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『お正月』は一般的に三ヶ日を指すことが多い
年が明けた時からお正月が始まりますが、現在、お正月といえば三ヶ日を指していることが多いです。しかし、元々は1月を指す言葉であったとご存知でしょうか。
正月には、年が改まった最初の月という意味があるため、新年最初の月である1月を指していたのです。
しかし現在は、お正月と言われれば三ヶ日、あるいは正月休みまでを指すことが多く、こちらが広く使われています。したがって、今回はお正月を三ヶ日と定義した上で、話を進めていきます。
お正月に絶対してはいけないNGマナー5選
多くの親戚や家族が集うお正月は、日本においても伝統的な風習が多く受け継がれています。その中には、お正月にしてはいけないと言われているNGマナーもあります。ここでは、お正月に絶対してはいけないNGマナーを解説します。
1.新年の挨拶に突然訪問する
年が明けたら、新年の挨拶にとご近所や仲の良い知人、親戚のお宅に伺うという人も多いですよね。しかし、忘れてはいけないのが、挨拶に訪問する前に、「これから挨拶に行って良いですか」と一言連絡しておくということです。
ご家庭によっては、正月だからと帰省していたり、親戚を招くために忙しく準備をしていたりすることもあります。正月休みだからと遅くまで休んでいる人もいるでしょう。
そこに連絡もなしに突然挨拶に来られると「迷惑だ」「マナー違反では」と思う人は多いです。できるだけ、正月前、年内に「この日のこの時間帯に伺ってよろしいですか」と約束を取り付けておくと、相手も予定が立てやすいですよ。
2.お酒で悪酔いする
お正月に親戚一同集まると、お酒を振る舞われることも少なくありません。しかし、お酒を振る舞われたからといって、新年早々からお酒に酔い、吐いたり暴れたり、悪がらみをしたりするのはマナー違反です。
新しい年を迎えたばかりの三ヶ日は、できるだけ穏やかに過ごしたいと思っている人が大半です。それにもかかわらず、お酒をたらふく飲み、悪酔いしている人は、「大人として情けない」「マナーがなっていない」と思われてしまいます。
特に、自分の家ではなく、他人のご自宅まで上がって悪酔いしてしまうと、その家の人も後片付けが大変になり、正月早々迷惑を被ることになります。大人としては、招かれた側ならではの配慮を心得ておきたいですね。
3.新年早々喧嘩をする
あまり見かけませんが、新年早々から大人同士が喧嘩をしている光景は、縁起が悪過ぎます。普段は温厚な人でも、めでたい雰囲気に呑まれ、お酒をたくさん飲んでしまった結果、喧嘩を起こしてしまった…というトラブルは珍しくありません。
いくら仲の良い家族や親戚、知人であっても、お正月から喧嘩をしたい、喧嘩を見たいという人はいないでしょう。
先にもお話しした通り、お正月は穏やかに過ごしたいと思っている人が多い中、喧嘩をする行為は、周りの人に気を遣わせたり、嫌な気持ちにさせてしまいます。これは立派なマナー違反に含まれるので、喧嘩は起こさないように気をつけましょう。
4.喪中の人に「あけましておめでとう」
意外とやりがちなマナー違反です。過去に「喪中の人に間違えて新年の挨拶をしてしまった…」という人は少なくないでしょう。
前年、身内に不幸があった方は、今も悲しみに暮れていることや個人に対する敬意を考え、「あけましておめでとう」という言葉は相応しくないとされています。そのため、年賀状も控えるべきです。
もしも新年の挨拶をした際に喪中であることを知った場合は、「お悔やみ申し上げます」「心よりお祈り申し上げます」という言葉を伝えましょう。
5.食べるだけ食べて手伝わない
親族間で「マナー違反だ」と問題視されてしまう代表的な例に、家にやってきて、出された料理を食べるだけ食べて、手伝ったり片付けたりしないという行為が挙げられます。
最近では、男性も家事をするという文化が根付いてきているため、男性だけ座ったまま…という状況も白い目で見られることがあります。
また、どこかのご自宅に集まって会食する場合、そのご自宅を使わせていただくという感謝の気持ちを込めて、なんらかの手土産を持っていくことも一般的なマナーです。
もしも手土産はいらないと事前に言われている場合は、その日の準備や片付けを率先して行いましょう。
お正月はみんなが穏やかな気持ちで過ごせるよう配慮を
いかがでしたでしょうか。お正月は新しい新年を祝う大事な期間です。その場に集うみんなが穏やかな気持ちでお祝いできるよう、お互いが気配りを忘れず気持ちよく信念を過ごせるよう配慮しましょう。