目次
キャベツには『キャベツ』と『春キャベツ』がある!
多くの人がご存知の通り、キャベツには一般的な『キャベツ』と『春キャベツ』と呼ばれるキャベツがあります。名前を見ると、「収穫時期の違い?」と思いますよね。
もちろん、『春キャベツ』と呼ばれる通り、収穫時期の違いを明確に呼称として示しているという考えも正解です。実際、一般的なキャベツは『冬キャベツ』と呼ばれることもあります。
しかし、実は2つのキャベツの違いは収穫時期だけではありません。意外と2つのキャベツの違いを正しく把握している人は少ないですが、それぞれの特徴を知ることは、よりキャベツを美味しく料理することにつながります。
『キャベツ』と『春キャベツ』の違いとは?
では、一般的な『(冬)キャベツ』と『春キャべツ』にはどのような違いがあるのでしょうか。意外と知られていない2つのキャベツの違いを、それぞれの特徴を交えながら詳しく見ていきましょう。
収穫が時期が違う
すでに多くの方がご存知の通り、収穫時期が違います。一般的なキャベツは、12月から3月頃までに収穫され、スーパーに置かれるキャベツのことを指します。
対して、春キャベツはその後の3月から7月までに収穫され、スーパーに出回るキャベツのことを指しています。時期的に早秋頃まで販売されているので、『春秋キャベツ』と呼ばれることもあります。
見た目
一般的なキャベツと春キャベツでは、見た目も異なります。まずは大きさです。一般的なキャベツに比べて、春キャベツはサイズが小さいという特徴を持っています。そのため、一般的なキャベツの方が、ずっしりと重みを感じます。
次に形です。一般的なキャベツは、よく見ると楕円形をしています。1個1個形には差があるものの、多くは楕円形をしているのが一般的なキャベツです。対して、春キャベツは丸いです。小ぶりで丸いので、コロッとしているのが特徴的です。
食感
一般的なキャベツと春キャベツでは、葉の厚さも違うため、食感が異なります。一般的なキャベツは葉が厚く、比較的硬いという特徴を持っていますが、春キャベツは葉が薄く、柔らかいのが特徴的です。
そのため、一般的なキャベツはシャキシャキとしっかりとした歯ごたえを感じることができ、春キャベツはしっとりとした優しい食感を楽しむことができます。
甘みも春キャベツの方が少し高め
春キャベツは一般的なキャベツよりも甘いという印象を持つ人も多いでしょう。実際、一般的なキャベツに比べて、春キャベツの方が甘みが強い傾向にあります。
しかし、実際の糖度は、一般的なキャベツが5度前後、春キャベツが6度前後と大きな違いはありません。春キャベツの方が糖度が高いことは確かですが、柔らかくみずみずしいため、より甘く感じるのかもしれません。
それぞれのキャベツの良さを活かした調理方法を紹介!
同じキャベツでも、一般的なキャベツと春キャベツでは、さまざまな違いがありました。最後に、それぞれのキャベツに合った調理方法を紹介します。
『(冬)キャベツ』は煮込み料理や炒め料理にぴったり!
一般的な冬キャベツは、葉が厚く硬いのが特徴的です。生のままサラダなどで食べると、人によっては食べにくいと感じる人もいるでしょう。
そのため、一度火を通して調理する方法が適しています。炒め物にしたり、ロールキャベツのように煮込み料理にしたりすることで、ちょうど良い硬さになり、また甘みも出ますよ。
『春キャベツ』は素材を活かしてサラダがおすすめ
春キャベツは、柔らかくみずみずしいという特徴を持っているため、熱を通さなくても美味しく食べられます。せっかく素材が甘く美味しいので、素材の味を活かしてサラダとして活用することをおすすめします。
また、ポトフなどのスープの具材としても美味しく食べられますし、キャベツから滲み出る甘みがスープをより美味しくしてくれます。
2つのキャベツの違いを知って良さを活かした料理を♪
いかがでしたでしょうか。2つのキャベツは、名前を見て収穫時期だけの違いかと思いきや、大きさや形、食感、甘みなども異なります。それぞれのキャベツの特徴を知り、その良さを活かした料理を楽しみましょう。