやる必要はないのですが、何かにつけ尻込みしてしまうのでしょう。
《好きなものがない人の特徴》
- ネガティブなことを言われ続けて自分の欲求を抑えるようになった。
- 積極性に欠け、人の意見に従ってばかりいる。
- 過保護な家庭で育ち親から自立する必要がない。
- 人に話して共有したいと思う情報がない。
- 自分に自信がなく新しいことに挑戦しようとしない。
- 交友関係が希薄で新しい出来事に出会うきっかけがない。
好きなものを見つける方法4つ!
ここでは好きなものがない人が、好きなものを見つける方法についてご紹介します。
好きなものがあると日頃のストレスが解消できるのはもちろん、時間管理もできるようになるので、休日がより豊かな時間になります。そんなメリットづくしの「好きなもの」を見つけるためにはどのような方法があるのでしょうか?
おすすめの方法4つを詳しく解説していきます。
子供のころに熱中していたことを思い出す
好きなものがない人で、忙しい毎日を過ごすうちに好きだったことを忘れてしまったという人は、過去にさかのぼって熱中していたことを思い出してみましょう。保育園時代、小・中学校時代のなど、その当時自分が打ち込んでいたものは何だったかを考えてみてください。
また、過去に「お金」や「時間」を費やしたものは何か?を思い出してみても良いでしょう。スムーズに思い出せない場合には、アルバムを広げて毎日何をして遊んでいたか、どんな所へ連れて行ってもらったかなど、写真を見ているうちにヒントが見つかるかもしれません。
ふと興味が湧いたら、それが好きなものに繋がる可能性がありますので、ぜひ取り組んでみてください。
ノートに書き出してリスト化する
好きなものがない人は、自分の興味のあるものを紙に書き出してリスト化してみましょう。自分なりに好きなものを明確にすることで、本当にやりたいことをうまく整理することができます。
反対に、やりたくないものを書き出してリスト化しておくのも参考になるかもしれません。
思いついたことをやってみる
好きなものがない人の場合、比較的得意なことや、やっていて苦にならないことがあったら、それを少し掘り下げて新しいことに挑戦すると自分の可能性の幅が広がっていきます。
「好きだから得意になる」という順番に限らず、苦にならないことをやっているうちに、いつの間にか好きになっていたということもあるでしょう。
多趣味な友達からアドバイスしてもらう
好きなものがない人は、好奇心旺盛な友達からアドバイスしてもらうことで、何かしらヒントを得て楽しくスタートすることができます。
また、自分に合った趣味に既に取り組んでいる仲間の輪に加わって、レクチャーしてもらいながら始めてみても良いでしょう。こうして交友関係が広がって行くと、自分と異なるいろんな価値観に触れることができ、気づかなかった自分の好みを見つける手がかりにもなるのです。
《 ポイント 》
- 過去に熱中していたこと、お金や時間を費やしたものを思い出してみる。
- 好きなものをリスト化して明確にする。
- やっていて苦にならないことからやってみる。
- 好奇心旺盛な友達からアドバイスをもらってヒントを得る。
好きなものを持続させるコツ
そもそも「好きなものがない」との真逆な「好きなこと」とは何なのかを考えてみましょう。好きなこととは「情熱を感じること」です。
具体的には、「大いに関心があってワクワクすること」が好きなことの定義ですが、「もっと知りたい」「関わりたい」「問題意識を感じる」など、より広く捉えてもよいのではないでしょうか。
そう考えると、「他人からどう評価されるか」を気にしたり、好きなものや人に対して「損得で考える」必要はありません。変に意識せずに自然と好きと思えることでしたらハッピーな気分になれるものです。
本当に好きなものは、損得無しに好きなはずです。何事も損得勘定をする癖がある人は、一度損得無しで周りを見渡してみるのも良いかもしれませんね。
《 ポイント 》
- 好きなこととは情熱や関心があってワクワクすること。
- 他人からの評価や損得勘定を優先させる必要はない。
好きなものがない人のメリット・デメリット
好きなものがない人のメリット
好きなものがないのであればお金が節約できます。「これがしたい」「あれが欲しい」というストレスを感じる機会も減り、無駄遣いせずに必要なものにだけ囲まれた生活が送れるでしょう。
他にも物ごとに関心がない分、自由な時間が増えます。また、必要以上に無理をして疲れることがないので、息苦しさを感じることのないシンプルな生活を送ることができるでしょう。
好きなものがない人のデメリット
好きなものがないと良いことばかりなのかというと、困ることもあります。「あれがしたいから頑張る!」というようなモチベーションがなければ、情熱ややる気が湧きません。
常に消極的で自分から行動することが少ないと視野が狭くなり、世界が非常に限られたものになってしまいます。このように、ものの見方や価値観を成長させることが難しいのも大きなデメリットの1つのでしょう。
現状維持に甘んじて上昇志向が感じられない態度が相手をイライラさせ、相手に主導権を握られてしまうのも考えものです。
《 ポイント 》
- 好きなものがないメリットはお金が節約でき自由な時間が増えること。
- 視野が狭くなり、世界が限られたものになる。
- 消極的な態度が相手をイライラさせ主導権を握られてしまう。
最後に
好きなものがない人の特徴や心理、好きなものの見つけ方をご紹介しました。好きなものがない人は、生まれ持った気質だけでなく、子供の頃の体験が大きく影響していることに驚いたのではないでしょうか。
一方で、自分の周りにあるものや、外の世界に目を向けることで人生は大きく広がり、目がキラキラと輝くようになります。好きなものがないとお悩みの方、ハッピーな毎日を送れるよう参考にしてみて下さいね。