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飲んではいけない『牛乳』の特徴5選!
1.開封後2~3日たった牛乳
牛乳に表示されている賞味期限は、未開封の状態で表示通りの保存方法を守って保存した場合に限ります。そして、開封後は賞味期限に関わらず「2~3日以内」に飲み切るようにします。開封後はしっかり密閉していても周囲から雑菌が入り繁殖しやすい環境になってしまいます。
冷蔵庫に入れているから、賞味期限が過ぎていないから、という理由で開封後何日も保存している牛乳は飲まないようにしましょう。
2.常温で保存した牛乳
牛乳の保存方法は開封前も開封後も10℃以下で冷蔵保存するようになっています。冷蔵保存していない牛乳は、保存温度が高いほど菌が繁殖して傷みやすくなっています。特に季節によっては注意が必要です。
スーパーなどで購入した場合、冬なら半日くらいまでは常温で持ち歩いても腐ることはないようですが、夏場は数時間も持たずに腐ってしまうこともあります。
例外として、未開封であれば常温保存が可能な「ロングライフ牛乳」は60日間の常温保存が可能とされています。ですが、一般的な牛乳は未開封でも冷蔵保存となっているので、購入後はできるだけ早く冷蔵庫にいれるようにしてください。
3.酸味や苦味が出てきた牛乳
食品は傷み始めると酸味や酸っぱいにおいが出てきます。牛乳も傷んでくると酸味を感じるようになり、さらに苦味も出てきます。
一緒に食べる物で味の感じ方は変わるものですが、口にしたときに酸味や苦味があると思ったら、腐り始めている可能性が大きいです。開封して数日たっていた場合は、少しでも違和感があれば飲まないほうが安心でしょう。
4.普段と違うにおいがしてきた牛乳
新鮮な牛乳はあまりにおいがしませんが、傷み始めると酸っぱいようなにおいや、いつもと違うにおいがします。また、牛乳は開封後にきちんとパックを密閉していても周囲のにおいを吸着しやすい性質があります。
吸着したにおいが原因か腐っているのか分からない時は、牛乳の色や液体の状態もよく確認しましょう。
5.変色したり分離している牛乳
牛乳の色が白ではなく、明らかに黄色っぽい色になっていると腐っている可能性が高いです。また、分離したりブツブツしたものができてきた牛乳も要注意です。ブツブツした塊はパックの底に溜まりやすいため、パックを揺らしながら底に溜まっていないかも確認しましょう。
味に変化が感じられなくても、変色や分離は腐っている証拠なので飲まないほうが安心です。また、鍋に入れて沸騰させても、ボロボロと固まり分離する牛乳も使わないようにしましょう。
未開封の牛乳の賞味期限が切れてしまったら
賞味期限は消費期限と違い「美味しく飲める(食べられる)期限」のため、表示されている期日を過ぎたからといってすぐ飲めなくなるわけではありません。冷蔵保存で開封せず保存していれば、一般的には数日~1週間程度までは飲めると言われています。
ですが、冷蔵保存をしていても冷蔵庫を開ける時間が長く、庫内の温度が不安定なりやすい環境であると劣化しやすくなります。また、牛乳はにおいを吸収しやすいため、未開封でもパックを浸透してうつることもあるそうです。近くににおいの強い食材は置かないようにしましょう。
日持ちさせるなら直接口をつけて飲むのはNG!
パックに直接口を付けて飲む飲み方は菌が繁殖しやすいため、日持ちさせるには飲む分だけをコップに注いでください。また、注ぎ口に指を触れたりするのも避けましょう。
開封後の牛乳は2~3日で飲み切るのがベストですので、飲み切れない場合は、スープやホワイトソース、クリーム系のパスタやミルク煮などにして料理で活用させましょう。