段ボールの収納は虫が湧く?理由と寄せ付けない対策法

段ボール

使用しない服や本などを段ボール箱に入れて押し入れに収納していませんか?段ボールにそのまま収納していると色々な虫が寄ってきてしまいます。ダンボールは引っ越しや配送に便利で欠かせないものですが、そのまま収納するのは不向きです。ダンボール収納の際に虫を寄せ付けない方法があるのかなど調べたことをご紹介します。

段ボール収納で虫が湧くって本当?

害虫イラスト

段ボール収納は虫が湧く!卵まで!

ダンボール収納は虫が湧きます。段ボールの箱のつなぎに使われる『接着剤』が虫の餌、養分になると言われています。

また、梅雨時期など湿気の多い時期など、段ボールが日に当たらない場所で収納することで、カビが生えるとダニの餌になってしまいます。

また、虫やダニが湧けばそれを餌にするゴキブリも寄ってきます。虫が虫を呼ぶ酷い状況になりかねないので注意しましょう。

高い保温性と保湿性を持つ段ボールは虫の温床に!

段ボール箱の特徴が虫にとっては、とても居心地の良い環境を与えてしまいます。湿気の多い場所に段ボール収納するのはとても危険です。

段ボールに沸く虫の種類

〈ダニ〉
実は、ダニは昆虫ではなくクモやサソリの仲間になるそうです。日の当たらない多湿な場所を好みます。種類によっては刺されると軽い痛みを伴う激しいかゆみに襲われます。また、ダニの死骸はハウスダストを引き起こす原因にもなります。

〈ゴキブリ〉
ゴキブリは暗くて狭く、高温多湿な場所を好みます。雑食なので紙、食べかす、仲間のフン、他の害虫も含め何でも食べます。

サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルスなどを運んで拡散し、その死骸やフンはアレルギー疾患の原因になります。時には電気系統の配線まで食いちぎることもありトラブルの原因を作ることもあります。

〈シロアリ〉
シロアリは、アリとは食性も生態も全く異なり、ゴキブリに近い生態で害虫の代表格になります。

シロアリは木材に含まれるセルロース繊維を主食としているため、家の柱だけでなく、セルロースが含まれている紙類、木材、衣類、畳、綿などはシロアリの餌となってしまいます。

〈クモ〉
実は、毒のある種類を除くとクモは、農業害虫や衛生害虫を捕食する益虫と呼ばれるありがたい虫なのです。

糸で巣を作って餌となる害虫を捕まえるタイプもいれば、巣を作らずに自ら歩き回り、害虫を捕まえるタイプまで種類はさまざまです。

家の中でクモをたくさん見かけるような場合、エサとなる小さな虫やゴキブリがいる可能性が高いのでご注意を。クモが寄ってきやすい環境になっていないか注意しましょう。

段ボール収納で虫を寄せ付けない方法はある?

新品の段ボール

新品の段ボールを使いましょう

使用済み段ボールは不衛生で、移動の際に虫が紛れ込んでいる可能性が高いです。段ボール収納する場合は、未使用の新品段ボールを使いましょう。

段ボール収納には乾燥材、防虫剤を使用する

段ボールは湿気を吸収しやすいため虫が湧く原因になってしまいます。湿気をしっかりとるために乾燥材を入れましょう。

服や紙類は湿気に弱く、段ボール収納することでカビや虫の温床になってします。未然に防ぐために乾燥材で湿気を防ぎ、防虫剤も入れてカビや虫を防ぎましょう。

高温多湿は避けて風通しの良い場所に

段ボールは湿気を吸収してしまうので、収納は高温多湿を避けて、風通しの良い湿気が溜まりにくい場所を選びましょう。

段ボールの中にぎっちりと詰め込まない

段ボール収納は、空間に余裕ができるようにしましょう。空間をつくることで空気の通りも良くなり、湿気を防ぐことができます。乾燥材を入れるだけでなく、詰め込み過ぎないようにしましょう。

段ボール周辺はこまめに掃除

ほこりや虫の死骸、カビなどは害虫の餌となります。こまめに掃除をすることで害虫が寄ってこない環境を作りましょう。

ハッカ油で虫よけ

ガラス瓶などにハッカ油と無水エタノールを入れ、市販のディフューザー用のリードスティックを使用すると簡単に害虫除けを作ることができます。

ハッカ油1に対して無水エタノール9程度が目安です。段ボールの収納場所の近くに置くだけで害虫除けになります。1週間に1回程度、新しいものと交換すると効果が持続します。

段ボール収納のポイント

野菜や果物が入っている段ボール

段ボールは高い位置に置く

段ボールは風通しが良く、なるべく高い場所を選んで収納することが重要です。押し入れの中など、換気のできない密室は湿気が溜まりやすいため、収納は避けた方が無難です。

ダニやゴキブリなどの害虫の発生を避けるためには、湿気の溜まりにくい高い場所で収納するのがおすすめです。

段ボールは同じサイズを使う

サイズが違う段ボールを積み重ねると安定しないため崩れやすくなります。同じサイズの段ボールを使えば安定するのでおすすめです。

また、同じサイズの段ボールは統一感もあり見栄えもいいのでお部屋に置いても違和感がなく収納として使えます。同じサイズの段ボールがない場合は、大きい段ボールをカットするなど、サイズを揃える工夫をしてみましょう。

野菜や果物が入っていた段ボールは危険!

野菜や果物が入っていた段ボールは、虫や土などが付着している可能性があるので使用しないようにしましょう。

見た目がきれいでも、隙間などに虫の卵が付着している可能性もありますのでおすすめできません。どうしても使用したい場合は、確認してから使うようにしましょう。

段ボールは定期的に交換する

段ボールを収納している場所が、押し入れやクローゼットなど風通しの悪い場合は、定期的に交換することをおすすめします。

段ボールが湿気を吸い込み、カビや害虫が発生する原因になりやすいので、半年に1回程度交換するのが目安です。

最後に

段ボール

段ボールは手軽で使い勝手が良い反面、害虫が発生しやすいデメリットもあります。置く場所や、こまめに掃除することでとても便利なアイテムとして利用できるので、段ボールの性質を良く理解して上手く活用してくださいね。

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