トマトピューレとは?ソースやピューレとの違いや作り方、おすすめレシピまで解説

トマトピューレ

近年、スーパーでも見かけるようになったトマトピューレですが、一見、ケチャップやトマトソースと見た目が似ていますよね。トマトピューレとは、正確にはどのような調味料なのでしょうか。今回は、トマトピューレの作り方やおすすめレシピを交えて紹介します。

最近よく見る『トマトピューレ』ってなに?

トマトピューレ

最近、輸入雑貨屋輸入食材を取り扱う店舗以外でも、スーパーなどで『トマトピューレ』という表記がされている調味料を見かけることはありませんか。一見、ケチャップやトマトソースと同じ商品のように見えますが、いったい何が違うのでしょうか。

トマトピューレとソースの違い

チューブのトマトケチャップ

まずはトマトピューレについて紹介します。トマトピューレとは、トマトを裏ごしにした状態で、生のまま煮詰めたものを指します。つまり、他に調味料などを加えず、トマトをそのまま使っているため、トマト本来の味や食感が楽しめるものです。

対して、ケチャップやトマトソースと記載されている商品は、トマトを使用してはいるものの、トマトに加えて砂糖や塩など、他にも多く調味料を加えているため、トマト本来の味とは少し違った味わいを楽しめるソースです。

また、似た商品にトマトペーストがありますが、こちらはトマトピューレをさらに煮詰めて、より味を濃くしたものを指します。煮詰める時間が違うことで、トマトピューレとトマトペーストに商品名が分けられます。

トマトピューレは家でも作れる!トマトピューレの作り方

トマトピューレ

上記で紹介したように、トマトピューレはトマトのみを煮詰めて作ったものです。したがって、時間をかければ家でもお手製のトマトピューレを作ることは可能です。ここではトマトピューレの基本的な作り方を紹介します。

トマトピューレに必要な材料

トマトピューレに必要な材料は、もちろんトマトのみです。トマトを大量に購入したけれど、すぐに使いきれないという場合は、使いきれない分をトマトピューレにしてしまうと良いでしょう。裏ごしをするため、こし器を用意しておくと、より効率的に作れます。

トマトピューレの作り方

トマトとトマト料理

トマトピューレの作り方は、いたって簡単です。

  1. ざく切りにしたトマトを鍋に入れて煮詰める
  2. 潰れるくらいの柔らかさになったら、一度取り出してこし器で裏ごしする
  3. 裏ごししながら種と皮を除き、裏ごしが完了したら鍋に戻す
  4. 鍋に戻したら、とろみが出るまでヘラや調理スプーンなどでかき混ぜながら煮詰める

これだけでトマトピューレを作ることが可能です。このトマトピューレに他の調味料を混ぜることで、自家製ケチャップを作ることも可能です。時間がある際にぜひ試してみてください。

トマトピューレの保存方法

瓶に入ったトマトソース

続いて、自家製トマトピューレの保存方法ですが、使い切るまでの期間によって保存方法が異なります。

  • 瓶に詰めて密閉した状態で冷蔵保存
  • 使いやすい量ごとにフリーザーバッグに入れて冷凍保存

冷蔵保存の場合は、1週間程度しか日持ちしません。しかし、新鮮な状態でトマトピューレを楽しめるので、1週間以内に使い切れる場合は、冷蔵保存がおすすめです。

対して、1週間以内に食べきれない分は、フリーザーバッグに入れて平らな状態で冷凍保存するのが適しています。フリーザーバッグに冷凍保存すると、約3ヶ月ほど長持ちするので、日もちさせたい方は冷凍保存がおすすめです。

トマトピューレはどんな料理に適してる?おすすめレシピを紹介

瓶に入った手作りトマトピューレ

裏ごししたトマトピューレは、アイデア次第で多くの料理に活用できます。ここではおすすめのトマトピューレを活用したレシピを簡単に紹介します。皆さんも是非参考に、トマトピューレを有効活用しましょう。

ピザ生地にトマトピューレを塗りこむ

ピザ生地とトマトソース

トマトピューレを使ったレシピと聞いて最初に思い浮かべるのは、ピザではないでしょうか。最近では、冷凍のピザ生地も販売されているので、そのピザ生地にトマトピューレを塗り込み、上から野菜やお肉、チーズなどお好みの具材を乗せて焼くだけです。

おもてなし料理としても活躍しますし、お子様がいるご家庭では、みんなで楽しみながら作れるので賑やかに料理を楽しみたい時におすすめです。

パスタにトマトピューレをかけるのは定番!

トマトソースパスタ

パスタの本場であるイタリアでは、自家製トマトピューレをパスタにかけて食べる方法が大定番だと言われています。

日本で言うところの「おふくろの味」とも言われているため、ご家庭によっては、トマトピューレに甘みを加えたり、スパイスを加えたりと好みの味に変えてソースとして使用しているのだそうです。

ガーリックトマトスパゲティならば、にんにくのすりおろしを加えたり、粉チーズやワインを加えて大人の味を楽しんだりと、アイデア次第で様々なトマトスパゲティを楽しめます。

カレーの隠し味にも程よいアクセントに!

トマトソース入りカレー

意外な使い道として、普段作っているカレーの隠し味として投入する方法があります。トマト本来の甘みと酸味が程よいアクセントとなり、よりコクと深みのあるカレーになります。

お子様がいるご家庭では、そのままトマトを具材として入れても食べてくれないということはありませんか。そんな時は、トマトピューレをカレールーに混ぜてしまえば、お子様も苦手意識を持たずにトマトを摂取してくれます。

トマトピューレは工夫次第で使い方が広がる万能食材♪

白い器とトマトピューレ

いかがでしたでしょうか。トマトピューレは、アイデア次第で料理の幅が広がる万能食材です。トマトが苦手なお子様でも、トマトピューレにして混ぜてしまえば食べられたという声も多いです。ぜひトマトが余りそうな時は、トマトピューレにして保存しておきましょう。

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