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良好な夫婦関係とルール作り
夫婦は、育った環境が異なる男女が共に生きていくことで成立しています。細かな価値観などの違いはあって当然で、お互いに相手を尊重しつつ楽しく円滑に生活するためにルールを設けている夫婦もいます。
ルール作りは、夫婦にとって必須のものではありません。設けたルールの内容によっては、夫婦関係が悪くなってしまうこともあります。
今回は、夫婦の関係にひびを入れる可能性のあるルールをご紹介します。ルールの見直しや、ルール作りをするときの注意ポイントとして把握しておきましょう。
夫婦の関係性が崩壊してしまう『NGルール』6選
いつまでの良好な夫婦関係を築いていく上では、作らない方がいいルールもあります。夫婦の間に深い溝を作らないためにも、注意したいルールは知っておくことは重要です。
1.休日は絶対に一緒に行動する
人間は、個人差はあれど一人に慣れる時間が必要です。休みの日は夫婦二人で絶対に一緒にいなければならないとなると、だんだんとルールが負担となってきます。一緒にいることが楽しくなくなり、気が付いたときには息が詰まるような思いをしているというケースもあります。
夫婦がいつまでも仲良くいるためにも、お互いに一人になれる空間を確保できるように工夫しましょう。
2.細かすぎるルールを作る
家事や育児など、ある程度のルールを作ることは、決して悪いことではありません。しかし、ルールの内容を細かくしすぎると、生活しにくく息苦しさを感じやすくなるものです。ルールを決める場合は、それぞれにゆとりある解釈ができる遊びの部分を持たせておきましょう。
3.毎日一緒に入浴する
仲良し夫婦であれば、お風呂も毎日一緒に入りたいと思うものです。しかし、毎日一緒に入浴していると、以下のようなことが起こる可能性があります。
- お互いの裸を見慣れて、魅力を感じにくくなる
- セックスレスになる
- 家族という意識が強くなり、異性として見られなくなる
このような事態を避けるためにも、お風呂は夫婦別に入ることをおすすめします。
4.「パパ」「ママ」と呼び合う
子どもが生まれると、どうしても名前では呼び合いにくくなります。悪いことではありませんが、夫婦としての刺激が減ってしまうので要注意。
- 幸せホルモンが分泌されにくくなる
- 刺激を感じにくくなる
家族としての在り方にこだわることは大切ですが、二人きりになったら恥ずかしがらず名前で相手を呼ぶようにしましょう。
5.すべて子ども優先
子どもが生まれると、子ども中心の生活になりがちです。しかし、自分のしたいことが一切できないとなると、親になったとしても不満は感じやすくなります。
特に男性は、自分のしたいことが全くできない家庭を居心地がよい場所とは思えなくなりやすく、子どもが誕生して次第に家から遠ざかってしまう人も少なくありません。子どもの教育だけを優先するのではなく、大人のやりたいことも家族で楽しめるようにしましょう。
6.家事の役割分担を押し付ける
子どもが生まれたり夫婦共働きの家庭であっても、男性は家事を自分でやらなければならないことと思いにくい人が多い傾向です。
女性は困りますが、無理に旦那さんに家事を分担して押し付けると、家事そのものを放棄してしまい、家庭内の雰囲気が一気に険悪になってしまう可能性があるので注意しましょう。
夫婦の関係を改善するためにおすすめのルール
夫婦の関係が少しギクシャクすることは、どんな夫婦でも起こる可能性があります。ギクシャクしているからこそ、今までの関係を客観的に見直して、小さなルールを設けてみましょう。あくまでも束縛しすぎず、相手を思いやる気持ちを持つことが関係修復のカギです。
1.早め早めの連絡で行き違いをなくす
夫婦の関係がよくなくい方向に進むきっかけは、意見の行き違いであるケースはたくさんあります。仕事で家やパートナーに連絡するのが遅れがちなのはわかりますが、夕食の支度など準備して帰宅を待つ側の相手の気持ちを考慮して、できるだけ早く連絡をしましょう。
2.感謝の気持ちを伝えあう
夫婦として長い時間一緒にいると、つい「相手がやって当たり前」という認識が生じやすくなります。
- 本来自分でやらなければならない身の回りの雑用
- 家事
- 子どもの世話
これらのことは、相手にやってもらって当然と勘違いしがちです。やってもらった些細な事にも、感謝の気持ちを伝えあうようにしましょう。自分の行いを相手が把握している、感謝してくれているということを知るだけでも関係が改善しやすくなりますよ。
3.相手の顔や目を見てしっかりと話を聞く
夫婦関係がある程度長くなるにつれて、できなくなっていくことの一つに、相手と向き合うということが挙げられます。大切な話であっても、日ごろの疲れを理由にしっかりと聞かずに聞き流してしまいうと、大切なことを聞き逃してしまって相手を深く傷つけてしまうかもしれません。
相手が話しているときは、できるだけ目や顔を見て、しっかりと話を聞きましょう。耳の痛い内容だったとしても、真摯に向き合うことが大切です。
まとめ
夫婦のルールは、夫婦どちらかに負担がかかってしまうと苦痛なものになってしまいます。苦痛なルールを守り続けることは難しく、ルールが原因で二人の仲が険悪になってしまうこともあるので注意しましょう。