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多くの人が愛用する自転車…実はパンクしやすい?
自転車は大人から子どもまで、多くの人が手軽に乗ることができる便利な乗り物です。そのため、通勤や買い物、子どものお迎えなど、あらゆる場面で活躍してくれますよね!
しかし、そんな自転車も万能ではありません。使っているうちに当たり前ですが劣化してしまうため、一般的に10年ほどで買い換えることが推奨されています。
また、自転車トラブルの中でもよく聞くトラブルが、タイヤのパンク問題です。中には頻繁にタイヤがパンクしてしまう…というお悩みもよく聞きます。ちなみに、タイヤの耐久年数は、一般的に約2年と言われています。使い始めてから2年経つ頃に、一度点検してもらいましょう。
自転車がパンクしやすくなるNG行為5選
よく耳にする自転車のタイヤのパンク問題ですが、まだ1年と経っていないにも関わらずパンクしてしまったり、頻繁にパンクするようであれば、自転車の扱い方に問題があるのかもしれません。ここでは、自転車がパンクしやすくなるNG行為を紹介します。
1.勢いよく段差を越えようとする
「ちょっとした段差だから」と自転車に乗ったまま、勢いよく段差を越えていませんか。実は、よくやりがちな段差越えもタイヤに負担をかけ、パンクしやすくなる原因となります。
段差を越える際、タイヤが段差の過度に必ず当たります。すると、段差と車輪の間にタイヤのチューブが挟まってしまい、その衝撃と圧力でタイヤがパンクしてしまうのです。
よく階段を自転車に乗ったまま降りている人を目撃しますが、このような行為を続けていると、すぐにタイヤがパンクしてしまったり、タイヤの品質自体が劣化してしまいます。特にお子様がいるご家庭では、注意しましょう。
2.定期的にタイヤに空気を入れていない
タイヤがパンクしやすくなる主な原因の1つに、定期的にタイヤに空気を入れていないお手入れの問題が挙げられます。意外とタイヤに空気を入れることを忘れ、空気が不足している状態で自転車に乗り続けている人は少なくありません。
その結果、タイヤがパンクしてしまったり、走行中にバランスを崩してけがをしてしまったりと、非常に危険な事故を引き起こす恐れがあります。
一般的に、タイヤの空気入れは1ヶ月1度を推奨されています。1ヶ月に1度、必ずタイヤの空気量を確認し、空気入れを行ってください。
3.尖った石の転がっている砂利道を走る
自転車のパンク原因として、尖った石や道端に落ちているガラス片によるパンクが非常に多いです。道端に落ちているガラス片まで気遣って走ることはなかなか難しいですが、大きな尖った石はある程度回避することができます。
砂利道を自転車に乗ったまま走行している人は多いですが、砂利道には先の尖った石も多く転がっています。石の尖った部分にタイヤが乗ってしまうとパンクの原因になりますし、その瞬間にパンクしなくても、チューブが劣化してしまい、後々パンクを引き起こしやすくなる原因となります。
石の多い砂利道はなるべく避け、通る際は自転車に乗ったまま通るのではなく、極力重力をかけないよう、一度降りて押しながら通るようにするとパンクの確率を下げることができます。
4.何回もパンクしているタイヤを使い続ける
何度もパンクしているタイヤを使い続けていませんか。1度や2度であれば修理が可能な自転車のタイヤですが、何回もパンクしてしまうと、いくら修理をしても完璧に修理することは難しく、空気の抜けやすいタイヤになってしまいます。
また、最初にお話しした通り、タイヤの寿命は約1〜2年です。2年以上使用しているタイヤがなんどもパンクするようであれば、品質が劣化している証拠です。新しいタイヤに買い換えるべきでしょう。
5.人目につかない駐輪場に長時間駐輪する
タイヤのパンク原因の中には、いたずらによるパンクという許しがたい悪質な行為がランクインしています。なんどもいたずら被害に遭ってしまう場合は、駐輪している場所にも問題があるかもしれません。
例えば、人目につかない屋外の駐輪スペースであれば、いたずらをする犯人にとって、これほどいたずらしやすいシチュエーションはありません。また、色や自転車の種類など、目立ちタイプの自転車もターゲットにされやすいです。
なるべく人目につかない駐輪場に長時間駐輪することは避けるようにしましょう。また、家の敷地内であっても、簡単に侵入できるようになっている場合は被害に遭いやすいです。敷地内であってもいたずらされないよう十分注意してください。
自転車のパンクを避けたい!普段からできるお手入れは?
自転車を毎日のように使用している人にとって、自転車のパンクはなるべく避けたい問題ですよね。自転車のパンクを避けるためには、以下のようなお手入れを日頃から定期的に行う必要があります。
- 1週間に1度タイヤの空気圧をチェックする
- 1ヶ月に1度は必ず空気入れを行う
- 空気圧のチェック時に異物が刺さっていないか同時に確認する
- タイヤについた泥や汚れは早めに拭き取る
- 1〜2年を目処にタイヤとリムテープを交換する
この5つのポイントを意識的に行うことで、自転車のタイヤがパンクしてしまう確立を下げることができますよ。
タイヤの空気入れを確認しよう!
最後に、自転車を使っている人ならばすでにご存知かもしれませんが、自転車タイヤの空気入れの方法をおさらいしておきましょう。
- タイヤにあるバルブのキャップを外す
- ポンプの口をバルブの先端にかぶせる
- ポンプの台座部分を足で固定し、ポンプを最後まで押し込むようにして空気を入れる
- 指で強く押して少しへこむくらいまで空気を入れたらバルブのキャップを閉じる
これが一般的な自転車の空気入れ方法です。特に注意したいポイントは、ポンプを最後までしっかり押すという点です。意外と適当にやってしまいがちですが、ポンプを最後に押し込む時が、最も空気圧が入るポイントです。力が必要になりますが、必ず最後まで押し切りましょう。
自転車のパンクを防ぐには扱い方と日頃のお手入れが重要!
自転車のタイヤは、ちょっとしたことで劣化したりパンクを引き起こしたりします。なんどもパンクしてしまう場合は、自転車の扱い方やお手入れ頻度を見直し、新しいチューブに取り替えてから改めて正しく扱いましょう。