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怠りがちなお風呂の換気扇掃除…理想の掃除頻度は?
皆さんは、ご自宅の浴室についている換気扇を使用していますか。お風呂は湿気を溜めてしまうとカビが生えてしまう恐れがあるので、換気扇を活用してカビの発生を予防しているご家庭も多いですよね。
最近では、お風呂の換気扇を24時間稼働させる24時間換気機能が搭載されている浴室も多く、お風呂の換気扇を使用しているご家庭はとても多いと思われます。
お風呂の掃除は毎日、あるいは1週間に2〜4日ほどを目安に行っているご家庭が多い一方で、浴室内の換気扇の掃除を怠っているご家庭は意外と多いです。
一般的に、お風呂の換気扇は、3ヶ月1回を目安に掃除することが推奨されています。定期的に掃除をしなければ、換気扇が正常に稼働しなくなったり、浴室に悪影響をもたらす恐れがあるので、注意が必要です。
お風呂の換気扇を掃除しないと起こり得るトラブル
お風呂の換気扇を掃除せずに放置すると、どのようなトラブルを引き起こすのでしょうか。お風呂の換気扇を掃除してないと起こり得るトラブルは、以下の通りです。
- 湿気を外に排出できなくなる
- カビが発生し悪臭を放つようになる
- ゴミやホコリが浴室に落ちてくる
- 換気扇の電気代が高くなる
- 換気扇が故障する可能性
まず、お風呂の換気扇を掃除していないと、ホコリやゴミが換気扇に蓄積され、湿気を正常に外へと排出できなくなります。すると、換気扇内部で湿気とホコリが蓄積され、カビが発生する可能性が高くなるのです。
カビが発生すると悪臭を放つようになるだけでなく、溜まりに溜まったゴミやホコリが、換気扇を稼働させるたびに浴室に落ちてくるようになり、浴室が汚れてしまうようになります。
また、換気扇を稼働させるたびにより多くの電力を使用するため、電気代が高くなり、家計にも打撃を与えるケースが増えてきます。このように、お風呂の換気扇を掃除せずに放置していると、あらゆる面にダメージを与えてしまうため、定期的な掃除が必要です。
お風呂の換気扇を掃除する前に行う準備は?
お風呂の換気扇は、少々掃除に手間がかかりますが、自分で掃除することが可能です。お風呂の換気扇を掃除する際は、以下の下準備をしてから掃除に取り掛かりましょう。
- 換気扇の電源を切る
- 換気扇のブレーカーを落とす
- マスクとゴム手袋の着用は必須
- 換気扇を分解する
この4点です。換気扇を掃除する際は必ず電源とブレーカーを落とし、マスクとゴム手袋を着用して行います。
また、換気扇を分解する必要がありますが、プロペラタイプは通常の換気扇と同様、回して取り外し、パネルタイプはパネル部分を下に引っ張り中の針金をつまんで外した上で、中のファン部分を分解します。
お風呂の換気扇は自分で掃除可能!換気扇を掃除する方法4選
換気扇の内部まで分解が終わったら、いよいよ換気扇の掃除に取り掛かります。お風呂の換気扇を掃除する方法は、以下の4つの方法が活用できます。
1.浴室用中性洗剤を吹きかけて擦り洗いする
基本的に、お風呂の換気扇は浴室用中性洗剤を吹きかけて、使い古した歯ブラシなどで擦り洗いします。汚れが落ちたら、シャワーですすぎ洗いし、洗剤を落としてから、ふきんなどでしっかり乾拭きします。
しっかり水分を拭き取らずに戻してしまうと、換気扇内部でカビが生える原因になるので、しっかり拭き取り乾燥させてから戻しましょう。
2.こびりついたカビは重曹水に一晩つけ置き
浴室用中性洗剤で落としきれないこびりついたカビには、水に重曹を加えた重曹水を洗面器などに入れ、換気扇の部品を一晩つけ置きします。きちんとつかるほどの重曹水が必要なので、カビがこびりついた部品が多い場合は、大きめのバケツなどを用意しましょう。
翌朝、スポンジや使い古した歯ブラシで汚れを擦り落とし、水でしっかり重曹を洗い流して完了です。この場合も、しっかり水分を拭き取り、乾燥させてから元に戻してください。
3.天井についているドラムも中性洗剤と布で拭き掃除を
分解した部品の他に、天井についている『ドラム』という本体があります。この部分の掃除も忘れずに行う必要がありますが、取り外しができないので、中性洗剤を布やふきんに吹きかけ、台などに登って拭き掃除します。
シャワーで洗い流してしまうと故障の原因になるので、拭き終わったら2回ほど水拭きをして、中性洗剤が残っていない状態を確認します。最後にしっかり乾拭きをして、乾燥させてから、他の部品を取り付けて完了です。
4.カバーが取り外せないタイプはフィルターだけ掃除
お風呂の換気扇の中には、カバーが取り外せないタイプのパネル換気扇があります。近年の新しい換気扇はこのタイプが増えてきています。
カバーが取り外せないタイプの換気扇掃除は、基本的にフィルターを換気扇横から引き抜き、掃除機でフィルターのホコリやゴミを吸い取ります。その後、フィルターを水に浸した状態で、浴室用中性洗剤を吹きかけ、歯ブラシやスポンジで擦り洗いします。
その後は他の部品の洗い方と同様に、水で洗い流して、しっかり乾燥させてから元に戻しましょう。この際、換気扇のカバー部分も軽く水拭きします。
忙しくて自分で掃除が難しい…そんな時は業者に依頼を!
一見難しそうに見えるお風呂の換気扇掃除ですが、自分で掃除することも可能です。しかし、近年は夫婦共働きの家庭をも多く、忙しくてお風呂の換気扇掃除まで手が回らないという方も多いですよね。
忙しいご家庭の場合は、思い切って業者に依頼することも検討しましょう。基本的に抜け感、お風呂の換気扇掃除を単品で依頼すると、約10,000円前後から受注してもらうことが可能です。
3ヶ月に1度を目安に行う必要があるので、金銭的に余裕がある場合は、業者に依頼をし、徹底的に綺麗にしてもらうことも検討してみてはいかがでしょう。
お風呂の換気扇は3ヶ月に1回を目安に定期清掃を!
いかがでしたでしょうか。お風呂の換気扇は、意外と忘れがちな部分ではありますが、掃除を怠るとトラブルを引き起こします。3ヶ月に1回を目安に定期的に掃除を行い、浴室内を清潔な状態に保てるよう意識しましょう。