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洗濯機は使用頻度や扱い方で寿命が左右される
みなさんがお使いの洗濯機は、購入してからどのくらいの年数が経過していますか。家族世帯の場合、洗濯機は毎日使うご家庭が多く、同居人数が多いご家庭では、1日に何度も稼働させるというご家庭も珍しくありません。
洗濯機は家電の中でも比較的長持ちする印象がありますが、実は使うご家庭によって寿命が大きく左右されることをご存知でしょうか。
洗濯機の寿命は、使用年数ではなく使用回数が基準となります。一般的に、約2500回稼働させると寿命を迎えると言われているため、1日に複数回稼働させるご家庭と2〜3日1回稼働させるご家庭では、寿命が大きく異なります。
また、洗濯機を説明書に記載されている通りお手入れしたり、正しく扱ったりすることで長持ちさせることもできます。反対に、使用頻度が少なくても、扱い方が悪ければ寿命が縮む原因となるのです。
洗濯機の寿命は平均して6〜8年
洗濯機の寿命は、一般的に6〜8年ほどと言われています。8年以上使い続けることも可能ですが、使い始めて6年ほど経過した頃に不具合が生じるようになり、8年以内に故障して使えなくなってしまう洗濯機が多いです。
メーカーに問い合わせて修理することも可能ですが、6〜8年経過していると、すでにその洗濯機の型番に当てはまる部品が残っていないため、修理ができないというケースも多いです。
また、修理ができても、型番が古いために修理費用が高くなり、新しく購入した方が良い場合も珍しくありません。
こんなサインが出たら買い替えて!洗濯機の買い替えサイン
一般的に6〜8年使用していると、徐々に洗濯機の不具合が多くなり、寿命が来てしまうことが多くなります。5〜6年あたりで以下のようなサインが現れたら、故障の前兆の可能性があります。使えなくなってしまう前に買い替えを検討しましょう。
- 明らかに異常な音がする
- 稼働中にエラーで停止してしまう
- 脱水が上手くできなくなる
- 乾燥機能の性能が落ちる
- 水が漏れてしまう
- 本体や電源プラグが異常なほど熱くなる
こうしたサインが現れるようになったら、洗濯機が寿命を迎える前兆です。「まだ6年経っていないのに…」という場合でも、使用頻度や使い方によっては寿命が早まるケースも珍しくありません。
購入してから年数が経っていない場合は、まずはメーカーに問い合わせ、修理ができるか、また修理費用を聞いてから検討しましょう。
洗濯機から異音が…何が原因?直る可能性はある?
洗濯機の寿命サインの1つに異音があります。「ガリガリ」といった何かを削るような恐ろしい音や、「カラカラ」と軽いものがぶつかるような音など、様々な異音があります。これらの異音は何が原因なのでしょうか。ここでは直る可能性があるのか、さらに対処法を解説します。
「ゴンゴン」と激しく洗濯機がぶつかる異音
洗濯機を稼働している最中に、洗濯機がゴンゴンと回りぶつかるような異音を発していることはありませんか。これは、洗濯物を多く入れ過ぎてしまっているため、脱水時に洗濯機が重量に耐えられず、グラついていることが原因です。
修理などは必要ありませんが、そのまま無理に脱水を続けていると、洗濯機が故障してしまう恐れがあります。まずは中の洗濯物を減らしたり、洗濯槽の中で均一になるように入れ直したりして、再度脱水をしましょう。
「ガリガリ」という削るような異音
ガリガリという削るような異音が出ている場合は、洗濯槽に異物が紛れ込んでいるか、モーターやパルセーターという部品の劣化が考えられます。
まずは洗濯槽に異物が紛れ込んでいないか確認し、異物がないことを確認したら、パルセーター部分を外して内部に異常がないか確かめてみましょう。パルセーターに異物が紛れ込んでいた場合は取り除き、再度洗濯機を稼働させます。
これらを試しても「ガリガリ」と異音を発している場合は、修理が必要です。古い型番の場合は、修理が難しい可能性もあるので、新しい洗濯機へ買い替えとなります。
「カラカラ」という軽いものがぶつかるような異音
「カラカラ」という異音が鳴っている場合も、洗濯機に入れている洗濯物の容量が多い可能性が高いです。まずは洗濯物の量を減らし、再稼働させてみましょう。
それでも異音が発生する場合は、洗濯機のベルトの緩みや排水口の異常、パルセーターの異常が考えられます。これらは個人で修理することが難しいので、まずはメーカーに問い合わせて点検・修理依頼をしましょう。
「キーキー」と軋むような音がする
「キーキー」と軋むような音がする場合も、まずは洗濯機の中に異物が紛れ込んでいないか確認してください。異物が紛れ込んでいない、あるいは取り除いても「キーキー」と音が鳴る場合は、軸受が故障し、洗濯機自体が安定性を保てていない可能性があります。
このケースは自分で対処することができないので、メーカー側に問い合わせて修理依頼をしましょう。型番が古い場合は、修理費用が高くなったり、修理に必要な部品が残っていない可能性があります。その場合は、新しい洗濯機への買い替えとなります。
「キュルキュルキュル」と擦れるような異音
洗濯機の「キュルキュルキュル」という音は、長年使用している洗濯機に起こりやすい異音です。回数を重ねることで、洗濯機のベルト部分がすり減ってしまい、劣化してしまいます。
この場合は、ベルト部分を交換することで異音を解決できます。ベルト自体は個人的に購入することができますが、ベルトの交換には専門的な作業が必要となります。必ず自分で対処しようとせず、業者に依頼しましょう。
「ブーン」と強く稼働するような異音
「ブーン」と強く稼働させるような異音を発している場合は、排水ホースに汚れが溜まり、水を吸い上げる力が弱くなっているため、より強い力を稼働させている状態です。そのため、排水ホースを掃除することで、解決するケースが多いです。
排水ホースを掃除しても異音を発生している場合は、給水バルブに異常が発生している可能性があります。メーカーや専門の修理業者に依頼し、給水バルブを確認してもらいましょう。
洗濯機の異音は種類ごとに対応を!古い型は買い替えも検討して
いかがでしたか。洗濯機から異音がする場合、イオンの種類によって原因が異なります。それぞれに合った対応をし、修理を試みましょう。しかし、古い型番の洗濯機は、修理が難しかったり、修理費用が高いこともあります。その場合は買い替えを検討しましょう。