初詣は仏滅の日でもいい理由とは?神社と六曜は関係ない?

初詣の神社

日本では初詣や結婚式、お宮参り、御祈祷の日などは大安の日を選ぶ習慣がありますが、これは六曜からくる考え方です。実は六曜と神道、日本の仏教の間には関係性はありません。今回は神社や日本の仏教と六曜の関係についてご紹介します。

初詣は仏滅の日でもいい理由

六曜

2022年1月2日は「仏滅」です。仏滅は六曜の中で最も縁起が悪い日なのに、初詣へ行くのは不安になりますよね。

結果から言うと、初詣は日本の神道・仏教の行事なので中国から来た六曜とは関係性がないため、気にしなくていいということです。

日本では第二次世界大戦後以降、六曜がカレンダーに掲載されるようになり一般的に取り入れられるようになりました。そのためいつ何を行うべきか、いつを避けるべきかを決めるための基準となっていきました。

ですが、神道では「六曜の考え方は俗信で、実際の神道の考える吉凶とは関係はない」として六曜に対して公式に否定的です。日本の仏教でも「本来は仏教とは何の関係もない」と六曜に対して否定しています。

基本的な仏教の教えは「自我を捨てることで心を鍛錬し解脱を目指」としていますが、六曜は「吉凶を占いまだ起きてはいない未来の幸せを願ったり、不幸を回避する」俗世的なものとされているため、仏教の考え方とは真逆の観念となります。

六曜は俗信として近代を中心に特に広まった観念ですので、仏滅であっても神社やお寺に初詣やお参りやご祈祷に行くことになんの問題もないのです。

《 仏滅とは 》
六曜(ろくよう)とは吉凶を定める6つの日のことでその中の一つが「仏滅」です。仏滅は、六曜の中で一番「凶日」「縁起が悪い日」「最悪な日」とされて、結婚式などのお祝い事はやらない方がいいと言われています。

《 六曜とは 》
六曜は曜日のように順番があり「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」の順に繰り返されます。六曜は中国で生まれた暦注のひとつで「日時や方角の吉凶」や「運勢」を定めたものが日本に伝わりました。六曜が中国から日本に伝わってきたのは鎌倉時代あたりといわれており比較的新しいものになります。

《 仏教と六曜の関連性 》
旧暦ではお釈迦様が亡くなったとされている2月15日が仏滅のため、仏教と関連付けられることが多くありますが、実際はただの偶然で六曜とお釈迦様や仏教の考えは一切関係ないとされています。神道だけでなく、仏教と六曜にも関連性はありませんでした。

初詣はいつまでにお参りすればいい?

初詣でお祈りする女性

初詣は一般的には1月1日~3日の三が日とされていますが、地域によっても異なります。関東では1月7日まで、関西では1月15日までが初詣にお参りに行く時期とされています。

近頃では各家庭のさまざまな事情から、1月から節分前までに行けばよいのではといった考え方が徐々に一般的になりつつありますが、今年1年間を平穏無事に過ごすために神様に感謝とお願いに行く大切なスタートになる行事です。できれば1月中にお参りに行くことをおすすめします。

《 初詣の由来 》
年を越した新年明けに、初めて神社やお寺に参拝することを初詣といいます。古くは一家の長が、新年1年を平穏無事に暮らせますようにと、地元の氏神様にご祈祷を捧げてきたことが元だといわれています。

神社に初詣に行くときの正しいマナー

初詣でお祈りする女性

鳥居の前で一礼する

神社は神聖な場所をあらわし、鳥居は聖域を区切るものとされています。鳥居の前に着いたら、必ず一礼してからくぐりましょう。鳥居が複数ある神社では一の鳥居から順にくぐります。

神社の参道は左右のどちらかの端を歩く

神社の参道の真ん中の道は、神様が通る道で「正中」と呼ばれています。参拝に行くときは、左右どちらかの端側を歩くのがマナーです。人で混雑しているときは神社の誘導員の指示に従い、人の流れにそって歩きましょう。

神社の参拝の順序

  1. 鳥居の前に着いたら一礼してからくぐる。
  2. 境内の参道は左右どちらかの端側を歩く。
  3. 手水舎の水で心身を清める。
    1)右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清める。
    2)次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清め再び柄杓を右手に持ち左の手のひらに水を受けて口をすすぐ。
    3)口をすすぎ終えたらもう一度水を左手に流す。
    4)最後に水の入った柄杓を立て柄に水を流してから伏せて置く。
  4. 本殿前に着いたらお賽銭を賽銭箱に入れてから鈴を鳴らす。
  5. 姿勢を正してから二礼二拍手して祈りを捧げてから一礼をする。
  6. 帰りに鳥居をくぐるときも境内の方に振り向き、一礼してから神社から出る。

お寺に初詣に行くときの正しいマナー

お寺に着いたら合掌して一礼する

お寺は俗界との境界の場所にあたります。お寺に着いたら静かに合掌して、一礼してから山門をぐりましょう。お寺の山門の左右に仁王像が安置されている場合は、それぞれに手を合わせてください。

お寺の参道は真ん中を歩いても良い

お寺の場合は神社とは違い参道の中央を歩いてもかまいません。

手水舎で手と口を清めるのは、基本的に神社のときと同じです。お寺の境内にお線香を焚く常香炉がある場合は、煙を浴びて身を清めてください。

体の調子の悪いところを手で煙を掴むように擦りつけると、その部分が良くなると言われています。本堂に着いたら、一礼をしてから手を近づけて賽銭箱にお賽銭を入れます。

鈴がある場合は鳴らしてから、両手を胸の前で静かに合わせて合掌してください。心を込めてお祈りをして、手を合わせたままの状態で深くお辞儀をしてください。

お寺の参拝の順序

  1. お寺の山門に着いたら前で一礼してから入る。
  2. 山門の敷居は踏まずにまたいで入る。
  3. 手水舎の水で心身を清める。
    1)右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清める。
    2)次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清め再び柄杓を右手に持ち左の手のひらに水を受けて口をすすぐ。
    3)口をすすぎ終えたらもう一度水を左手に流す。
    4)最後に水の入った柄杓を立て柄に水を流してから伏せて置く。
  4. 線香を購入して、線香に火をつけて常香炉に入れて煙を浴びて身を清める。
  5. お寺の本堂のご本尊に一礼してからお賽銭を賽銭箱に入れる。
  6. 鈴がある場合は1回打ってから合掌して祈った後に一礼をする。
  7. 参拝が終わったら感謝を込めて会釈してからお寺から出る。

初詣に行くときの正しい服装

お参りする女性

露出の多い服装は避ける

キャミソールやミニスカート、胸元が深く開いている服など肌の露出が多い服装は基本的にNGです。どうしても着たい場合は、インナーなどを重ねて露出をおさえて肌があまり見えない様にしましょう。

カジュアルすぎの服装は避ける

お参りに行く時は清潔感のあるきちんとした格好が好ましく、カジュアルすぎる服装やだらしない服装は基本的にNGです。正装をする必要はないですが、清潔感のあるワンピースやパンツスタイルなどがおすすめの服装です。

動物の毛皮付きの服装は避ける

アニマル柄やファーアイテムは動物の殺生をイメージさせるので初詣に行くときの服装では基本的にNGです。

最後に

初詣だけでなく、門松やお供え餅も初詣と同じく神道の行事なので仏滅に飾ってもでも全く問題ありません。

新しいことやお祝いなどはカレンダーで仏滅を確認してしまいますが、宗教と関係ない行事の場合は気にせずに行いましょう。

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